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毒
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毒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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最初の父親殺害計画を誓う伏線のせいで、母親に暴力を加えて支配しているのは松永だけだと思わされてしまい、もう1つの父親殺害計画があったことに気付かずすっかり騙されてしまった。物語の構成としても、松永の妻綾乃の過去、綾乃の昔の恋人の息子である真之とその彼女の麻衣子のことがとても詳細に描かれていて、読み応えがあった。 | ||||
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ラスト近くまで読んできて、驚いた。そこで読むのをひと休みし、前のページをひっくり返してみた。アンフェアなところはない。きちんと伏線が敷かれている。帯の「深谷マジック、冴える!」は大袈裟じゃなかった。作者の手際に完全に騙されたのだった。脱帽! それにしても、面白い。ぐんぐん引き込まれた。前作『審判』を読んだときには深谷忠記という作家はこんな凄い作品も書くのか、と自分が食わず嫌いだったことを恥じたが、『毒 poison』はそれ以上の出来かもしれない。昨今、子供の親殺しが珍しくないが、その問題をこんな本格ミステリに仕上げるなんて、並の力量じゃない。しかも、ラストは爽やか(と言っていいのか、ちょっと引っかからないではないが)。作品中に配された毒と人との絡み。『毒』というタイトルがぴったりの傑作だと思う。 『毒 poison』に前後して発売された宮部みゆきの『名もなき毒』も読んだ。正直に言うと、そちらを先に読み、同じ「毒」のタイトルに引かれてこちらを読んだのだが……。宮部みゆきと深谷忠記では作風が全然違うが、毒に関する考え方に共通している点もあり、「へー!」と興味深かった。 | ||||
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何だ、何だ? ラスト近くまで読んできて、驚いた。そこで、後を読むのをひと休みし、前のページをひっくり返してみた。アンフェアなところはない。きちんと伏線がある! 帯の「深谷マジック、冴える!」は大袈裟じゃなかった。作者の手際に完全に騙されていたのだった。脱帽! それにしても、おもしろい。ぐんぐん引き込まれ、一気に読んだ。前作の『審判』を読んだときには、深谷忠記という作家はこんな作品も書くのか、と自分が食わず嫌いだったことを恥じたが、この『毒 poison』は、それ以上の出来かも知れない。昨今、子供の親殺しが珍しくないが、その問題をこんな風に本格ミステリに仕上げるなんて、並の力量じゃない。しかも、ラストは爽やか(と言っていいのかちょっと引っかからないではないが……)。作品中に配された毒と人の絡み。『毒』というタイトルがぴったりの傑作だと思う。 『毒 poison』に前後して発売された宮部みゆきの『名もなき毒』も読んだ。正直に言うと、そちらを先に読み、同じ「毒」のタイトルに引かれてこちらを読んだのだが……。宮部みゆきと深谷忠記では作風が全然違うが、毒に対する考え方に共通している点もあり、「へー!」と興味深かった。 | ||||
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