博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1,470件 1,201〜1,220 61/74ページ
No.270
(5pt)

「実生活の役に立たないからこそ、数学の秩序は美しいのだ」

自分は小説は全くといって読まない方ではある、がこの本のタイトルに妙に惹かれてしまった、これが博士の愛した「数学」だったら購入していなかっただろう、人に愛されるような数式があるとするのであれば、見てみたいというのが動機である。内容は期待を裏切らないすばらしいものであった、博士が本の中で口にする「数式」には意味があり、美意識の塊でもありまた聞くものに対して圧倒的な説得力を持っていた。「0(ゼロ)」に対して、博士がいかにすばらしいものかを説いたときは、自分が普段何気に気にもとめていなかった「存在しないものを「0」として存在させた」ことの意義に感動すらさせた。最後に博士の発した言葉の中で一番好きな言葉をレビュータイトルに載せておきます。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.269
(5pt)

「実生活の役に立たないからこそ、数学の秩序は美しいのだ」

自分は小説は全くといって読まない方ではある、がこの本のタイトルに妙に惹かれてしまった、これが博士の愛した「数学」だったら購入していなかっただろう、人に愛されるような数式があるとするのであれば、見てみたいというのが動機である。内容は期待を裏切らないすばらしいものであった、博士が本の中で口にする「数式」には意味があり、美意識の塊でもありまた聞くものに対して圧倒的な説得力を持っていた。「0(ゼロ)」に対して、博士がいかにすばらしいものかを説いたときは、自分が普段何気に気にもとめていなかった「存在しないものを「0」として存在させた」ことの意義に感動すらさせた。最後に博士の発した言葉の中で一番好きな言葉をレビュータイトルに載せておきます。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.268
(5pt)

静かで暖かい小説

とても静かで、哀しくて、暖かい本でした。80分しか記憶の持たない「博士」と、そこに家政婦として通うことになった私、ルートと呼ばれる阪神ファンの私の息子の三人の日々が描かれています。小説内にいくつもの数式や、証明といったものがでてきますが、数学のことをほとんど覚えていない私でもそれが全く邪魔にならず、むしろ美しいものとして感じられました。読みすすめていくうちに、どんどんと、どこかとても居心地のいい場所に閉じ込められていくような、澄んだ水を覗き込むような気持ちにさせられていきました。それは、文体や、描写からにじみでるこの小説の雰囲気といったもので、そしてそれを何よりも表しているのが、80分しか記憶の持たない、ひどく優しい博士の存在でした。子供をとても大切にしている、素晴らしい質問をしたと思わせる才能を持った博士。読み終えた時に、ゆっくりと暖かい気持ちになれる、少し前向きな気持ちで明日からやっていこうと思う、それが小説のもつ絶対の力であると私は思っていますが、この本にはそれがあふれていました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.267
(5pt)

静かで暖かい小説

とても静かで、哀しくて、暖かい本でした。80分しか記憶の持たない「博士」と、そこに家政婦として通うことになった私、ルートと呼ばれる阪神ファンの私の息子の三人の日々が描かれています。小説内にいくつもの数式や、証明といったものがでてきますが、数学のことをほとんど覚えていない私でもそれが全く邪魔にならず、むしろ美しいものとして感じられました。読みすすめていくうちに、どんどんと、どこかとても居心地のいい場所に閉じ込められていくような、澄んだ水を覗き込むような気持ちにさせられていきました。それは、文体や、描写からにじみでるこの小説の雰囲気といったもので、そしてそれを何よりも表しているのが、80分しか記憶の持たない、ひどく優しい博士の存在でした。子供をとても大切にしている、素晴らしい質問をしたと思わせる才能を持った博士。読み終えた時に、ゆっくりと暖かい気持ちになれる、少し前向きな気持ちで明日からやっていこうと思う、それが小説のもつ絶対の力であると私は思っていますが、この本にはそれがあふれていました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.266
(5pt)

美しい数式と美しい心

数式を美しいなどと思ったことはなかったが、博士から語られる数式はとても美しく、数に関する様々なレクチャーは実に面白い。一日中考えていた難題が解けたときの爽快感は経験があるが、それを「今自分は、閃きという名の祝福を受けているのだ」、「神の編んだレース編みの切れ端を手に取る」などという表現力には舌を巻く。80分しか記憶の保持ができない博士の記憶をつなぎとめるため、背広のあちこちにクリップでとめられたメモ。そんな博士の姿を想像すると、とても切ない。未婚の母である家政婦と、その10歳の息子ルート、博士、3人の暖かい心の交流を描いている。人間のどろどろした部分は意図的に省略してあるように思うが、それゆえに高校生の課題図書になりえたのだろうし、それはそれでよい。自分の息子が成長したら読ませたい本の1冊に加わった。数学の好き嫌いに関わらず、人間として普通の感覚を持った人が読めば、必ず感動が得られるはず。一生心に残るすばらしい小説だ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.265
(5pt)

美しい数式と美しい心

数式を美しいなどと思ったことはなかったが、博士から語られる数式はとても美しく、数に関する様々なレクチャーは実に面白い。一日中考えていた難題が解けたときの爽快感は経験があるが、それを「今自分は、閃きという名の祝福を受けているのだ」、「神の編んだレース編みの切れ端を手に取る」などという表現力には舌を巻く。80分しか記憶の保持ができない博士の記憶をつなぎとめるため、背広のあちこちにクリップでとめられたメモ。そんな博士の姿を想像すると、とても切ない。未婚の母である家政婦と、その10歳の息子ルート、博士、3人の暖かい心の交流を描いている。人間のどろどろした部分は意図的に省略してあるように思うが、それゆえに高校生の課題図書になりえたのだろうし、それはそれでよい。自分の息子が成長したら読ませたい本の1冊に加わった。数学の好き嫌いに関わらず、人間として普通の感覚を持った人が読めば、必ず感動が得られるはず。一生心に残るすばらしい小説だ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.264
(4pt)

博士も愛した神

■記憶と価値博士の記憶が損なわれている事が彼の性格を形成するのでなく、数学の証明に淡白であり、その見返りも求めない性質が記憶力の不足を補う。価値観は経験によって培われるものと考えられますが、子煩悩といえる博士の価値は記憶容量最大80分を輝かせる絶対的な地位を占めている様です。■ふれあい決して幸福でない家族構成や生活環境を跳ね返す数式、そこに人と人とのふれあいが繰り返し芽生える。パートナ不在の老婦人も、母も、その子も、数式を愛するだけの博士の内に秘める慈愛に惹かれ、飾ることのない実直な人間関係に恵まれます。■思い出博士にとって忘れ去られる記憶/ 経験でも、博士を愛する人々は大切に記憶を育みます。忘れ去られると分かっている博士の思い出を大切に思う内面描写がとても素敵で、それは逆境といえる環境を跳ね返している様を綴っているかの様です。■数「神は存在する。なぜなら数学が無矛盾だから…」という説に登場する神は、無矛盾で飾られていますが、哲学者デカルト (Descartes) も人々の共通する思いに神が存在すると申しておりました。博士の愛した神が、この家族を引き合わせたと私は思いたい。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.263
(4pt)

博士も愛した神

■記憶と価値博士の記憶が損なわれている事が彼の性格を形成するのでなく、数学の証明に淡白であり、その見返りも求めない性質が記憶力の不足を補う。価値観は経験によって培われるものと考えられますが、子煩悩といえる博士の価値は記憶容量最大80分を輝かせる絶対的な地位を占めている様です。■ふれあい決して幸福でない家族構成や生活環境を跳ね返す数式、そこに人と人とのふれあいが繰り返し芽生える。パートナ不在の老婦人も、母も、その子も、数式を愛するだけの博士の内に秘める慈愛に惹かれ、飾ることのない実直な人間関係に恵まれます。■思い出博士にとって忘れ去られる記憶/ 経験でも、博士を愛する人々は大切に記憶を育みます。忘れ去られると分かっている博士の思い出を大切に思う内面描写がとても素敵で、それは逆境といえる環境を跳ね返している様を綴っているかの様です。■数「神は存在する。なぜなら数学が無矛盾だから…」という説に登場する神は、無矛盾で飾られていますが、哲学者デカルト (Descartes) も人々の共通する思いに神が存在すると申しておりました。博士の愛した神が、この家族を引き合わせたと私は思いたい。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.262
(5pt)

久しぶりにあたたかい風を感じた。

読んで良かったと思える本である。びっくりするような展開もなければ、どんでん返しもない。しかし、80分しか記憶することのできない博士のなんと愛しく、哀しいことか。博士の世話をする私とその子供ルートは、博士に関わったことで、幸せとは何かを知っただろう。詳しく解説するつもりはない。数式の美しさが人生の美しさに比例するとは。多くの方にお勧めしたい一冊だ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.261
(5pt)

久しぶりにあたたかい風を感じた。

読んで良かったと思える本である。びっくりするような展開もなければ、どんでん返しもない。しかし、80分しか記憶することのできない博士のなんと愛しく、哀しいことか。博士の世話をする私とその子供ルートは、博士に関わったことで、幸せとは何かを知っただろう。詳しく解説するつもりはない。数式の美しさが人生の美しさに比例するとは。多くの方にお勧めしたい一冊だ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.260
(5pt)

80分って・・・

80分しか記憶がもたないって・・・どんな感じなんだろう?教授の気持ちで読んでいたら、せつなくてせつなくて・・・3人の、微妙な関係がなんともせつなく、ぐいぐいひきこまれていきました。数学嫌いだけど、ちょっぴり勉強してみようか?と思ってしまいました。(笑)
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.259
(5pt)

80分って・・・

80分しか記憶がもたないって・・・どんな感じなんだろう?教授の気持ちで読んでいたら、せつなくてせつなくて・・・3人の、微妙な関係がなんともせつなく、ぐいぐいひきこまれていきました。数学嫌いだけど、ちょっぴり勉強してみようか?と思ってしまいました。(笑)
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.258
(5pt)

クッキー缶の中に潜んでいたN

~わずか8時間しか、記憶をとどめて置くことが出来ない数学博士とその彼をサポートする家政婦、そして彼女の10歳の息子。物語はこの3人による慎ましくも心温まるホームドラマ。重要なのはもう一つの主役。それは博士の愛する様々な数式。オイラーの公式やフェルマーの最終定理とは全く無関係なボクにとっても、友愛数や双子素数はこよなくいとおしい。そし~~て大学ノートに記され、クッキー缶の中に潜んでいたN。物語は美しい数式で満たされた博士の世界を永遠に生きる愛のドラマでもあるのです。~
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.257
(5pt)

クッキー缶の中に潜んでいたN

~わずか8時間しか、記憶をとどめて置くことが出来ない数学博士とその彼をサポートする家政婦、そして彼女の10歳の息子。物語はこの3人による慎ましくも心温まるホームドラマ。重要なのはもう一つの主役。それは博士の愛する様々な数式。オイラーの公式やフェルマーの最終定理とは全く無関係なボクにとっても、友愛数や双子素数はこよなくいとおしい。そし~~て大学ノートに記され、クッキー缶の中に潜んでいたN。物語は美しい数式で満たされた博士の世界を永遠に生きる愛のドラマでもあるのです。~
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.256
(5pt)

ヒューマニズム

最終章を読みながら、溢れる涙をとめる事が出来ませんでした。それは、とても心地よい涙でした。幼い者は、守られ、愛され、抱きしめられなければならない。そして幼い者を守る事により、人は人となるのだと。オイラーの公式にe=mc2乗を発見した科学者の言葉「ヒューマニズム以外は全て忘れろ」を思い出しました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.255
(5pt)

ヒューマニズム

最終章を読みながら、溢れる涙をとめる事が出来ませんでした。それは、とても心地よい涙でした。幼い者は、守られ、愛され、抱きしめられなければならない。そして幼い者を守る事により、人は人となるのだと。オイラーの公式にe=mc2乗を発見した科学者の言葉「ヒューマニズム以外は全て忘れろ」を思い出しました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.254
(5pt)

たまにこんな本を読んでみても・・・

この本のテーマは何なのか?それは一昔前にはやった言葉「癒し」ではないだろうか。この物語は美しさ、切なさ、そして優しさが女性的な文章で綴られている。同じ「癒し」という意味では、男性作家である浅倉卓也の著作「四日間の奇蹟」が私は好きだ。男性の描く「癒し」と女性の描く「癒し」。読み比べてみても面白いかもしれない。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.253
(5pt)

たまにこんな本を読んでみても・・・

この本のテーマは何なのか?それは一昔前にはやった言葉「癒し」ではないだろうか。この物語は美しさ、切なさ、そして優しさが女性的な文章で綴られている。同じ「癒し」という意味では、男性作家である浅倉卓也の著作「四日間の奇蹟」が私は好きだ。男性の描く「癒し」と女性の描く「癒し」。読み比べてみても面白いかもしれない。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.252
(5pt)

近年まれに見るすばらしい本です

本屋さんが選んだ「ぜひ読んで欲しい本」という帯広告に引かれて読んでみました。80分間しか記憶がもたない博士と家政婦の「私」、そして息子のルートとの交流がとてもほんわかと描かれていました。大きな出来事もなく、日々の生活の中で数式を用いているだけなのに、なぜか心にずっしりと響くものがありました。また、近年読んだ本の中で、ダントツに美しい日本語で書かれています。小川さんは、物事の描写の仕方がとても巧みな方だなと思いました。今後も彼女の作品を読んでいこうと思います。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.251
(4pt)

美しい数式とは?

障害を持つ数学者「博士」、家政婦とその息子「ルート」をめぐる物語。内容は「私」である家政婦の視点から描かれている。高校数学が嫌いな人にはちょっとしんどいかもしれない。      自然数、素数、約数、完全数などおそらく数学Iの範囲に含まれる物が続々登場。数学はあんまり好きではないので何とかの定理とか出てくるとチトうんざりした。記憶が80分しかもたないと言うのはとても悲しく、寂しいことだと思う。人間皆思い出と言うものを所有している。時間の流れの中で、良い事もつらい事も思い出という産物と化していく。それらの多くは美化され、人生に意味をもたらし、付加価値を与えるのだと思う。事故によって記憶が止まり、80分のテープになってしまった「博士」のことを考えるととてもつらい。「博士」の子供に対する愛情や家政婦の息子に対する母親らしい態度や言葉づかいを見ていると、改めて女性らしい本だなーと感じてしまう。その一方で何だか安心感を受ける。美しい数式というような「美しい」「きれい」と言う表現が多く出てくるのだが、何だかピンとこない・・・友愛数とか球場の座席番号で運命的、絆みたいなものを設定しているのはよく考えられているなぁーと感心してしまったが、数学と言う道具をうまく使いこなせていないような気もした。もう少し物語りに深みが欲しかった。読み終えてから多くの謎が浮かんで来た。博士がメモに記した数式は何を意味していたのか、母屋の未亡人と「博士」の関係はどうなっていたのか。そこら辺は、行間を読めと言うことだろう。「博士」のように1日中考えていてはノイローゼになってしまいそうだが、その辺を想像させ、考えさせてくれたということがこの本の大きな付加価値だと思う。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235