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WILL
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WILLの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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本の状態も良く作品の内容も満足しました。書店では見つけられなかったので、ネット注文したのですが、すぐに対応して送ってくださりに感謝です。 | ||||
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「死者を眠らせるのが私の仕事だよ」 18歳の時に両親を事故で亡くし、家業の葬儀店を継いだ森野。それから11年、彼女は商店街の片隅で店を続けている。葬儀の後に届いた死者からのメッセージ。夫の生まれ変わりだという少年。死者が絡む謎を解く連作短編集。 森野と同じく『MOMENT』で登場した神田も重要な役回りで登場しているので、前作を読んだ方は必見!エピローグはタイトルや伏線の回収が見事で鳥肌が立った。この一冊すべてがあのシーンを作るためにあったと言ってもいいほどよかった。 「引いてくれる手を失ったあの日、私は身を包み込む暗闇に脅え、ただ目を閉じ、立ちすくんだ。けれど、目を開けて闇を透かせば、星灯りの中、差し伸べられているいくつもの手があったはずだ。私はそんなことにすら気づかなかった。いや、気づいていたのに、気づかぬ振りを続けた。その手を握り返してしまえば、再びそこから歩き出さなくてはならないから。」 この言葉がとても印象深かった。やさしさを求めているのに、素直に受け取れなかったり気付けなかったり。それってこういうことなのかなって。 各短編の満足度で言えば『MOMENT』の方が好き。『WILL』は葬儀屋というテーマもあって死者を動かさないといけないので、作りが複雑で回りくどくなっているというか。ただ、全体を通して人情味がある感じがよかった。『WILL』は死が人のあたたかさを掘り起こし、『MOMENT』は死が人間の本質を暴くって雰囲気だった。 ラストは☆5、それまでは☆3という感覚でした。 | ||||
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MOMENTの続編、葬儀屋の娘の話です 葬儀屋の話だけあって、「死」にまつわる話がでてきます 最近、身近な人を亡くし思うところがあり再読しました 最初に読んだ時も泣きましたが、数年後あの時より歳を重ねましたが なおまだ心に沁みるところがありますね 「死」についてだけではなく、「人との関り」についても考えるところがあります また数年後、自分の心持がかわったところで再読し、どう感じるかを感じたいです 本多孝好さんの透明感のある文章、本当に好きです | ||||
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死者を思う生者の気持ちを、複数の小説で、それぞれに描いている。 深みのある記述もあるが、全体としては読後の気分が重くなった。 | ||||
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前作チェーンポイズンでのあっと驚く仕掛けから半年振りに再び本多作品を手にした。どちらかといえば本格ミステリーが好きだが、たまに違うジャンルも手に取りたくなる。たまたま本屋さんで見つけ手に取った。ある意味ミステリー作品。どこかノスタルジック的な色合いを醸し出しながら、決して古いわけではなく、過去、今、未来を巧みなタッチで描いている。なぜだが、絵画のような作品。読み進むにつれてその世界観にどっぷりと浸かり、ラストはやはり驚き。衝撃ではないが、心地好さの残る作品。 | ||||
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今度は森野の話をたっぷりと読めます。そしてついつい『MEMORY』を再読、三読してしまいます。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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前作では脇役だった女の人が、本作では主人公になり、より女らしくなっている。 そして、前作の主人公はなかなか良い男らしい。 連作短編集だけれど、後半の感情が迸る文章が切なくて、苦しくて、登場人物が愛しくて泣いた。だんだん感情が溢れてきて、登場人物が人間的になっていくのがわかるから、ページを捲るのを止められなかった。 前作の主人公も今作の主人公も、とにかくカッコいい。 | ||||
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『WILL』は、高校生の頃、両親を亡くし家業の葬儀屋を継いだ女性 森野が主役の連作短編集。『MOMENT』から7年たち29歳となった森野、『MOMENT』の主役 神田の”いま”を読むことができる。前作を読まなくても楽しめるのだが、森野、神田 二人の関係性を知っていた方が、涙腺崩壊確率はUPするだろう。 森野の葬儀屋で葬式を出した方々が、不可思議な出来事に見舞われている。親族、そして死者の魂に安らぎを取り戻すべく、森野はその出来事の真相を明らかにしようとする ・・・ というのがそれぞれの短編の大まかな流れ。決して、スーパーナチュラルなお話ではないので誤解なきよう。 森野が解き明かす謎は、人の思いに深く根差している。が、泣けない。心温まるお話であるがさっぱり泣けない ・・・なんだ大したことないな ・・・と油断したら、最後の最後でやられてしまった。 あぁ、そっちから攻めてくるんだ ・・・ 納得(書きたいがこの辺を書いたら興ざめになるだろうな)。とってもキュートで、ステキです。ラスト2行 森野の下の名前が明らかになるあたりで、アカン状況となった。 本作品で気になる点をあげるとすると森野の男言葉だ。前作から違和感を感じていたのだが、心の声とのギャップで表向きのクールさと裏腹の繊細さを演出しているのだろうか。ここには、あざとさを感じてしまうのだが、どうだろう。泣かせたろうに素直に乗っかった方が心地良いのかもしれないな。 | ||||
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これ一つで成立するけれど『MOMENT』を読んでおくことをお勧めする。 | ||||
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綺麗な表紙と☆の数だけ見て購入。あらすじも見ないで手に取りましたが爽やかな青春小説かと思いきや主人公の職業が葬儀屋で、全編死という重いテーマを扱った短編集でした。 短編集とはいえ個々の話は繋がっており、一話ごとに起こる小さな事件を主人公たちが葬儀屋独自の方法で解決していくような構成です。 全体的な雰囲気は青春小説+ミステリー小説といった感じ。大きな事件こそ起こりませんが、ちょくちょく小さな謎かけが挟まれるので青春小説が苦手な私も飽きることなく最後まで読みきれました。 ただ登場人物たちの人物造形がちょっと合わず、その分☆は引いてます。大量のクサい台詞、あまり納得できない説教シーン、主人公の変わった性格に最後まで馴染めず、物語に没入しきれなかったのは残念。 本作が続編だということを読み終わってから知って驚きましたが、本作単独でも違和感なく読めます。死という重いテーマにも関わらずいい意味で軽くまとめられているのであまり気負わず読めるところも好印象。☆3.5くらいでしょうか。面白かったです。 | ||||
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MOMENTを未読の上での感想ですが、神田はきっととてもいい男なんだろうなと思いました。 森野は言葉遣いやキャラが全体を通して本当に女性かなと戸惑ってしまってそこでいまいちお話に集中できなかったです。 いくら子供の時からの付き合いだからって目上の人達にタメ口きいたり、胡坐かいたりする28歳の女性ってぴんとこなくて。 だから神田と森野の会話も男同士の会話に読めてうーん。 「真夜中の5分前」では女性の言葉遣いがたまにオネエ系ぽかったんですけどね。 お話自体は男性が書く話にしてはとても甘くて、バッドエンドではないので読後感よかったです。 | ||||
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今回この本を読もうと思ったキッカケが自分の父の死でした。 淡々とすぎる日常が、あまりにも普通で。。。 まるで、この状況が当たり前なんじゃないかと錯覚してしまう始末。 ふとした時に思い出す、そんな感覚。 みんなが悲しんでる中、自分だけ取り残された感じ。 なんとも言えないこの心境を、この本で出てくる登場人物がうまく描写してくれた。 いろんな想いが交差して、悲しみも色々で。 うまく言えなかった自分の気持ちを、代弁してもらえた様な気もした。 なんだかんだすっと心にしみました。 本多考好さんの本を読むのは初めてなのですが、この本は続編みたいなので、ぜひこの姉妹本も読もうと思います。 | ||||
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カンダ文具店の神田君と森野葬儀店の森野。 続編として読まずに、楽しめば楽しめます。 私は、続編として読んでしまったので、☆を3つとしました。 | ||||
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MOMENTで、本多孝好のファンになりました。その作品の続き!しかも今度は森野が主人公!ということで、購入しました。読んだのは結構前のことなのですが、最近ふと本多孝好作品を読み返したくなりレビューを書いています。 MOMENTでの森野のイメージからは想像し難い、乙女な部分が表現されていました。 両親を失いったことに対して上手く悲しむことのできない森野に、幼馴染の神田がティッシュを差し出すシーンがとても好きです。 淡々と進むような物語ではありますが、優しく、丁寧に紡がれています。最後のシーンは胸が暖かくなり、WILLというタイトルが心に響きました。 やっぱり神田は素敵な男性だなあ。あと、竹井さんも素敵でした。 | ||||
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MOMENTの姉妹本ということで、とてもよかったです。この作品も心ほっこりさせられます | ||||
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「MOMENT」の続編です。 前回は病院でアルバイトする主人公が末期患者の最後の願いを叶える話でした。 今作は前回も登場してた葬儀屋・森野が主人公。 サバサバした性格の森野はかつての恋人に対しても「自分ではつりあわない」「相手が好きで幸せを願うとき、自分よりも他の人がいいのでは」と思い悩む姿がところどころに出てて、他の部分も含めてなんだか自分と重なるように感じて感情移入してしまう・・・ 3つの「死」にまつわる話があるが、どれも大きなイベントがあるわけでもなく、けっこう淡々と話がすすむのだが、読みやすい文章と、素敵な(でも完全な善人とは言えない)魅力ある登場人物のおかげで物語りに引き込まれていく。 また、ちょっとした文章が非常に印象に残る。例えば・・・ 「死者の死を生者が静かに弔い、生者の生を死者がひっそりと支えている」等々 大きな魅力ではなく、小さな魅力がたくさんあふれてる小説。すばらしいです。 | ||||
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葬儀屋に、幽霊話が持ち込まれる。だが死者より生者の方がたちが悪いのは昔も今も同じ。 結局生霊めいた生者の怨念や妄執が形を現し、最後にちゃんと成仏する。 しっかり好感をもたれる仕上がりの連作短編集。あ、オカルトものじゃないです。 で、主役の20代女性社長・森野は名前を呼ばれるのが嫌いで、姓の方を縮めて「リノ」なんて呼ばれてる。 ふーんと思っていると、や、やられた。 | ||||
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少しだけ残念だった。 MOMENTという作品で、神田という男が主人公の物語にあまりに恋してしまったせいかもしれない。 森野を主人公にする視点はいいけど、正直、主人公としての魅力は神田の方があった。 物語の展開も伏線をはるのはいいけれど、佐伯家にこだわり過ぎだとも感じた。正直、昔の氏ならば一章で納めてしまう話をムリに広げてしまった感じがして心地良くはなかった。 けど、それでも、最後のエピローグで泣いてしまった。 クソって思った。正直、ただ、このエピローグを書くためにこの本を書いただけだろ!っても思ってしまった。けど、良かった。 MOMENTが好きだった人に贈る最高の後日談。同時に、最高の未来のお話。胸が熱くて切なくなる、そしてやっぱり死について、裏返して生きることについて考えることが出来る・・そんなお話。 個人的には、仕事にちょっと疲れた人に読んでもらいたい愛のお話。あなたに、ぜひ。 | ||||
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本多さんらしい綺麗な文章。 こんな終わり方するのかと感動。 「未来はいつだって意志と一緒にある」 という言葉が一番好きです。 | ||||
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