闇の喇叭

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評判

闇の喇叭の評価:

3.72/5点 レビュー 18件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.72pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21〜40 2/4ページ
No.47
(4pt)

圧倒的な世界観

最初、二次大戦中のアメリカの原爆実験のシーンから始まります。が、昭和が召和になっていたりして、架空のお話なんだよということが暗示されています。それでも歴史については詳細に史実に忠実に描写されているようで、ソ連が条約を破ってだまし討ちで日本を攻撃したいきさつやアメリカが原爆を落とした思惑とはこういうことだったのかと、今更ながら国際情勢のえげつなさに怒りをおぼえました。このあたりは二次大戦と日本の運命に対する有栖川氏個人の考えも反映されているように思います。

史実から離れてフィクションに入り始めるのは、原爆が広島、長崎だけでなく、京都にまで落とされたあたりから。日本の降伏が遅れ、沖縄はアメリカに、北海道はロシアに取られてしまい、こともあろうに北海道はロシアの傀儡国家となり日ノ本共和国として独立させられてしまいます。このあたり満州国を思わせますが、日本が南北に分かれてしまった以後の展開はむしろ、分断された現在の南北朝鮮のようです。同じ民族で同じ言語を話しながら、思想、国家体制もまったく違ってしまった、あちらで何が起きているのかもよくわからないといった状況です。
そのような暗い空気の中で、日本人は内向きになってしまい、「それでもちゃんと生活できているではないか、経済レベルはまだ世界第三位ではないか」と自分たちに言い聞かせながら生きている(現在となんだかよく似ているような気がしますが・・)、そして国家の統制はますます厳しくなるばかりで、羊の群れのようにおとなしく従っている国民たち。探偵業が禁止されたのも、捜査権は警察や公安にしかない、民間人は余計なことに首を突っ込むなという締め付けだということになっています。そんな中で、元・探偵だったことを隠しながら、東北らしい田舎で隠れるように生きている誠と純の父娘。母親も優秀な探偵だったけれど、捜査中に忽然と姿を消してしまい、もう何年も行方不明になったまま。そこへ殺人事件が起きて・・・という展開です。

まず、世界観が非常に興味深いです。しっかりしていて実在感、切迫感があります。一応、ジュニア向けに書かれた小説だそうですが、あとがきで有栖川氏自身が書かれているように「10代の読者を対象にするからといって、がらりと作風を変える必要は感じなかった。普段書いているものも十代の読者に読まれることを期待しているからだ。」ということで、大人の鑑賞にも充分耐えうる作品になっています。いわゆる善の側である主人公の高校生3人やその親たち以外に、悪の側である中央警察の刑事も悪なりの存在感があり、登場人物の個性も立っています。

今ふと気がつきましたが、近未来的な世界観の印象が強烈で、そこで生きていかねばならない主人公たちの運命が気になって、作品中で起きる連続殺人事件とトリック、その解決にまったく注意が行っていませんでした。これは一応ミステリなんですよね(汗)。いかにも新本格派的なトリックに現実味が感じられず、もどかしくてそのあたりは早読みでざーっと読んでしまっていました。個人的には作品としての評価は高いのですが、こんな読み方をされてはもしかして作者はうれしくないかもしれませんね(苦笑)。

書き始めた時は続編を書くことは想定していなかったそうですが、これは続きがあって当然でしょうという終わり方で、実際にその後、2つの続編が書かれました。これから主人公たちがどうなっていくのか、そして日本の行く末は?先を読むのがとても楽しみになりました。
闇の喇叭 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社文庫)より
4062778785
No.46
(4pt)

圧倒的な世界観

最初、二次大戦中のアメリカの原爆実験のシーンから始まります。が、昭和が召和になっていたりして、架空のお話なんだよということが暗示されています。それでも歴史については詳細に史実に忠実に描写されているようで、ソ連が条約を破ってだまし討ちで日本を攻撃したいきさつやアメリカが原爆を落とした思惑とはこういうことだったのかと、今更ながら国際情勢のえげつなさに怒りをおぼえました。このあたりは二次大戦と日本の運命に対する有栖川氏個人の考えも反映されているように思います。

史実から離れてフィクションに入り始めるのは、原爆が広島、長崎だけでなく、京都にまで落とされたあたりから。日本の降伏が遅れ、沖縄はアメリカに、北海道はロシアに取られてしまい、こともあろうに北海道はロシアの傀儡国家となり日ノ本共和国として独立させられてしまいます。このあたり満州国を思わせますが、日本が南北に分かれてしまった以後の展開はむしろ、分断された現在の南北朝鮮のようです。同じ民族で同じ言語を話しながら、思想、国家体制もまったく違ってしまった、あちらで何が起きているのかもよくわからないといった状況です。
そのような暗い空気の中で、日本人は内向きになってしまい、「それでもちゃんと生活できているではないか、経済レベルはまだ世界第三位ではないか」と自分たちに言い聞かせながら生きている(現在となんだかよく似ているような気がしますが・・)、そして国家の統制はますます厳しくなるばかりで、羊の群れのようにおとなしく従っている国民たち。探偵業が禁止されたのも、捜査権は警察や公安にしかない、民間人は余計なことに首を突っ込むなという締め付けだということになっています。そんな中で、元・探偵だったことを隠しながら、東北らしい田舎で隠れるように生きている誠と純の父娘。母親も優秀な探偵だったけれど、捜査中に忽然と姿を消してしまい、もう何年も行方不明になったまま。そこへ殺人事件が起きて・・・という展開です。

まず、世界観が非常に興味深いです。しっかりしていて実在感、切迫感があります。一応、ジュニア向けに書かれた小説だそうですが、あとがきで有栖川氏自身が書かれているように「10代の読者を対象にするからといって、がらりと作風を変える必要は感じなかった。普段書いているものも十代の読者に読まれることを期待しているからだ。」ということで、大人の鑑賞にも充分耐えうる作品になっています。いわゆる善の側である主人公の高校生3人やその親たち以外に、悪の側である中央警察の刑事も悪なりの存在感があり、登場人物の個性も立っています。

今ふと気がつきましたが、近未来的な世界観の印象が強烈で、そこで生きていかねばならない主人公たちの運命が気になって、作品中で起きる連続殺人事件とトリック、その解決にまったく注意が行っていませんでした。これは一応ミステリなんですよね(汗)。いかにも新本格派的なトリックに現実味が感じられず、もどかしくてそのあたりは早読みでざーっと読んでしまっていました。個人的には作品としての評価は高いのですが、こんな読み方をされてはもしかして作者はうれしくないかもしれませんね(苦笑)。

書き始めた時は続編を書くことは想定していなかったそうですが、これは続きがあって当然でしょうという終わり方で、実際にその後、2つの続編が書かれました。これから主人公たちがどうなっていくのか、そして日本の行く末は?先を読むのがとても楽しみになりました。
闇の喇叭 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社ノベルス)より
4061828673
No.45
(4pt)

圧倒的な世界観

最初、二次大戦中のアメリカの原爆実験のシーンから始まります。が、昭和が召和になっていたりして、架空のお話なんだよということが暗示されています。それでも歴史については詳細に史実に忠実に描写されているようで、ソ連が条約を破ってだまし討ちで日本を攻撃したいきさつやアメリカが原爆を落とした思惑とはこういうことだったのかと、今更ながら国際情勢のえげつなさに怒りをおぼえました。このあたりは二次大戦と日本の運命に対する有栖川氏個人の考えも反映されているように思います。

史実から離れてフィクションに入り始めるのは、原爆が広島、長崎だけでなく、京都にまで落とされたあたりから。日本の降伏が遅れ、沖縄はアメリカに、北海道はロシアに取られてしまい、こともあろうに北海道はロシアの傀儡国家となり日ノ本共和国として独立させられてしまいます。このあたり満州国を思わせますが、日本が南北に分かれてしまった以後の展開はむしろ、分断された現在の南北朝鮮のようです。同じ民族で同じ言語を話しながら、思想、国家体制もまったく違ってしまった、あちらで何が起きているのかもよくわからないといった状況です。
そのような暗い空気の中で、日本人は内向きになってしまい、「それでもちゃんと生活できているではないか、経済レベルはまだ世界第三位ではないか」と自分たちに言い聞かせながら生きている(現在となんだかよく似ているような気がしますが・・)、そして国家の統制はますます厳しくなるばかりで、羊の群れのようにおとなしく従っている国民たち。探偵業が禁止されたのも、捜査権は警察や公安にしかない、民間人は余計なことに首を突っ込むなという締め付けだということになっています。そんな中で、元・探偵だったことを隠しながら、東北らしい田舎で隠れるように生きている誠と純の父娘。母親も優秀な探偵だったけれど、捜査中に忽然と姿を消してしまい、もう何年も行方不明になったまま。そこへ殺人事件が起きて・・・という展開です。

まず、世界観が非常に興味深いです。しっかりしていて実在感、切迫感があります。一応、ジュニア向けに書かれた小説だそうですが、あとがきで有栖川氏自身が書かれているように「10代の読者を対象にするからといって、がらりと作風を変える必要は感じなかった。普段書いているものも十代の読者に読まれることを期待しているからだ。」ということで、大人の鑑賞にも充分耐えうる作品になっています。いわゆる善の側である主人公の高校生3人やその親たち以外に、悪の側である中央警察の刑事も悪なりの存在感があり、登場人物の個性も立っています。

今ふと気がつきましたが、近未来的な世界観の印象が強烈で、そこで生きていかねばならない主人公たちの運命が気になって、作品中で起きる連続殺人事件とトリック、その解決にまったく注意が行っていませんでした。これは一応ミステリなんですよね(汗)。いかにも新本格派的なトリックに現実味が感じられず、もどかしくてそのあたりは早読みでざーっと読んでしまっていました。個人的には作品としての評価は高いのですが、こんな読み方をされてはもしかして作者はうれしくないかもしれませんね(苦笑)。

書き始めた時は続編を書くことは想定していなかったそうですが、これは続きがあって当然でしょうという終わり方で、実際にその後、2つの続編が書かれました。これから主人公たちがどうなっていくのか、そして日本の行く末は?先を読むのがとても楽しみになりました。
闇の喇叭 Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭より
4062172097
No.44
(4pt)

圧倒的な世界観

最初、二次大戦中のアメリカの原爆実験のシーンから始まります。が、昭和が召和になっていたりして、架空のお話なんだよということが暗示されています。それでも歴史については詳細に史実に忠実に描写されているようで、ソ連が条約を破ってだまし討ちで日本を攻撃したいきさつやアメリカが原爆を落とした思惑とはこういうことだったのかと、今更ながら国際情勢のえげつなさに怒りをおぼえました。このあたりは二次大戦と日本の運命に対する有栖川氏個人の考えも反映されているように思います。

史実から離れてフィクションに入り始めるのは、原爆が広島、長崎だけでなく、京都にまで落とされたあたりから。日本の降伏が遅れ、沖縄はアメリカに、北海道はロシアに取られてしまい、こともあろうに北海道はロシアの傀儡国家となり日ノ本共和国として独立させられてしまいます。このあたり満州国を思わせますが、日本が南北に分かれてしまった以後の展開はむしろ、分断された現在の南北朝鮮のようです。同じ民族で同じ言語を話しながら、思想、国家体制もまったく違ってしまった、あちらで何が起きているのかもよくわからないといった状況です。
そのような暗い空気の中で、日本人は内向きになってしまい、「それでもちゃんと生活できているではないか、経済レベルはまだ世界第三位ではないか」と自分たちに言い聞かせながら生きている(現在となんだかよく似ているような気がしますが・・)、そして国家の統制はますます厳しくなるばかりで、羊の群れのようにおとなしく従っている国民たち。探偵業が禁止されたのも、捜査権は警察や公安にしかない、民間人は余計なことに首を突っ込むなという締め付けだということになっています。そんな中で、元・探偵だったことを隠しながら、東北らしい田舎で隠れるように生きている誠と純の父娘。母親も優秀な探偵だったけれど、捜査中に忽然と姿を消してしまい、もう何年も行方不明になったまま。そこへ殺人事件が起きて・・・という展開です。

まず、世界観が非常に興味深いです。しっかりしていて実在感、切迫感があります。一応、ジュニア向けに書かれた小説だそうですが、あとがきで有栖川氏自身が書かれているように「10代の読者を対象にするからといって、がらりと作風を変える必要は感じなかった。普段書いているものも十代の読者に読まれることを期待しているからだ。」ということで、大人の鑑賞にも充分耐えうる作品になっています。いわゆる善の側である主人公の高校生3人やその親たち以外に、悪の側である中央警察の刑事も悪なりの存在感があり、登場人物の個性も立っています。

今ふと気がつきましたが、近未来的な世界観の印象が強烈で、そこで生きていかねばならない主人公たちの運命が気になって、作品中で起きる連続殺人事件とトリック、その解決にまったく注意が行っていませんでした。これは一応ミステリなんですよね(汗)。いかにも新本格派的なトリックに現実味が感じられず、もどかしくてそのあたりは早読みでざーっと読んでしまっていました。個人的には作品としての評価は高いのですが、こんな読み方をされてはもしかして作者はうれしくないかもしれませんね(苦笑)。

書き始めた時は続編を書くことは想定していなかったそうですが、これは続きがあって当然でしょうという終わり方で、実際にその後、2つの続編が書かれました。これから主人公たちがどうなっていくのか、そして日本の行く末は?先を読むのがとても楽しみになりました。
闇の喇叭 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (ミステリーYA!)より
4652086350
No.43
(3pt)

次作に期待…

有栖川有栖の大ファンなので、新シリーズということで期待して読んだのですが…。うーん。

物語の舞台は、戦争を分岐点に違う道を辿った架空の日本です(一種のパラレルワールド)。
北海道が独立国家になっていたり、探偵行為が違法とされていたり、etc…この架空の日本の設定はよく出来ていてさすが面白いです。

けれど、主人公を含めたメインキャラクター達に生きた人間らしい魅力をあまり感じられませんでした(まあこれは人それぞれの感じ方にもよるかもしれませんが)
女子高生を主人公に書くのはさすがに無理があったのでは?正直なところ、大学生が限度だなと感じました。

ミステリとしては、犯人は早い段階で検討がつくうえトリックははっきりいって稚拙…。あまりにも古臭く、種明かしされたところで「あっそう…で?」としか思えなかったです。
なぜ有栖川有栖が今更こんなトリックを採用したのか?が本作の一番の謎。
若者向けに書かれたものだからとか、この作品の肝はトリックじゃないからとか、理由は色々あるのかもしれませんが…とにかくこれでは物足りない。

ただしこれはシリーズの一作目で、謂わば序章だと思いますので、今後に期待したす。特殊な世界設定を存分に活かした「あっと驚く結末を待って」います。
闇の喇叭 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社ノベルス)より
4061828673
No.42
(3pt)

次作に期待…

有栖川有栖の大ファンなので、新シリーズということで期待して読んだのですが…。うーん。

物語の舞台は、戦争を分岐点に違う道を辿った架空の日本です(一種のパラレルワールド)。
北海道が独立国家になっていたり、探偵行為が違法とされていたり、etc…この架空の日本の設定はよく出来ていてさすが面白いです。

けれど、主人公を含めたメインキャラクター達に生きた人間らしい魅力をあまり感じられませんでした(まあこれは人それぞれの感じ方にもよるかもしれませんが)
女子高生を主人公に書くのはさすがに無理があったのでは?正直なところ、大学生が限度だなと感じました。

ミステリとしては、犯人は早い段階で検討がつくうえトリックははっきりいって稚拙…。あまりにも古臭く、種明かしされたところで「あっそう…で?」としか思えなかったです。
なぜ有栖川有栖が今更こんなトリックを採用したのか?が本作の一番の謎。
若者向けに書かれたものだからとか、この作品の肝はトリックじゃないからとか、理由は色々あるのかもしれませんが…とにかくこれでは物足りない。

ただしこれはシリーズの一作目で、謂わば序章だと思いますので、今後に期待したす。特殊な世界設定を存分に活かした「あっと驚く結末を待って」います。
闇の喇叭 Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭より
4062172097
No.41
(3pt)

次作に期待…

有栖川有栖の大ファンなので、新シリーズということで期待して読んだのですが…。うーん。

物語の舞台は、戦争を分岐点に違う道を辿った架空の日本です(一種のパラレルワールド)。
北海道が独立国家になっていたり、探偵行為が違法とされていたり、etc…この架空の日本の設定はよく出来ていてさすが面白いです。

けれど、主人公を含めたメインキャラクター達に生きた人間らしい魅力をあまり感じられませんでした(まあこれは人それぞれの感じ方にもよるかもしれませんが)
女子高生を主人公に書くのはさすがに無理があったのでは?正直なところ、大学生が限度だなと感じました。

ミステリとしては、犯人は早い段階で検討がつくうえトリックははっきりいって稚拙…。あまりにも古臭く、種明かしされたところで「あっそう…で?」としか思えなかったです。
なぜ有栖川有栖が今更こんなトリックを採用したのか?が本作の一番の謎。
若者向けに書かれたものだからとか、この作品の肝はトリックじゃないからとか、理由は色々あるのかもしれませんが…とにかくこれでは物足りない。

ただしこれはシリーズの一作目で、謂わば序章だと思いますので、今後に期待したす。特殊な世界設定を存分に活かした「あっと驚く結末を待って」います。
闇の喇叭 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (ミステリーYA!)より
4652086350
No.40
(3pt)

次作に期待…

有栖川有栖の大ファンなので、新シリーズということで期待して読んだのですが…。うーん。

物語の舞台は、戦争を分岐点に違う道を辿った架空の日本です(一種のパラレルワールド)。
北海道が独立国家になっていたり、探偵行為が違法とされていたり、etc…この架空の日本の設定はよく出来ていてさすが面白いです。

けれど、主人公を含めたメインキャラクター達に生きた人間らしい魅力をあまり感じられませんでした(まあこれは人それぞれの感じ方にもよるかもしれませんが)
女子高生を主人公に書くのはさすがに無理があったのでは?正直なところ、大学生が限度だなと感じました。

ミステリとしては、犯人は早い段階で検討がつくうえトリックははっきりいって稚拙…。あまりにも古臭く、種明かしされたところで「あっそう…で?」としか思えなかったです。
なぜ有栖川有栖が今更こんなトリックを採用したのか?が本作の一番の謎。
若者向けに書かれたものだからとか、この作品の肝はトリックじゃないからとか、理由は色々あるのかもしれませんが…とにかくこれでは物足りない。

ただしこれはシリーズの一作目で、謂わば序章だと思いますので、今後に期待したす。特殊な世界設定を存分に活かした「あっと驚く結末を待って」います。
闇の喇叭 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社文庫)より
4062778785
No.39
(4pt)

高校生が主人公!

有栖川作品だから購入。最近の作品は熟語が多くて作風を変えたいみたいだが基本は同じ。高校生を主人公にした目新しさも新境地を開拓したいから?大学生の江アリコンビがギリギリかな。
闇の喇叭 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社文庫)より
4062778785
No.38
(4pt)

高校生が主人公!

有栖川作品だから購入。最近の作品は熟語が多くて作風を変えたいみたいだが基本は同じ。高校生を主人公にした目新しさも新境地を開拓したいから?大学生の江アリコンビがギリギリかな。
闇の喇叭 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社ノベルス)より
4061828673
No.37
(4pt)

高校生が主人公!

有栖川作品だから購入。最近の作品は熟語が多くて作風を変えたいみたいだが基本は同じ。高校生を主人公にした目新しさも新境地を開拓したいから?大学生の江アリコンビがギリギリかな。
闇の喇叭 Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭より
4062172097
No.36
(4pt)

高校生が主人公!

有栖川作品だから購入。最近の作品は熟語が多くて作風を変えたいみたいだが基本は同じ。高校生を主人公にした目新しさも新境地を開拓したいから?大学生の江アリコンビがギリギリかな。
闇の喇叭 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (ミステリーYA!)より
4652086350
No.35
(4pt)

新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢

有栖川有栖の新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢。2010年にティーンエイジャー向けとして書かれたという。

舞台はここではない1945年ごろに分岐してしまったパラレルワールドの現代日本。冷戦の余波が残り複雑な国内外情勢、これに対応した極端に統制側に振れた(さらに振れつつある)国内の状況、とちょっとしたSFばりの設定だ。
市民の生活はいろいろと理不尽に縛られていて、私立探偵禁止法もそのひとつ、、、というところでミステリの世界へのとっかかりが繋がる。

主人公「ソラ」は地方の女子高校生。彼女の住む地域に「スパイ」と目される人物が侵入したとのうわさが流れ、さらに身元不明の死体が発見され、中央警察から敏腕捜査官が派遣され、そして隠遁生活を送ってきた「ソラ」の父親は・・・、という話。

犯罪にからむトリックやその背景の動機や事情などは、ある程度のロジックに固められてはいるが、おぉっと膝を打つほどのものではない(どちらかというと、わざとかもしれないが、大時代的な雰囲気を感じる)。次作以降も読んでみないとよくはわからないが、有栖川としては、(架空の)社会情勢の理不尽さや、それを受けての教育の在り方、そういう状況にあっての市民のふるまい方、などなどについて(現実の日本も踏まえ)チクチクと苦言を呈しつつ、ミステリ自体の面白さを登場人物に語らせ、論理的筋道でものごとを考える大切さを若い世代へ示す。そんな狙いで書かれたような気がする。

「新・本格」も次世代へ目を向ける時代か、と少し感無量。
闇の喇叭 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社文庫)より
4062778785
No.34
(4pt)

新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢

有栖川有栖の新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢。2010年にティーンエイジャー向けとして書かれたという。

舞台はここではない1945年ごろに分岐してしまったパラレルワールドの現代日本。冷戦の余波が残り複雑な国内外情勢、これに対応した極端に統制側に振れた(さらに振れつつある)国内の状況、とちょっとしたSFばりの設定だ。
市民の生活はいろいろと理不尽に縛られていて、私立探偵禁止法もそのひとつ、、、というところでミステリの世界へのとっかかりが繋がる。

主人公「ソラ」は地方の女子高校生。彼女の住む地域に「スパイ」と目される人物が侵入したとのうわさが流れ、さらに身元不明の死体が発見され、中央警察から敏腕捜査官が派遣され、そして隠遁生活を送ってきた「ソラ」の父親は・・・、という話。

犯罪にからむトリックやその背景の動機や事情などは、ある程度のロジックに固められてはいるが、おぉっと膝を打つほどのものではない(どちらかというと、わざとかもしれないが、大時代的な雰囲気を感じる)。次作以降も読んでみないとよくはわからないが、有栖川としては、(架空の)社会情勢の理不尽さや、それを受けての教育の在り方、そういう状況にあっての市民のふるまい方、などなどについて(現実の日本も踏まえ)チクチクと苦言を呈しつつ、ミステリ自体の面白さを登場人物に語らせ、論理的筋道でものごとを考える大切さを若い世代へ示す。そんな狙いで書かれたような気がする。

「新・本格」も次世代へ目を向ける時代か、と少し感無量。
闇の喇叭 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社ノベルス)より
4061828673
No.33
(4pt)

新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢

有栖川有栖の新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢。2010年にティーンエイジャー向けとして書かれたという。

舞台はここではない1945年ごろに分岐してしまったパラレルワールドの現代日本。冷戦の余波が残り複雑な国内外情勢、これに対応した極端に統制側に振れた(さらに振れつつある)国内の状況、とちょっとしたSFばりの設定だ。
市民の生活はいろいろと理不尽に縛られていて、私立探偵禁止法もそのひとつ、、、というところでミステリの世界へのとっかかりが繋がる。

主人公「ソラ」は地方の女子高校生。彼女の住む地域に「スパイ」と目される人物が侵入したとのうわさが流れ、さらに身元不明の死体が発見され、中央警察から敏腕捜査官が派遣され、そして隠遁生活を送ってきた「ソラ」の父親は・・・、という話。

犯罪にからむトリックやその背景の動機や事情などは、ある程度のロジックに固められてはいるが、おぉっと膝を打つほどのものではない(どちらかというと、わざとかもしれないが、大時代的な雰囲気を感じる)。次作以降も読んでみないとよくはわからないが、有栖川としては、(架空の)社会情勢の理不尽さや、それを受けての教育の在り方、そういう状況にあっての市民のふるまい方、などなどについて(現実の日本も踏まえ)チクチクと苦言を呈しつつ、ミステリ自体の面白さを登場人物に語らせ、論理的筋道でものごとを考える大切さを若い世代へ示す。そんな狙いで書かれたような気がする。

「新・本格」も次世代へ目を向ける時代か、と少し感無量。
闇の喇叭 Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭より
4062172097
No.32
(4pt)

新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢

有栖川有栖の新シリーズ「探偵ソラ」の嚆矢。2010年にティーンエイジャー向けとして書かれたという。

舞台はここではない1945年ごろに分岐してしまったパラレルワールドの現代日本。冷戦の余波が残り複雑な国内外情勢、これに対応した極端に統制側に振れた(さらに振れつつある)国内の状況、とちょっとしたSFばりの設定だ。
市民の生活はいろいろと理不尽に縛られていて、私立探偵禁止法もそのひとつ、、、というところでミステリの世界へのとっかかりが繋がる。

主人公「ソラ」は地方の女子高校生。彼女の住む地域に「スパイ」と目される人物が侵入したとのうわさが流れ、さらに身元不明の死体が発見され、中央警察から敏腕捜査官が派遣され、そして隠遁生活を送ってきた「ソラ」の父親は・・・、という話。

犯罪にからむトリックやその背景の動機や事情などは、ある程度のロジックに固められてはいるが、おぉっと膝を打つほどのものではない(どちらかというと、わざとかもしれないが、大時代的な雰囲気を感じる)。次作以降も読んでみないとよくはわからないが、有栖川としては、(架空の)社会情勢の理不尽さや、それを受けての教育の在り方、そういう状況にあっての市民のふるまい方、などなどについて(現実の日本も踏まえ)チクチクと苦言を呈しつつ、ミステリ自体の面白さを登場人物に語らせ、論理的筋道でものごとを考える大切さを若い世代へ示す。そんな狙いで書かれたような気がする。

「新・本格」も次世代へ目を向ける時代か、と少し感無量。
闇の喇叭 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (ミステリーYA!)より
4652086350
No.31
(3pt)

まずはミステリーを楽しみつつも世界観をしっかりと

シリーズ「探偵ソラ」の第一作目ですが、序章というか、読者が世界観をじっくりと身体に染み込ませるための本かな。
全く同じ戦争の歴史を辿ってはいるものの、分岐点で違う道を選んだために日本とロシアの関係などが大きく違う世界の物語です。
実際の歴史と絡めてあるためか、壮大な設定ながらも、物語の所々に差し込まれた世界情勢の説明がかなり細かく、土台がしっかりとしています。読み終えてから、歴史好きな姉に「こういう世界が舞台の物語があるんだけど、かなりリアリティあって面白いよ」と紹介したほどです。専門用語がびっしりのファンタジーよりも、実際の歴史と絡めてあるぶん、理解しやすいし、ミステリーを楽しみつつ、この本を読むことでこの物語の世界観がしっかりと染み付く感じ。
闇の喇叭 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社ノベルス)より
4061828673
No.30
(3pt)

まずはミステリーを楽しみつつも世界観をしっかりと

シリーズ「探偵ソラ」の第一作目ですが、序章というか、読者が世界観をじっくりと身体に染み込ませるための本かな。
全く同じ戦争の歴史を辿ってはいるものの、分岐点で違う道を選んだために日本とロシアの関係などが大きく違う世界の物語です。
実際の歴史と絡めてあるためか、壮大な設定ながらも、物語の所々に差し込まれた世界情勢の説明がかなり細かく、土台がしっかりとしています。読み終えてから、歴史好きな姉に「こういう世界が舞台の物語があるんだけど、かなりリアリティあって面白いよ」と紹介したほどです。専門用語がびっしりのファンタジーよりも、実際の歴史と絡めてあるぶん、理解しやすいし、ミステリーを楽しみつつ、この本を読むことでこの物語の世界観がしっかりと染み付く感じ。
闇の喇叭 Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭より
4062172097
No.29
(3pt)

まずはミステリーを楽しみつつも世界観をしっかりと

シリーズ「探偵ソラ」の第一作目ですが、序章というか、読者が世界観をじっくりと身体に染み込ませるための本かな。
全く同じ戦争の歴史を辿ってはいるものの、分岐点で違う道を選んだために日本とロシアの関係などが大きく違う世界の物語です。
実際の歴史と絡めてあるためか、壮大な設定ながらも、物語の所々に差し込まれた世界情勢の説明がかなり細かく、土台がしっかりとしています。読み終えてから、歴史好きな姉に「こういう世界が舞台の物語があるんだけど、かなりリアリティあって面白いよ」と紹介したほどです。専門用語がびっしりのファンタジーよりも、実際の歴史と絡めてあるぶん、理解しやすいし、ミステリーを楽しみつつ、この本を読むことでこの物語の世界観がしっかりと染み付く感じ。
闇の喇叭 (ミステリーYA!) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (ミステリーYA!)より
4652086350
No.28
(3pt)

まずはミステリーを楽しみつつも世界観をしっかりと

シリーズ「探偵ソラ」の第一作目ですが、序章というか、読者が世界観をじっくりと身体に染み込ませるための本かな。
全く同じ戦争の歴史を辿ってはいるものの、分岐点で違う道を選んだために日本とロシアの関係などが大きく違う世界の物語です。
実際の歴史と絡めてあるためか、壮大な設定ながらも、物語の所々に差し込まれた世界情勢の説明がかなり細かく、土台がしっかりとしています。読み終えてから、歴史好きな姉に「こういう世界が舞台の物語があるんだけど、かなりリアリティあって面白いよ」と紹介したほどです。専門用語がびっしりのファンタジーよりも、実際の歴史と絡めてあるぶん、理解しやすいし、ミステリーを楽しみつつ、この本を読むことでこの物語の世界観がしっかりと染み付く感じ。
闇の喇叭 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の喇叭 (講談社文庫)より
4062778785