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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 101~110 6/6ページ
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久々の貴志祐介氏の作品ということで上巻に続き一気に読み切ってしまったが読み終わった後どうも違和感の残る作品であったことは否めない。まあその理由は主人公蓮実の上巻からの綿密な計画の上での様々な悪事を働いてきた流れの中で最後の大量殺人はあまりにも唐突で安易な展開であったことも1つなのだが個人的にこの作品での一番の不満は「蓮実が作中で死ななかったこと。」であるように思う。容姿端麗で頭脳明晰、生徒達からの人望もただならない反面、人を陥れたり殺したりすることに何の抵抗も無い裏の顔を持つこの主人公がどんな展開であれ最期には何か大事なものを発見して死んでいくような展開を期待していたのでやはりそれが個人的にこの作品に対して最もすっきりしない部分である。まあ初めて読む際には最初から最後まで惹きつけられる展開で読み切れるとは思いますが読み終わった後大小物足りなさを感じる作品であることは確かだと思う。 | ||||
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夏の暑い時期に無性に本が読みたくなり、たまたま書店にて何気に手に取りました。 いつもならタイトルを見るだけで通り過ぎてしまうのですが(苦笑)。 それにしても随分と厚みがあり、しかも上巻・下巻にわかれているとは。 店頭にてざっと目を通してから「面白そう」と思い、とりあえずは上巻のみ購入しました。登場人物が多いので、主要人物の紹介ページはネット上だけでなく、本書に記載しておいてもらいたい気がします。そして心理学(テスト)の描写が長々と書かれていますが、もう少し荒削りでもいいのでは? その分、蓮見先生に重みを持たせて欲しかった。読んでいて、思ったのは「こういう内容は他作品にもあった・・・」という複雑な気持ち。 物語や設定は違えど、後から本書を読んだ身分としては、古典モノに勝るものはないのか?という念は残る。 しかし、それでも面白く一気読みしてしまった作品です。 | ||||
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表紙と帯のコピーに惹かれて購入しました。上下巻で結構の厚みがあったものの3日間で読破。読みやすかったのですが、内容としては少々薄く感じました。貴志氏前作の「新世界より」が独特な世界観を構築していて重厚な物語なのに比べ、この作品はかなり軽い。それに加え粗が目立って、かなりの突っ込みどころがありました。善良で有能な教師の化けの皮が剥がれていき、冷徹で狡猾な悪の姿が現れる。という展開はとても面白いのですが、どうも犯人の行動が不自然でリアリティに欠けていました。知能が高い割には動機が幼稚で、犯行の際には運任せにしてるように感じます。冷酷で残忍、用意周到という設定の割に刹那的行動が目立ちボロが出まくる。殺戮に至る犯人の考えも、天才的な悪魔というよりただの狂人に近いです。また犯人の心理描写で、恐怖感より嫌悪感が強く感じられるというのも残念でした。更に学校内の生徒及び教師の言動と行動が単純過ぎます。それによって魅力的人物が少なく感じ、感情移入出来るキャラもいませんでした。全体的に粗が多く、不可解な箇所も目立つ作品です。迫り来る恐怖、という点では「クリムゾンの迷宮」「黒い家」の方が数倍は怖くて面白いですね。とはいえ下巻の大量殺戮における迫力は流石といえるもので、生徒の攻防戦には息を呑むものがあります。「バトルロワイヤル」が好きな方にはお勧め出来るかもしれないです。貴志氏のファンでは無い限り単行本を買うのは避けた方が無難でしょうが、読んで損がある作品ではありません。 | ||||
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綾辻行人の『殺人鬼』と、宮部みゆきの『模倣犯』を足して2で割り、それを原案に大石圭か吉村達也が執筆した……って感じです。つまり、貴志祐介らしさがない。生まれながらの天才で、欠落した感情を高度な論理的能力で模倣するという、人工知能ロボットのような英語教師、蓮見聖司。そんな彼が、欲望に任せ、しかしながら計算的に、殺人を含む残虐な手段を用いながら生活する日々を描いた上巻と、とあるピンチを切り抜けるために、最短最速の手段を選んだスプラッターな下巻の二部構成。読後、あまりのブッ飛びぶりに、後頭部がジンジン痺れました。しかし、それは面白さから来る余韻ではなく、慣れない地獄絵図を見た疲労によるものだと思う。物足りない原因の一つは、サイコパス蓮見の緻密すぎる設定です。『黒い家』『クリムゾンの迷宮』『ISORA』などの貴志ホラーの他、上記の『模倣犯』などは、一応、登場人物の人格形成過程に触れる記述はあるものの、それを現在進行の狂気に直結させるには、かなり情報不足です。そこで読者は、“理解できない”という、動物の本能的な恐怖を味わうことになります。しかし本書の場合、蓮見の幼少〜渡米〜帰国と、それに伴う狂気の形成過程までを丁寧に描いているため、どんなに残虐描写でビジュアル的な恐怖を味わえても、“得体のしれない怖さ”は薄らいでしまっています。「蓮見がこうなったの分かるかも。しかし…」という“狂気の二番底”が欲しかったです。あと、不謹慎かもしれませんが……ヤるなら、最後の最後までヤり通してほしかったです。それでこそ、上巻帯に書かれた「ピカクレスロマン」を味わえたかもしれません(ホント不謹慎ですみません) | ||||
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上巻はまるまる前フリだったわけですが読者を飽きさせずサクサク読めるし、主人公蓮実は人の良い教師だと思って読みすすめていくと…じわじわと恐怖が。蓮実にとって気に食わない人、都合の悪い人が次々と姿を消す。学校の人達が知らない所で追い込まれていく様子にハラハラ。が、下巻でがらりと雰囲気が変わり何故かバトロワ調に…あれ!?釣井は?猫山は?鴉は?なんか重要そうな人はスルーもしくはバトロワ前に消されたり。なんか今までの作品と比べてB級臭がぷんぷんしてきて悲しかったです… | ||||
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文章が読みやすく、ストレスなく上下巻一気に読み進められた。内容としてもそこそこには面白く、読んでがっかりするようなものではない。主人公・蓮見の人格的に壊れた感じも良い。しかし、これまでの貴志作品にあったような“恐怖感”はそれほど感じられず…。たとえば、『クリムゾンの迷宮』のように殺人鬼に追い詰められていく緊張感や、『新世界より』のような物語の世界全体に漂う禍々しさなどを期待していた自分にとっては少々物足りず。“現代にあるどこにでもありそうな普通の学校”という特殊ではない極めて普通の舞台設定で、どれだけの異常さを見せてくれるのか、、、と自分が期待しすぎたのかもしれない。(まぁ殺人鬼が学校に紛れている時点で十分異常だけれども)他者に共感することのない蓮見の目線で話が進むからなのか、単に人数が多いからなのか、生徒側の描写も足りないような…。そのため下巻に入ってからの展開でも生徒側にいまいち感情移入できなかった。(それが恐怖感を減退させた理由の一つかもしれない。)クラス名簿をダウンロードできるとあったので特設ページをみたところ、校舎の見取り図も置いてあった。これは本自体に付録として付けてほしかったな〜。別になくても話を読むのに支障はないけれど、今から読む方は下巻を読む前に見取り図を見ておけば多少は面白さが増すかも。 | ||||
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発売日にあちこちの本屋を回って上下巻を買い、2日で読み終えました。貴志佑介はファミコン・マンガ世代の僕らの心をがっちりキャッチして離しません。さて、読み終えての感想としては・・・まず、読後感がすこぶる悪い。「バトルロワイヤル」や「不夜城」を読んだ後みたいな、イヤ〜な暗さが残ります。内容は帯を見て、中盤まで読めば大体想像できると思いますが、学校での大量殺人ものです↓。私は教職に就いているので、こういう本はあまり世の中に出回ってほしくないなと思いました。それは置いといて、貴志佑介の本を全て読んでいるファンとしての評価は・・・まぁ、イマイチかなぁ・・・。今回犯人目線でしばらく物語が進行しますが、IQが高い感があまり感じられず、いきあたりばったりに人を殺す様はネタが尽きた頃の古畑任三郎の犯人を見るようでシラケてしまいます。結局欲望の充足にしか知能が使えない犯人は逆にリアルな感じもしますが、主役としての魅力はどうでしょう。前作「新世界より」も大量に人が死にますが、あちらは読み終えると、また読み返したくなる魅力がありました。今作はもう売っちゃってもいいな、読まないなって感じがします。 | ||||
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上巻に続き、ダレる事なく読み切れました。テンポの良さは、長編さを感じさせませんね。終盤に近づくにつれてページをめくるのがもったいないとすら感じました。肝心の内容ですが、上巻丸ごと前ふりで、下巻で何が…と期待しすぎてしまったと言うのが正直な感想です。いかにも怪しそうな人物が、割とあっさりいなくなってしまったり、複線か?と警戒していた部分がそのままスルーだったり…と、拍子抜けしてしまいました。クリムゾンの迷宮や、天使の囀りなどと比較してしまうと、ショック度としては物足りないですが、私の期待値が大きすぎた故かと思われます。ラストのまとめ方、ぞくっとする感覚を残して締める終わり方はさすがです。 | ||||
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これだけの長編なのにサクサク読めてしまう読みやすさはさすがです。が、上巻の途中からちょっと行動が短絡的すぎるし完全犯罪とはほど遠い…これが頭のいい設定の人物なのか?と思いましたが下巻でこんな展開になってしまうとは。バト○ワを彷彿とさせる半ば投げやり気味でありがちな展開に悪い意味で期待を裏切られました。伏線の回収も中途半端だし途中天使の囀りや黒い家の寄せ集めのように感じる所もあり期待が大きかっただけに残念でした。 | ||||
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「感情がない」という設定の人物が嫉妬や復讐心を抱くなどの齟齬、「高いIQをもつ」という割には行き当たりばったりで杜撰な行動それらに納得がいかないところが多く物語に入り込むことがなかなかできませんでした。「感情がない」人間を感情がある人間が描くのは難しいのかな?「脳男」とかはそこらへんもっと上手かったと思うけど。。。後は気になったのは事件のスケールの小ささ。人物設定の仰々しさとは裏腹に一つ一つの事件の動機がセコい。そもそもこの職業に就いて上司の指示に唯唯諾諾と従っている時点で、この人物のプロフィールとはそぐわないちぐはぐな感じを覚えました。(っていうか前職で唸るほどの金を手にしてたはずでは? それこそもう働く必要もないほど)あからさまな伏線の張り方といい、まずは事件や入れ物(施設)があってそこに当てはめていくように書いていったのかしらん。でもって登場人物設定とかは後からみたいな。だもんでいろいろちぐはぐな感じがでちゃってるのかな?邪推ですけど。閉鎖された環境で「怪物」から逃げ惑うその恐怖と緊張感を描かせたら作者に右に出るものはなかなかいないと思いますが、今回はいまひとつでした。黒い家やクリムゾンの迷宮、天使の囀り、新世界よりの方が数段上かも。(主人公の設定が他の作品とはことなるので仕方ないのかもしれないけど)ところどころに挟まれたジョークは不謹慎ながらもくすりとさせられます。意外にも感動させられたのは学校による生徒のケアなどのシステム。私自身が学生の時分には気がつくよしもありませんでしたが、学校の先生方って本当に大変なお仕事ですね。 | ||||
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