博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1,470件 881〜900 45/74ページ
No.590
(5pt)

木漏れ日のような優しさ

博士は数学の教授だった。事故に巻き込まれて脳に損傷を受け、博士の記憶は80分しか持たない・・・。出てくるのは「博士」、そこに通う家政婦の「私」と息子の「√(ルート)」、そして博士の「義姉」。最初は何のつながりも無かった「博士」と「私」。時間をかけ時間を重ねるうちに、何も無い空間に、幾重にも糸をかけていくように、少しずつ絆が生まれていく。そして、それぞれの深い愛が、いつしかレリーフのようにくっきりと浮き上がってくる。それぞれキャラクターの実名は出てこない。「博士」、「私」、「ルート」、「義姉」。あたかも、名前が雑音であるかのように。大正や昭和初期を思わせる博士の家の雰囲気さながら、ページをめくるたび、静かで緩やかな時間が流れていくのを感じます。映画化されたことがきっかけでこの本を読んだのですが、映画はきっと見ないと思います。ページをめくるたびに感じた心地良い静けさを、壊さずにずっと持っていたいから。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.589
(5pt)

木漏れ日のような優しさ

博士は数学の教授だった。事故に巻き込まれて脳に損傷を受け、博士の記憶は80分しか持たない・・・。出てくるのは「博士」、そこに通う家政婦の「私」と息子の「√(ルート)」、そして博士の「義姉」。最初は何のつながりも無かった「博士」と「私」。時間をかけ時間を重ねるうちに、何も無い空間に、幾重にも糸をかけていくように、少しずつ絆が生まれていく。そして、それぞれの深い愛が、いつしかレリーフのようにくっきりと浮き上がってくる。それぞれキャラクターの実名は出てこない。「博士」、「私」、「ルート」、「義姉」。あたかも、名前が雑音であるかのように。大正や昭和初期を思わせる博士の家の雰囲気さながら、ページをめくるたび、静かで緩やかな時間が流れていくのを感じます。映画化されたことがきっかけでこの本を読んだのですが、映画はきっと見ないと思います。ページをめくるたびに感じた心地良い静けさを、壊さずにずっと持っていたいから。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.588
(5pt)

人の品位を高めてくれる物語。

本書の舞台設定は、きわめてシンプルだ。「80分しか記憶を保持できない」老数学者と、彼の身の回りの世話をすることになったシングルマザーの家政婦とその息子の交流を描いている。無菌室にいるような静かな小説だ。殺人事件も起きなければ、運命的な恋の出会いもなく、ささやかな日常が進んでいく。その静けさは、私たちが見落としている暮らしの根本を思い出させてくれる。暮らしとは、ほんらい、つましく、奥ゆかしく、楽しいものなのだ。ぞうきんがけをして床が輝いたり、アイロンをかけてシャツがパリッとしたり、何の変哲もないハンバーグがごちそうだったりする喜びを、わたしたちは忘れてしまった。そして、人と向きあう楽しさも忘れてしまった。主人公の家政婦は、高齢化社会に生きる私たちに一つの道を提示する。80分しか記憶が保たない人、すなわち、「ちょっとちがった人」と、どう向きあえばいいのか。家政婦の解答は、シンプルで力強い。80分ごとの出会いを一つのルールとして引き受ける。80分しか記憶が保たないのは、その人の人格に関わることではなく、その人の生きている世界が、そのような「仕組み」になっていることを想像し、理解し、引き受けることなのだ。この小説は、人を敬うことの作法、ささやかな暮らしのなかに潜む楽しみをきちんと実感することを無菌室のなかで培養し、私たちに気づかせてくれる。そう、人の品位を高めてくれる物語だ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.587
(5pt)

人の品位を高めてくれる物語。

本書の舞台設定は、きわめてシンプルだ。「80分しか記憶を保持できない」老数学者と、彼の身の回りの世話をすることになったシングルマザーの家政婦とその息子の交流を描いている。無菌室にいるような静かな小説だ。殺人事件も起きなければ、運命的な恋の出会いもなく、ささやかな日常が進んでいく。その静けさは、私たちが見落としている暮らしの根本を思い出させてくれる。暮らしとは、ほんらい、つましく、奥ゆかしく、楽しいものなのだ。ぞうきんがけをして床が輝いたり、アイロンをかけてシャツがパリッとしたり、何の変哲もないハンバーグがごちそうだったりする喜びを、わたしたちは忘れてしまった。そして、人と向きあう楽しさも忘れてしまった。主人公の家政婦は、高齢化社会に生きる私たちに一つの道を提示する。80分しか記憶が保たない人、すなわち、「ちょっとちがった人」と、どう向きあえばいいのか。家政婦の解答は、シンプルで力強い。80分ごとの出会いを一つのルールとして引き受ける。80分しか記憶が保たないのは、その人の人格に関わることではなく、その人の生きている世界が、そのような「仕組み」になっていることを想像し、理解し、引き受けることなのだ。この小説は、人を敬うことの作法、ささやかな暮らしのなかに潜む楽しみをきちんと実感することを無菌室のなかで培養し、私たちに気づかせてくれる。そう、人の品位を高めてくれる物語だ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.586
(5pt)

あっという間に読めます。

読みやすく平易な文章でありながら、開いたページのあちこちで、キラキラと印象的な言葉が光っている。大人のためのファンタジーとも思えるストーリーの中に描かれる、美しいもの、本当のものに対して、やさしい気持ちになったり、どうしようもなく悲しくなったりする。読後感は「アルジャーノンに花束を」に近いものがあった。映画化されて話題だが、寺尾聡+深津絵里はうまいキャスティング。映画も見たいと思わせる。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.585
(5pt)

あっという間に読めます。

読みやすく平易な文章でありながら、開いたページのあちこちで、キラキラと印象的な言葉が光っている。大人のためのファンタジーとも思えるストーリーの中に描かれる、美しいもの、本当のものに対して、やさしい気持ちになったり、どうしようもなく悲しくなったりする。読後感は「アルジャーノンに花束を」に近いものがあった。映画化されて話題だが、寺尾聡+深津絵里はうまいキャスティング。映画も見たいと思わせる。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.584
(5pt)

美しい物語です

家政婦さんとその息子と博士の3人の温かく、美しい物語です。博士に対しての敬愛、母と子の愛情、数学や数の美しさが文章から満ち溢れています。80分間しか記憶がもたない博士が主人公となると、とかく話が暗くなりがちですが、これは読んだ後すがすがしい気持ちにさせられます。日常ありふれている数字にも物語があることを知って、少し楽しい気分になりますよ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.583
(5pt)

美しい物語です

家政婦さんとその息子と博士の3人の温かく、美しい物語です。博士に対しての敬愛、母と子の愛情、数学や数の美しさが文章から満ち溢れています。80分間しか記憶がもたない博士が主人公となると、とかく話が暗くなりがちですが、これは読んだ後すがすがしい気持ちにさせられます。日常ありふれている数字にも物語があることを知って、少し楽しい気分になりますよ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.582
(4pt)

たんたんと

話は、本当にたんたんとしていました。特に素数にまつわる話はとても興味深く、何気ない数字をすばらしい表現を用いて、なんともすばらしいものに仕立ててしまう作者の言葉のマジックに酔いしれました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.581
(4pt)

父という存在

一人の女性が父性を取り戻す瞬間をみているかのようだった。 家政婦はもともと父親のいない家庭で育ち、そしてまた自分も夫のいない環境で息子を育てた。父性の喪失である。 そこに博士が現れ、自分の息子を溺愛するというのは、出来過ぎている。なぜ博士が家政婦の息子を大切にするか疑問ではあったが、家政婦の父性を補完する存在が博士と考えると、自然である。 博士の無邪気さはもちろん、家政婦の冷静さの裏に見え隠れする感情を読み解くと、面白い作品である。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.580
(4pt)

たんたんと

話は、本当にたんたんとしていました。特に素数にまつわる話はとても興味深く、何気ない数字をすばらしい表現を用いて、なんともすばらしいものに仕立ててしまう作者の言葉のマジックに酔いしれました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.579
(4pt)

父という存在

一人の女性が父性を取り戻す瞬間をみているかのようだった。 家政婦はもともと父親のいない家庭で育ち、そしてまた自分も夫のいない環境で息子を育てた。父性の喪失である。 そこに博士が現れ、自分の息子を溺愛するというのは、出来過ぎている。なぜ博士が家政婦の息子を大切にするか疑問ではあったが、家政婦の父性を補完する存在が博士と考えると、自然である。 博士の無邪気さはもちろん、家政婦の冷静さの裏に見え隠れする感情を読み解くと、面白い作品である。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.578
(5pt)

ほんわか感動する

“何か特別”という訳ではないけれど、何となく温かくなれる作品だったと思います。見えないところから感動できて心にしみてきました。 人の1番悲しい部分や死についても書かれているはずなのに、こんなに優しい気持ちになれる本はないと思います。 数学が苦手とか本が嫌いとか、そういうことを抜きにして読んだもらいたい1冊。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.577
(5pt)

ほんわか感動する

“何か特別”という訳ではないけれど、何となく温かくなれる作品だったと思います。見えないところから感動できて心にしみてきました。 人の1番悲しい部分や死についても書かれているはずなのに、こんなに優しい気持ちになれる本はないと思います。 数学が苦手とか本が嫌いとか、そういうことを抜きにして読んだもらいたい1冊。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.576
(4pt)

感動の「絶対数」

「本屋大賞」、「映画化」、定価・・・。あまり本を読まない人にもハードルが低い文庫版である。学生時代、数学に拒否反応を起こしてきた人たちには話題作とはいえ単行本では手を出し難かったのではないだろうか?初めて読む作家の文体に不安を感じる人にも読み切れるページ数というのもありがたい。さて、この小説の素晴らしいところは「あとがき」にある。取材を受けた数学者の話が載っている。様々な参考文献と数学者への取材から主人公たちの人間性を表現し、このようなストーリーを組み立てたことに感動するだろう。「絶対数」「友愛数」のエピソードはため息が出るほど上手い!
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.575
(4pt)

感動の「絶対数」

「本屋大賞」、「映画化」、定価・・・。あまり本を読まない人にもハードルが低い文庫版である。学生時代、数学に拒否反応を起こしてきた人たちには話題作とはいえ単行本では手を出し難かったのではないだろうか?初めて読む作家の文体に不安を感じる人にも読み切れるページ数というのもありがたい。さて、この小説の素晴らしいところは「あとがき」にある。取材を受けた数学者の話が載っている。様々な参考文献と数学者への取材から主人公たちの人間性を表現し、このようなストーリーを組み立てたことに感動するだろう。「絶対数」「友愛数」のエピソードはため息が出るほど上手い!
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.574
(5pt)

柔らかな風が心の中の「愛」に触れる

数学者の「研究者」としての苦悩をせおったっまま事故により時間を止められてしまった博士。そして博士を優しくつつみこむ母と息子ルート。読みながらずっと優しい音楽が流れ続けているようでした。作品中に垣間見られた二つの過去の傷は、数式の中でまるで溶解するようにも感じられるものでした。無償の愛情を今或るものへ注ぐことがこれほどまでに美しく表現されているこの作品に心が洗われたような気持ちです。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.573
(5pt)

柔らかな風が心の中の「愛」に触れる

数学者の「研究者」としての苦悩をせおったっまま事故により時間を止められてしまった博士。そして博士を優しくつつみこむ母と息子ルート。読みながらずっと優しい音楽が流れ続けているようでした。作品中に垣間見られた二つの過去の傷は、数式の中でまるで溶解するようにも感じられるものでした。無償の愛情を今或るものへ注ぐことがこれほどまでに美しく表現されているこの作品に心が洗われたような気持ちです。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.572
(5pt)

あっという間に読めます。

読みやすく平易な文章でありながら、開いたページのあちこちで、キラキラと印象的な言葉が光っている。大人のためのファンタジーとも思えるようなストーリーの中に描かれた、美しいもの、本当のものに対して、やさしい気持ちになったり、どうしようもなく悲しくなったりする。読後感は「アルジャーノンに花束を」に近いものがあった。映画化されて話題だが、寺尾聡+深津絵里はうまいキャスティング。映画も見たいと思わせる。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.571
(5pt)

あっという間に読めます。

読みやすく平易な文章でありながら、開いたページのあちこちで、キラキラと印象的な言葉が光っている。大人のためのファンタジーとも思えるようなストーリーの中に描かれた、美しいもの、本当のものに対して、やさしい気持ちになったり、どうしようもなく悲しくなったりする。読後感は「アルジャーノンに花束を」に近いものがあった。映画化されて話題だが、寺尾聡+深津絵里はうまいキャスティング。映画も見たいと思わせる。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X