博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1,470件 1,181〜1,200 60/74ページ
No.290
(5pt)

映画も観てみようかな?

~この作品を読んで『数学を愛する』という感覚が少しわかった気がする。博士も、私も、ルートも、「義妹」も世間一般では「不幸」といわれる境遇におかれていながらも、懸命に生きている。いたわり合い、慈しみながら。それでいて、べたっとした感じが全くない不思議な関係。そこに登場する「数学」は決して無機質なものではなく生きた言葉のようなもの。~~~~幸せな読後感を残してくれる傑作だ。映画ではどう描かれるのか?~~
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.289
(5pt)

映画も観てみようかな?

~この作品を読んで『数学を愛する』という感覚が少しわかった気がする。博士も、私も、ルートも、「義妹」も世間一般では「不幸」といわれる境遇におかれていながらも、懸命に生きている。いたわり合い、慈しみながら。それでいて、べたっとした感じが全くない不思議な関係。そこに登場する「数学」は決して無機質なものではなく生きた言葉のようなもの。~~~~幸せな読後感を残してくれる傑作だ。映画ではどう描かれるのか?~~
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.288
(5pt)

究極の一期一会の心温まる物語

僕は理科系ですから、整数論へのあこがれは親しみのあるもので、そこにある種の質素かつ清潔な光が満ちているとは思っていました。でも数式や素数なんてものを媒介にして、こんなに暖かい物語が綴れることに驚きました。しかも、主人公の記憶は80分のエンドレステープのようなものという特異な設定があります。通常の概念では人と人との「愛」、いや、単なる人間関係がなりたつことも困難と思えるのに、究極の一期一会の繰り返しが見事に物語となっているのです。このユニークな設定のなかで紡ぎだされる微笑ましい童話の結末は、決してハッピーエンドというわけでもありませんが、終盤近くに明かされる「もう一つの愛」とも相まって、深く納得させられる読後感があります。主人公が示す「数」へのこだわりをここまで描けるのは、この作者も相当の数学通に違いないと感じましたが、著者の経歴は純然たる文科系で、この点も驚きです。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.287
(5pt)

究極の一期一会の心温まる物語

僕は理科系ですから、整数論へのあこがれは親しみのあるもので、そこにある種の質素かつ清潔な光が満ちているとは思っていました。でも数式や素数なんてものを媒介にして、こんなに暖かい物語が綴れることに驚きました。しかも、主人公の記憶は80分のエンドレステープのようなものという特異な設定があります。通常の概念では人と人との「愛」、いや、単なる人間関係がなりたつことも困難と思えるのに、究極の一期一会の繰り返しが見事に物語となっているのです。このユニークな設定のなかで紡ぎだされる微笑ましい童話の結末は、決してハッピーエンドというわけでもありませんが、終盤近くに明かされる「もう一つの愛」とも相まって、深く納得させられる読後感があります。主人公が示す「数」へのこだわりをここまで描けるのは、この作者も相当の数学通に違いないと感じましたが、著者の経歴は純然たる文科系で、この点も驚きです。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.286
(5pt)

さわやかな風が吹く感じ

私は超文型。だからこの作品が数学者の博士の話だ、と聞いて、ずっと読む気が起こらなかった。でも、これだけ話題だし、やっぱり仕事柄読んでおこうか・・・と一大奮起。結果は・・・よかった。とにかく読んでよかった。数学が私のように嫌いでも、数学者の博士とお手伝い?の私、そして息子のルート(頭の形がルート記号のようだから、と博士がつけたあだ名)の3人の関係がほほえましいのだ。息子はまだ小学生なのに、独特な個性を持つ博士との関係を上手にできるようになるし、気遣いだってできるのだ。こんなに賢い頭をもつルートは感動ものだ。そしてもうひとつ、ストーリーとは直接関係ないかもしれないのだが、私の作る料理のおいしそうなこと。やっぱり人間、食べるものって大事よね。と思う。読みながら「おいしそうだなぁ~」と思い、ダンナにもこれくらいのものが作ってあげられたら、私達は末永くうまくいくだろう、と勝手に思ったりして。また素敵な作品を作り上げる作家に出会えた。ところで作者の小川さん、あなたは数学が好きなんですか?
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.285
(5pt)

さわやかな風が吹く感じ

私は超文型。だからこの作品が数学者の博士の話だ、と聞いて、ずっと読む気が起こらなかった。でも、これだけ話題だし、やっぱり仕事柄読んでおこうか・・・と一大奮起。結果は・・・よかった。とにかく読んでよかった。数学が私のように嫌いでも、数学者の博士とお手伝い?の私、そして息子のルート(頭の形がルート記号のようだから、と博士がつけたあだ名)の3人の関係がほほえましいのだ。息子はまだ小学生なのに、独特な個性を持つ博士との関係を上手にできるようになるし、気遣いだってできるのだ。こんなに賢い頭をもつルートは感動ものだ。そしてもうひとつ、ストーリーとは直接関係ないかもしれないのだが、私の作る料理のおいしそうなこと。やっぱり人間、食べるものって大事よね。と思う。読みながら「おいしそうだなぁ~」と思い、ダンナにもこれくらいのものが作ってあげられたら、私達は末永くうまくいくだろう、と勝手に思ったりして。また素敵な作品を作り上げる作家に出会えた。ところで作者の小川さん、あなたは数学が好きなんですか?
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.284
(5pt)

木漏れ日のような作品

「数字」によって結ばれていく絆が暖かく、でもベトベトしたものじゃない、穏やかな春風のようでした。元々数字は堅苦しい、難しいという人間の心理を上手く利用した表現だったのではないでしょうか。博士の記憶のリミットだって悲しいものには変わりないんだけど、それを柔らかい光で包むことによって、今までとは違う愛しさがありました。ラストもシンプルで好きです。何かを伝えるための本ではないと思う。でも一度は読んで欲しい本です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.283
(5pt)

木漏れ日のような作品

「数字」によって結ばれていく絆が暖かく、でもベトベトしたものじゃない、穏やかな春風のようでした。元々数字は堅苦しい、難しいという人間の心理を上手く利用した表現だったのではないでしょうか。博士の記憶のリミットだって悲しいものには変わりないんだけど、それを柔らかい光で包むことによって、今までとは違う愛しさがありました。ラストもシンプルで好きです。何かを伝えるための本ではないと思う。でも一度は読んで欲しい本です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.282
(5pt)

神は細部に宿りたもう

”神は細部に宿りたもう”これってどういう意味?と聞かれて心の中や頭の中では漠然とだがはっきりと思い描くことが出来る、でも言葉に出して説明するとなるととたんに難しくなったり、陳腐になってしまったりしてしまう。目には見えない、言葉でも表現するのが難しいという”部分”を分かりやすく具現化したものがこの小説だと思う。なんて美しい文章なんだろうと読み始め、純粋無垢な登場人物たちに、(特に”博士”)涙があふれて止まりませんでした。自然対数の底、あるいはΠのように永遠に割り切れない数、そうした数学の世界に生きてきた博士にとっての”永遠”は私たちの永遠とは意味も深さもまるで違う。博士にとっての永遠は真の永遠だというフレーズに出会えてよかったと思いました。また、80分しか記憶を留めておくことの出来ない博士に、ルートとその母であり博士の家政婦は、博士にうそをついていることを後ろめたく思う。そしてうそをつくか否か迷う。博士にうそだと分かってしまうことなど絶対に分からないのに。物語のそこかしこにこうした深い愛情や本当の思いやりがふつふつと感じられる傑作と思いました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.281
(5pt)

神は細部に宿りたもう

”神は細部に宿りたもう”これってどういう意味?と聞かれて心の中や頭の中では漠然とだがはっきりと思い描くことが出来る、でも言葉に出して説明するとなるととたんに難しくなったり、陳腐になってしまったりしてしまう。目には見えない、言葉でも表現するのが難しいという”部分”を分かりやすく具現化したものがこの小説だと思う。なんて美しい文章なんだろうと読み始め、純粋無垢な登場人物たちに、(特に”博士”)涙があふれて止まりませんでした。自然対数の底、あるいはΠのように永遠に割り切れない数、そうした数学の世界に生きてきた博士にとっての”永遠”は私たちの永遠とは意味も深さもまるで違う。博士にとっての永遠は真の永遠だというフレーズに出会えてよかったと思いました。また、80分しか記憶を留めておくことの出来ない博士に、ルートとその母であり博士の家政婦は、博士にうそをついていることを後ろめたく思う。そしてうそをつくか否か迷う。博士にうそだと分かってしまうことなど絶対に分からないのに。物語のそこかしこにこうした深い愛情や本当の思いやりがふつふつと感じられる傑作と思いました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.280
(5pt)

絶賛です

最初、「もしかしたらつまらないのでは??」と危惧したのが正直なところでしたが、いや全然!!!!80分しか記憶維持できないのに高度な数学を操るという設定がまた非日常的で、その中で子供との対話が生まれるという実に日常的な設定。数学が面白いものであって、またまったく無機質でない事が本書で証明されたといえます。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.279
(5pt)

絶賛です

最初、「もしかしたらつまらないのでは??」と危惧したのが正直なところでしたが、いや全然!!!!80分しか記憶維持できないのに高度な数学を操るという設定がまた非日常的で、その中で子供との対話が生まれるという実に日常的な設定。数学が面白いものであって、またまったく無機質でない事が本書で証明されたといえます。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.278
(4pt)

飾り気の少ない、読みやすい本。

本を「読みやすい」か「読みにくい」かで分けるとするとこれは自分にとっては「とても読みやすい」本だった。文体が受け入れやすく言葉の響きが心地好い。この時点ですでに好印象。全体としては、描かれている老人(題名で言うところの”博士”)が、とても魅力的で、彼に虜になるあまり、大して”泣かせる細工”があったわけでもないのに終いには感動の涙を流してしまった(笑)28この数字を見て、「崇高だ」と感じる人はどれくらいいるだろうか?「数字」に美しさを見出せるようになっただけでもこの本を読んだ収穫は充分にあったと思う。美しいと思えるものは、多いほうがいいはずだ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.277
(5pt)

ほ~

小川さんの作品を初めて読みました。中間・期末テストの数学が毎回赤点の私にとって数式を愛するなんて・・という感じでしたが、いくつかの簡単な数式は理解できたし面白かったです。記憶が80分しか持たないというのはどんなもんなのか想像もつかないし、相当暗い設定だと思うのですが、全体を通して読んで得る感じが優しいので読みやすいのですが、優しい雰囲気と一緒にやるせなさを感じたりもしました。けれど、後味が悪いわけではないので、読んで損はないと思います
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.276
(4pt)

飾り気の少ない、読みやすい本。

本を「読みやすい」か「読みにくい」かで分けるとするとこれは自分にとっては「とても読みやすい」本だった。文体が受け入れやすく言葉の響きが心地好い。この時点ですでに好印象。全体としては、描かれている老人(題名で言うところの”博士”)が、とても魅力的で、彼に虜になるあまり、大して”泣かせる細工”があったわけでもないのに終いには感動の涙を流してしまった(笑)28この数字を見て、「崇高だ」と感じる人はどれくらいいるだろうか?「数字」に美しさを見出せるようになっただけでもこの本を読んだ収穫は充分にあったと思う。美しいと思えるものは、多いほうがいいはずだ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.275
(5pt)

ほ~

小川さんの作品を初めて読みました。中間・期末テストの数学が毎回赤点の私にとって数式を愛するなんて・・という感じでしたが、いくつかの簡単な数式は理解できたし面白かったです。記憶が80分しか持たないというのはどんなもんなのか想像もつかないし、相当暗い設定だと思うのですが、全体を通して読んで得る感じが優しいので読みやすいのですが、優しい雰囲気と一緒にやるせなさを感じたりもしました。けれど、後味が悪いわけではないので、読んで損はないと思います
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.274
(4pt)

小川洋子さんの異色作

個人的には小川洋子さんの作品の中では異色作だと思います。私は多くの彼女の作品を読ませてもらいましたが彼女が初めて実在の人名を用いて話を進め、また括弧()を用いて物を説明するのを見ました。ただその中でも小川さんの透明感は少しも損なわれる事は無く数式を用いる、記憶を用いる事においてその才能は発揮されています。彼女にかかれば学生の頃に頭を悩ませていた数式でさえ透明感を持って伝わってきます。自分個人としては普段の作品に見られる彼女の透明な残酷感がはっきり表れているものの方が好きなので星4つですが最近の小説のだらしなさにがっかりしている皆さんには絶対におすすめの一冊です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.273
(4pt)

小川洋子さんの異色作

個人的には小川洋子さんの作品の中では異色作だと思います。私は多くの彼女の作品を読ませてもらいましたが彼女が初めて実在の人名を用いて話を進め、また括弧()を用いて物を説明するのを見ました。ただその中でも小川さんの透明感は少しも損なわれる事は無く数式を用いる、記憶を用いる事においてその才能は発揮されています。彼女にかかれば学生の頃に頭を悩ませていた数式でさえ透明感を持って伝わってきます。自分個人としては普段の作品に見られる彼女の透明な残酷感がはっきり表れているものの方が好きなので星4つですが最近の小説のだらしなさにがっかりしている皆さんには絶対におすすめの一冊です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.272
(5pt)

記憶にまつわる物語

この小説は記憶にまつわる物語だ。記憶は執着することでうまれる。執着には、誰かや何かを大切に思ったりする良いものと、憎んだりうらんだりする悪いものとがある。そして良い執着からうまれる記憶をとくに、思い出と呼ぶのだと思う。心ゆたかな人ほどたくさんの思い出を持ち、博士はたくさんの思い出を持つべき人として描かれる。数学を愛し、子供を愛し、どんなささいな好意に対しても感謝と敬意を忘れない人。けれど、博士の記憶は80分しか持たない。博士と博士をとりまく人たちが、どんなに相手を大切に思いあっても、博士の記憶には残らない。物語全体に漂う、切なくて、どうすることもできない感じは、ここから生まれてくるのだとおもう。博士の記憶が失われるたび、大事なことに気づかされる。誰かの記憶に残ること、何かを記憶するほど想うこと。淡々とした日々の生活の中に見出せる大切なこと。いつか人と共に記憶も消え去る切なさと共に、絶対的なものの存在を感じて、心がほっと落ち着くような物語だ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.271
(5pt)

記憶にまつわる物語

この小説は記憶にまつわる物語だ。記憶は執着することでうまれる。執着には、誰かや何かを大切に思ったりする良いものと、憎んだりうらんだりする悪いものとがある。そして良い執着からうまれる記憶をとくに、思い出と呼ぶのだと思う。心ゆたかな人ほどたくさんの思い出を持ち、博士はたくさんの思い出を持つべき人として描かれる。数学を愛し、子供を愛し、どんなささいな好意に対しても感謝と敬意を忘れない人。けれど、博士の記憶は80分しか持たない。博士と博士をとりまく人たちが、どんなに相手を大切に思いあっても、博士の記憶には残らない。物語全体に漂う、切なくて、どうすることもできない感じは、ここから生まれてくるのだとおもう。博士の記憶が失われるたび、大事なことに気づかされる。誰かの記憶に残ること、何かを記憶するほど想うこと。淡々とした日々の生活の中に見出せる大切なこと。いつか人と共に記憶も消え去る切なさと共に、絶対的なものの存在を感じて、心がほっと落ち着くような物語だ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X