博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,470件 621〜640 32/74ページ
No.850
(5pt)

知的好奇心がくすぐられつつ、せつなさで胸がいっぱいになる佳作

数学にまつわるさまざまな逸話を、非常に魅力的に語ってくれています。最初はストーリー面よりもそういった「数学小話」的な面白さが魅力的で、読み進むにつれて物語にも引き込まれていき、一気に読破してしまいました。とても読後感がよく、万人におすすめしたい佳作だと思います。小川洋子の文章は実に美しい。華美でなく、安くなく、手本にしたい文章ではないでしょうか。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.849
(5pt)

知的好奇心がくすぐられつつ、せつなさで胸がいっぱいになる佳作

数学にまつわるさまざまな逸話を、非常に魅力的に語ってくれています。最初はストーリー面よりもそういった「数学小話」的な面白さが魅力的で、読み進むにつれて物語にも引き込まれていき、一気に読破してしまいました。とても読後感がよく、万人におすすめしたい佳作だと思います。小川洋子の文章は実に美しい。華美でなく、安くなく、手本にしたい文章ではないでしょうか。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.848
(5pt)

家政婦さんと博士の穏やかな時間。

80分しか記憶の持たない博士を、ひとりの人間として、すぐれた数学者としての尊厳は傷つけることなく接する家政婦さんは、仕事のプロフェッショナルだと思った。翌日には、こちらの存在をもう一度分かってもらうところから始めなくてはいけない。痴ほう症の老人介護に関心もあるので、こんな風に人間として付き合うことが理想なんだと思う。素敵な家政婦さんと、とても物わかりのいい家政婦さんの子ども、ルート。三人のほのぼのとした時間が、暗くなりがちな話題も、ときには笑えるエピソードになり、読み終えたあと、さわやかな気持ちになれました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.847
(5pt)

家政婦さんと博士の穏やかな時間。

80分しか記憶の持たない博士を、ひとりの人間として、すぐれた数学者としての尊厳は傷つけることなく接する家政婦さんは、仕事のプロフェッショナルだと思った。翌日には、こちらの存在をもう一度分かってもらうところから始めなくてはいけない。痴ほう症の老人介護に関心もあるので、こんな風に人間として付き合うことが理想なんだと思う。素敵な家政婦さんと、とても物わかりのいい家政婦さんの子ども、ルート。三人のほのぼのとした時間が、暗くなりがちな話題も、ときには笑えるエピソードになり、読み終えたあと、さわやかな気持ちになれました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.846
(5pt)

胸に静かに感動が降りてくる傑作

記憶が80分しかもたない「博士」とシングルマザー、そして鍵っ子の3人が数字/数式=論理/知性=父性を通して擬似家族としての時間を過ごす話。3人はそれぞれに欠落した何かを抱え、その欠落を埋め合うように惹かれしかし始めから一緒にいられる時間が有限であることを運命付けられている。だからこそ、その時間は暖かく尊く、緩やかに優しく、そして限りなく愛おしい。残りのページ数を左手で感じながら胸に静かに感動が降りてくる傑作。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.845
(5pt)

胸に静かに感動が降りてくる傑作

記憶が80分しかもたない「博士」とシングルマザー、そして鍵っ子の3人が数字/数式=論理/知性=父性を通して擬似家族としての時間を過ごす話。3人はそれぞれに欠落した何かを抱え、その欠落を埋め合うように惹かれしかし始めから一緒にいられる時間が有限であることを運命付けられている。だからこそ、その時間は暖かく尊く、緩やかに優しく、そして限りなく愛おしい。残りのページ数を左手で感じながら胸に静かに感動が降りてくる傑作。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.844
(4pt)

柔らかい愛の物語

80分しか記憶の持たない数学者「博士」の元へ派遣された家政婦の「私」と博士にあだ名を付けられた息子「ルート」の柔らかい関係をつづった物語。毎日、「はじめまして」から始まる関係の不思議さと悲しさ。時代から切り離された博士の何年もの時間の重さ。それをいたわる、私とルートの優しさ。数学を語る博士のいきいきとした説明に数学の持つ美しさを感じる。友愛数という名称や、説明に、チャーミングな感覚すら覚えた。心理的にも大人の常識や、義姉の存在などがあるし、80分しか記憶が持たないという物理的な制約があるので明確な形は持たないが、博士の数学の説明に耳を傾ける私の姿には、尊敬の他にも、静かな静かな恋愛感情があったのではないかと思う。子供であるルートにとっては心理的に、大人の事情は関係なくよりシンプルに、博士は、友達であり、先生であり、父親であったんだろうと思う。ルートの成長した姿にそう感じた。優しい人間関係に心打たれる。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.843
(4pt)

柔らかい愛の物語

80分しか記憶の持たない数学者「博士」の元へ派遣された家政婦の「私」と博士にあだ名を付けられた息子「ルート」の柔らかい関係をつづった物語。毎日、「はじめまして」から始まる関係の不思議さと悲しさ。時代から切り離された博士の何年もの時間の重さ。それをいたわる、私とルートの優しさ。数学を語る博士のいきいきとした説明に数学の持つ美しさを感じる。友愛数という名称や、説明に、チャーミングな感覚すら覚えた。心理的にも大人の常識や、義姉の存在などがあるし、80分しか記憶が持たないという物理的な制約があるので明確な形は持たないが、博士の数学の説明に耳を傾ける私の姿には、尊敬の他にも、静かな静かな恋愛感情があったのではないかと思う。子供であるルートにとっては心理的に、大人の事情は関係なくよりシンプルに、博士は、友達であり、先生であり、父親であったんだろうと思う。ルートの成長した姿にそう感じた。優しい人間関係に心打たれる。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.842
(5pt)

「ああ、静かだ」

事故の後遺症で80分しか記憶が持たない数学博士と、その博士の元に派遣された家政婦親子のふれあいを描いた詩のような小説です。 記憶が持たないがために起こる色々な齟齬を主人公の家政婦が上手く乗り越え、博士との会話を楽しみはじめる様子。 家政婦の一人息子を√と名づけ、愛情をそそぐ博士の様子。 それらが、博士の語る数学の式を織り込んできれいな文で綴られています。 博士が一人で暮らす寂しい印象の離れの一軒屋。 主人公が家政婦としてやってきてから清潔感がもどり、家政婦の息子が訪ねてくるようになると賑やかになり、読んでいるとホッとした気分になってきます。 愛情をそそがれて喜ぶ子供と、愛情をそそぐことを喜ぶ老人の姿に読んでいて暖かい気分になれます。 難解な数学の問題を解いたあとに「ああ、静かだ」とつぶやく博士の様子がとても印象的です。 
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.841
(5pt)

「ああ、静かだ」

事故の後遺症で80分しか記憶が持たない数学博士と、その博士の元に派遣された家政婦親子のふれあいを描いた詩のような小説です。 記憶が持たないがために起こる色々な齟齬を主人公の家政婦が上手く乗り越え、博士との会話を楽しみはじめる様子。 家政婦の一人息子を√と名づけ、愛情をそそぐ博士の様子。 それらが、博士の語る数学の式を織り込んできれいな文で綴られています。 博士が一人で暮らす寂しい印象の離れの一軒屋。 主人公が家政婦としてやってきてから清潔感がもどり、家政婦の息子が訪ねてくるようになると賑やかになり、読んでいるとホッとした気分になってきます。 愛情をそそがれて喜ぶ子供と、愛情をそそぐことを喜ぶ老人の姿に読んでいて暖かい気分になれます。 難解な数学の問題を解いたあとに「ああ、静かだ」とつぶやく博士の様子がとても印象的です。 
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.840
(5pt)

胸にじわっとくるのもありよね。ちょっとしんみりしたい、本。

透明な、あまりに透明な。本当にスイマセン、小川洋子さんという名前があまりに平凡で逆に覚えられず、そんなこんなでしかも映画化?売れちゃうとね、あまのじゃくでね、遠ざかっちゃうんですのよ。まぁいいか、そのうちご縁があれば読むだろう。くらいに思っていた。薬指の標本と並べて、一気に読んだ。あぁ、コトバがたらない。ほんわりした温かい光の差し込む、ほこりっぽい小さな部屋に毛布を持ち込んで、ひざを抱えて本を読む、ほっぺたの真っ赤な女の子のイメージ。なんだそりゃ。でも、そうなんだってば。ストーリーを説明したら、多分3行で終わってしまう。80分しか記憶の持たない教授と、お手伝いさんと息子の物語。エンドも明らかに見えているし、散りばめられたエピソードもタイガースのそれ以外は、もうまっこう予定の範囲内。だのに、なぜかこの話は、多分自分でも気づいていない、自分の一番シアワセな心象風景を、むんずと掴んでつきつけてくるような、気がついたらすっげぇ素直になっちゃって自分でもびっくり、そんなシアワセな驚きに満ちている。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.839
(5pt)

胸にじわっとくるのもありよね。ちょっとしんみりしたい、本。

透明な、あまりに透明な。本当にスイマセン、小川洋子さんという名前があまりに平凡で逆に覚えられず、そんなこんなでしかも映画化?売れちゃうとね、あまのじゃくでね、遠ざかっちゃうんですのよ。まぁいいか、そのうちご縁があれば読むだろう。くらいに思っていた。薬指の標本と並べて、一気に読んだ。あぁ、コトバがたらない。ほんわりした温かい光の差し込む、ほこりっぽい小さな部屋に毛布を持ち込んで、ひざを抱えて本を読む、ほっぺたの真っ赤な女の子のイメージ。なんだそりゃ。でも、そうなんだってば。ストーリーを説明したら、多分3行で終わってしまう。80分しか記憶の持たない教授と、お手伝いさんと息子の物語。エンドも明らかに見えているし、散りばめられたエピソードもタイガースのそれ以外は、もうまっこう予定の範囲内。だのに、なぜかこの話は、多分自分でも気づいていない、自分の一番シアワセな心象風景を、むんずと掴んでつきつけてくるような、気がついたらすっげぇ素直になっちゃって自分でもびっくり、そんなシアワセな驚きに満ちている。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.838
(5pt)

やさしい気持ちになりました。

矛盾点が気になりながらも、最後までゆったりした気持ちで読める小説でした。博士の優しさが親子を癒していて、親子の優しさが博士を支えていて、間を取り持つ数学と野球??必要以上の起承転結を求めない私にとって、この独特の空気感としみわたる優しさがとても心地よかったです。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.837
(5pt)

やさしい気持ちになりました。

矛盾点が気になりながらも、最後までゆったりした気持ちで読める小説でした。博士の優しさが親子を癒していて、親子の優しさが博士を支えていて、間を取り持つ数学と野球??必要以上の起承転結を求めない私にとって、この独特の空気感としみわたる優しさがとても心地よかったです。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.836
(5pt)

大好きな本です。

穏やかな、でも心が痛くなるような物語です。文章や感覚が女性的な感じで、女性の方にお勧めです。大好きな本のうちの一冊です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.835
(5pt)

大好きな本です。

穏やかな、でも心が痛くなるような物語です。文章や感覚が女性的な感じで、女性の方にお勧めです。大好きな本のうちの一冊です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.834
(5pt)

世の中を数式で語れる人の物語

世界の成り立ちは数の言葉によって表現できると信じている「記憶が80分しかもたない博士」と家政婦とその息子が織り成す物語です。備忘録により何とか支えられている博士の日常は、記憶がリセットされてしまうことから、もはや毎日が新しい世界であり、それが繰り返される日常ともいえます。そのような中で、派遣された家政婦は数学とは縁遠い生活をしていたにも関わらず、朴訥とした博士が唐突に語り出す数学が織り成す世界に触れることで、その美しさと切なさに魅了されます。数学的立場で考えると各々の座標点に位置していた彼らは、博士が家政婦の息子へ注ぐ愛情と阪神タイガースへ向けられる一種の偏りのある情熱などにより、博士の関数とも言える根源的なものに触れ、より互いに複雑で強固に結び付けられていきます。数学的な解説を平易にしながらも、その学問がもつ特徴や美を十分に散りばめながら、更にストーリも繊細かつ感動的なものになっており、是非お奨めしたい本だと思います。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.833
(5pt)

世の中を数式で語れる人の物語

世界の成り立ちは数の言葉によって表現できると信じている「記憶が80分しかもたない博士」と家政婦とその息子が織り成す物語です。備忘録により何とか支えられている博士の日常は、記憶がリセットされてしまうことから、もはや毎日が新しい世界であり、それが繰り返される日常ともいえます。そのような中で、派遣された家政婦は数学とは縁遠い生活をしていたにも関わらず、朴訥とした博士が唐突に語り出す数学が織り成す世界に触れることで、その美しさと切なさに魅了されます。数学的立場で考えると各々の座標点に位置していた彼らは、博士が家政婦の息子へ注ぐ愛情と阪神タイガースへ向けられる一種の偏りのある情熱などにより、博士の関数とも言える根源的なものに触れ、より互いに複雑で強固に結び付けられていきます。数学的な解説を平易にしながらも、その学問がもつ特徴や美を十分に散りばめながら、更にストーリも繊細かつ感動的なものになっており、是非お奨めしたい本だと思います。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.832
(4pt)

たった80分の記憶

僕の記憶は80分しかもたない。彼は生き続ける限り、永遠に80分ごとの絶望を繰り返す。私は始め、そのことに全く気づいてなんていなかった。書中に出てくる「友愛数」とか「完全数」とか「三角数」、そういった数学の言葉に興味を持って、私でさえわかる、それらの解説を読むことで自己満足をしていた。大切なことを一瞬にして失ってしまっているかもしれない。事故の起こったその日までの記憶のある分、その事実は余計に彼を苦しめていたに違いない。辛さを忘れていられたのは、数学の問題を一心に解いているときと。ルートと、不器用な、それでいて愛情をたっぷり込めた、彼なりの方法で接しているときだけ。ただ、彼にとって、唯一の救いは、過去の大切なことは決して忘れないということ。だが、それは、決して忘れられない・・・と言い換えることも出来るのだと思うけれど。この本は、「全国書店員が選んだ一番読んで欲しい本」と紹介されていて私は、めいっぱい泣けて、めいっぱい感動するんだろうなと思って買ってみました。でも、最初全く泣けなくて。淡々と読んで、読み終わってしまいました…。話の本筋よりも、他のほうに意識がいってたから (数学用語とか)この感想なのかもと思います。ちゃんと心を入れて読むようにしてくださいね。お話はちょっと大人向けな感じがしました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.831
(4pt)

たった80分の記憶

僕の記憶は80分しかもたない。彼は生き続ける限り、永遠に80分ごとの絶望を繰り返す。私は始め、そのことに全く気づいてなんていなかった。書中に出てくる「友愛数」とか「完全数」とか「三角数」、そういった数学の言葉に興味を持って、私でさえわかる、それらの解説を読むことで自己満足をしていた。大切なことを一瞬にして失ってしまっているかもしれない。事故の起こったその日までの記憶のある分、その事実は余計に彼を苦しめていたに違いない。辛さを忘れていられたのは、数学の問題を一心に解いているときと。ルートと、不器用な、それでいて愛情をたっぷり込めた、彼なりの方法で接しているときだけ。ただ、彼にとって、唯一の救いは、過去の大切なことは決して忘れないということ。だが、それは、決して忘れられない・・・と言い換えることも出来るのだと思うけれど。この本は、「全国書店員が選んだ一番読んで欲しい本」と紹介されていて私は、めいっぱい泣けて、めいっぱい感動するんだろうなと思って買ってみました。でも、最初全く泣けなくて。淡々と読んで、読み終わってしまいました…。話の本筋よりも、他のほうに意識がいってたから (数学用語とか)この感想なのかもと思います。ちゃんと心を入れて読むようにしてくださいね。お話はちょっと大人向けな感じがしました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X