殺しの双曲線

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評判

殺しの双曲線の評価:

3.71/5点 レビュー 59件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全180件 141〜160 8/9ページ
No.40
(4pt)

トラベルミステリーじゃないから乗車してみて

岡嶋二人の傑作『そして扉は閉ざされた』のレビューを書いている途中で、「そうだ、あんな面白作もあったっけ」と思い出したのが本作。トラベルミステリーの大家、或いはテレビの二時間サスペンスの原作キングとして、推理小説読者ならずとも知れ渡った西村京太郎。「何だ、十津川警部が電車に乗って、所轄も担当も関係なしに日本中どこの事件でも首を突っ込んでゆく、超マンネリドラマ原作なんかいらんよ」と、早くも途中下車しようと腰をあげたくなった方も、この作品には乗車してみても良いと思います。
本作はトラベルミステリーではなく、『そして誰もいなくなった』などに代表される、閉ざされた密室空間での推理劇。冒頭に「この作品のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と、大胆にもトリックを明かした作者の注意書きが提示されている。これでグッと読者の興味を引きつけたうえで、双生児の兄弟による奇妙な強盗事件と、前述の雪に閉ざされた山荘での連続殺人劇が、交互に同時進行してゆく。この二つの事件が平行して描かれるという手法のために、舞台と登場人物が限られている『山荘もの』にありがちな退屈感から逃れ、二つのストーリーがどう結びついてゆくのかという期待感で、ラストまで読者を飽きさせず引っ張ってゆくという趣向だ。
正直、重箱の隅を突こうとすれば、突っ込みどころは幾らもある。元来、西村作品は全般にわたって、文章も構成も論理も荒削りだ。だが、それが裏腹に、読みやすさとスピーディなサスペンスを約束してもいる。トラベルミステリーを大量生産しはじめた後の作品は、この荒削りがすぎて、内容スカスカの惨状にまで至っているが、初期作品である本書は、スリリングに一気読みを楽しめる快作となっている。二時間ドラマの先入観を捨てて、一度ページを開いてみていい作品だと思う。他に『消えたタンカー』や『名探偵なんか怖くない』などが、西村気質の荒削りが、作品を面白くするいい方向に現れたオススメ作である。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.39
(4pt)

トラベルミステリーじゃないから乗車してみて

岡嶋二人の傑作『そして扉は閉ざされた』のレビューを書いている途中で、「そうだ、あんな面白作もあったっけ」と思い出したのが本作。トラベルミステリーの大家、或いはテレビの二時間サスペンスの原作キングとして、推理小説読者ならずとも知れ渡った西村京太郎。「何だ、十津川警部が電車に乗って、所轄も担当も関係なしに日本中どこの事件でも首を突っ込んでゆく、超マンネリドラマ原作なんかいらんよ」と、早くも途中下車しようと腰をあげたくなった方も、この作品には乗車してみても良いと思います。
本作はトラベルミステリーではなく、『そして誰もいなくなった』などに代表される、閉ざされた密室空間での推理劇。冒頭に「この作品のメイントリックは双生児であることを利用したものです」と、大胆にもトリックを明かした作者の注意書きが提示されている。これでグッと読者の興味を引きつけたうえで、双生児の兄弟による奇妙な強盗事件と、前述の雪に閉ざされた山荘での連続殺人劇が、交互に同時進行してゆく。この二つの事件が平行して描かれるという手法のために、舞台と登場人物が限られている『山荘もの』にありがちな退屈感から逃れ、二つのストーリーがどう結びついてゆくのかという期待感で、ラストまで読者を飽きさせず引っ張ってゆくという趣向だ。
正直、重箱の隅を突こうとすれば、突っ込みどころは幾らもある。元来、西村作品は全般にわたって、文章も構成も論理も荒削りだ。だが、それが裏腹に、読みやすさとスピーディなサスペンスを約束してもいる。トラベルミステリーを大量生産しはじめた後の作品は、この荒削りがすぎて、内容スカスカの惨状にまで至っているが、初期作品である本書は、スリリングに一気読みを楽しめる快作となっている。二時間ドラマの先入観を捨てて、一度ページを開いてみていい作品だと思う。他に『消えたタンカー』や『名探偵なんか怖くない』などが、西村気質の荒削りが、作品を面白くするいい方向に現れたオススメ作である。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.38
(2pt)

高評価につられて読んでみたものの

クローズドサークルものの隠れた傑作という評価に釣られて読んでみました。
読みやすい文章、クセのない人物造形、強盗の双子の飄々とした魅力などで
3時間程度で読了できましたが、本格ミステリとしての内容はイマイチでした。

以下、ネタバレも含んだ不満点です。

冒頭で、犯行に双子がかかわっていることが宣言されていますが、
復讐のカードのシンボルは特定層にしかわからないため手がかりとしてはアンフェア。
山荘の犯人は消去法でわかりやすいものの、決定付ける客観性な証拠がないので
読者が判断付けるのは難しく、登場人物の憶測に阿らなければならない。
動機にかなりムリがあり、どちらかと言えば犯人の過失が目立つので感情移入できない。
なので真犯人がわかった後の展開が冗長に感じる。(ラストのオチも予想しやすい)
作中キャラの推理力がなさすぎて「そこは怪しいと思えよ!」「先手を打てるだろ!」と
突っ込みたくなることがしばしば。
双曲線というタイトルの割に、同時進行の二つの事件の間には直接の関連性がなく、
実際には平行線でしかなかった。

発表当時に読んでいたら斬新で面白かったのかもしれませんが、
氏のトラベルミステリー同様、ミステリ部分のプロットが雑だなと思いました。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.37
(2pt)

高評価につられて読んでみたものの

クローズドサークルものの隠れた傑作という評価に釣られて読んでみました。
読みやすい文章、クセのない人物造形、強盗の双子の飄々とした魅力などで
3時間程度で読了できましたが、本格ミステリとしての内容はイマイチでした。

以下、ネタバレも含んだ不満点です。

冒頭で、犯行に双子がかかわっていることが宣言されていますが、
復讐のカードのシンボルは特定層にしかわからないため手がかりとしてはアンフェア。
山荘の犯人は消去法でわかりやすいものの、決定付ける客観性な証拠がないので
読者が判断付けるのは難しく、登場人物の憶測に阿らなければならない。
動機にかなりムリがあり、どちらかと言えば犯人の過失が目立つので感情移入できない。
なので真犯人がわかった後の展開が冗長に感じる。(ラストのオチも予想しやすい)
作中キャラの推理力がなさすぎて「そこは怪しいと思えよ!」「先手を打てるだろ!」と
突っ込みたくなることがしばしば。
双曲線というタイトルの割に、同時進行の二つの事件の間には直接の関連性がなく、
実際には平行線でしかなかった。

発表当時に読んでいたら斬新で面白かったのかもしれませんが、
氏のトラベルミステリー同様、ミステリ部分のプロットが雑だなと思いました。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.36
(2pt)

高評価につられて読んでみたものの

クローズドサークルものの隠れた傑作という評価に釣られて読んでみました。
読みやすい文章、クセのない人物造形、強盗の双子の飄々とした魅力などで
3時間程度で読了できましたが、本格ミステリとしての内容はイマイチでした。

以下、ネタバレも含んだ不満点です。

冒頭で、犯行に双子がかかわっていることが宣言されていますが、
復讐のカードのシンボルは特定層にしかわからないため手がかりとしてはアンフェア。
山荘の犯人は消去法でわかりやすいものの、決定付ける客観性な証拠がないので
読者が判断付けるのは難しく、登場人物の憶測に阿らなければならない。
動機にかなりムリがあり、どちらかと言えば犯人の過失が目立つので感情移入できない。
なので真犯人がわかった後の展開が冗長に感じる。(ラストのオチも予想しやすい)
作中キャラの推理力がなさすぎて「そこは怪しいと思えよ!」「先手を打てるだろ!」と
突っ込みたくなることがしばしば。
双曲線というタイトルの割に、同時進行の二つの事件の間には直接の関連性がなく、
実際には平行線でしかなかった。


発表当時に読んでいたら斬新で面白かったのかもしれませんが、
氏のトラベルミステリー同様、ミステリ部分のプロットが雑だなと思いました。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.35
(2pt)

高評価につられて読んでみたものの

クローズドサークルものの隠れた傑作という評価に釣られて読んでみました。
読みやすい文章、クセのない人物造形、強盗の双子の飄々とした魅力などで
3時間程度で読了できましたが、本格ミステリとしての内容はイマイチでした。

以下、ネタバレも含んだ不満点です。

冒頭で、犯行に双子がかかわっていることが宣言されていますが、
復讐のカードのシンボルは特定層にしかわからないため手がかりとしてはアンフェア。
山荘の犯人は消去法でわかりやすいものの、決定付ける客観性な証拠がないので
読者が判断付けるのは難しく、登場人物の憶測に阿らなければならない。
動機にかなりムリがあり、どちらかと言えば犯人の過失が目立つので感情移入できない。
なので真犯人がわかった後の展開が冗長に感じる。(ラストのオチも予想しやすい)
作中キャラの推理力がなさすぎて「そこは怪しいと思えよ!」「先手を打てるだろ!」と
突っ込みたくなることがしばしば。
双曲線というタイトルの割に、同時進行の二つの事件の間には直接の関連性がなく、
実際には平行線でしかなかった。


発表当時に読んでいたら斬新で面白かったのかもしれませんが、
氏のトラベルミステリー同様、ミステリ部分のプロットが雑だなと思いました。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.34
(2pt)

古いからなのか?

アイディアはいいが、好きになれなかった。
すべてが脚本通りに動いているというか、登場人物が動かされている。行動に必然性がない。

また、なぜ「そして誰もいなくなった」を持ち出したのだろう?
これでやりたかったことが見えてこない。
完成されているものに、ごちゃごちゃと付け足している印象。

これは単に古いからなのか?
昔は心理描写よりも、トリックに重点が置かれていたということなのだろうか。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.33
(2pt)

古いからなのか?

アイディアはいいが、好きになれなかった。
すべてが脚本通りに動いているというか、登場人物が動かされている。行動に必然性がない。

また、なぜ「そして誰もいなくなった」を持ち出したのだろう?
これでやりたかったことが見えてこない。
完成されているものに、ごちゃごちゃと付け足している印象。

これは単に古いからなのか?
昔は心理描写よりも、トリックに重点が置かれていたということなのだろうか。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.32
(2pt)

古い。。それさえ理解していれば・・・

クローズドサークルものを探して、評価の高いこの作品を読みました。
西村先生の作品は電車がでてくるので敬遠してたのですが、これには関係ないと思い読みました・・・・・・・ん?

結論からいえば、期待せずに読めば良作だと思います。
しかし、私は、登場する警察の頭の悪さと刑法理論の理解について難がある点でスッキリしませんでした。
古いからなのか…。
過剰に期待をせずに、素直な気持ちで読める方にはお勧めかもしれません。
疑り深い、法律かじりの私には合いませんでした…。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.31
(2pt)

古い。。それさえ理解していれば・・・

クローズドサークルものを探して、評価の高いこの作品を読みました。
西村先生の作品は電車がでてくるので敬遠してたのですが、これには関係ないと思い読みました・・・・・・・ん?

結論からいえば、期待せずに読めば良作だと思います。
しかし、私は、登場する警察の頭の悪さと刑法理論の理解について難がある点でスッキリしませんでした。
古いからなのか…。
過剰に期待をせずに、素直な気持ちで読める方にはお勧めかもしれません。
疑り深い、法律かじりの私には合いませんでした…。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.30
(2pt)

古い。。それさえ理解していれば・・・

クローズドサークルものを探して、評価の高いこの作品を読みました。
西村先生の作品は電車がでてくるので敬遠してたのですが、これには関係ないと思い読みました・・・・・・・ん?

結論からいえば、期待せずに読めば良作だと思います。
しかし、私は、登場する警察の頭の悪さと刑法理論の理解についてがある点でスッキリしませんでした。
古いからなのか…。
過剰に期待をせずに、素直な気持ちで読める方にはお勧めかもしれません。
疑り深い、似非法律家の私には合いませんでした…。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.29
(2pt)

古い。。それさえ理解していれば・・・

クローズドサークルものを探して、評価の高いこの作品を読みました。
西村先生の作品は電車がでてくるので敬遠してたのですが、これには関係ないと思い読みました・・・・・・・ん?

結論からいえば、期待せずに読めば良作だと思います。
しかし、私は、登場する警察の頭の悪さと刑法理論の理解についてがある点でスッキリしませんでした。
古いからなのか…。
過剰に期待をせずに、素直な気持ちで読める方にはお勧めかもしれません。
疑り深い、似非法律家の私には合いませんでした…。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.28
(5pt)

やっぱりスゴイ!! 日本ミステリの古典の一つ

西村京太郎氏も赤川次郎氏も、デビュー当初は本格派ミステリ作家として評価されていました。
その後、時が経つに連れて『売れる作品』を量産していくのですが…

本書は、その『本格派』としての西村氏の力量が余す所なく発揮されています。

日本ミステリ史として、社会派後の、まだ新本格派の作家が登場してくる遥か以前に著されており、『ミステリ評論』のターゲットからは漏れていると思いますが、現在となっては、正しく『日本ミステリの古典の一つ』として扱って良いと思います。

PCゲーム『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』をプレイされている方には、『火刑法廷』と並んで、是非お勧めいたします。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.27
(5pt)

やっぱりスゴイ!! 日本ミステリの古典の一つ

西村京太郎氏も赤川次郎氏も、デビュー当初は本格派ミステリ作家として評価されていました。
その後、時が経つに連れて『売れる作品』を量産していくのですが…

本書は、その『本格派』としての西村氏の力量が余す所なく発揮されています。

日本ミステリ史として、社会派後の、まだ新本格派の作家が登場してくる遥か以前に著されており、『ミステリ評論』のターゲットからは漏れていると思いますが、現在となっては、正しく『日本ミステリの古典の一つ』として扱って良いと思います。

PCゲーム『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』をプレイされている方には、『火刑法廷』と並んで、是非お勧めいたします。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.26
(5pt)

やっぱりスゴイ!! 日本ミステリの古典の一つ

西村京太郎氏も赤川次郎氏も、デビュー当初は本格派ミステリ作家として評価されていました。
その後、時が経つに連れて『売れる作品』を量産していくのですが…
本書は、その『本格派』としての西村氏の力量が余す所なく発揮されています。
日本ミステリ史として、社会派後の、まだ新本格派の作家が登場してくる遥か以前に著されており、『ミステリ評論』のターゲットからは漏れていると思いますが、現在となっては、正しく『日本ミステリの古典の一つ』として扱って良いと思います。
PCゲーム『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』をプレイされている方には、『火刑法廷』と並んで、是非お勧めいたします。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.25
(5pt)

やっぱりスゴイ!! 日本ミステリの古典の一つ

西村京太郎氏も赤川次郎氏も、デビュー当初は本格派ミステリ作家として評価されていました。
その後、時が経つに連れて『売れる作品』を量産していくのですが…
本書は、その『本格派』としての西村氏の力量が余す所なく発揮されています。
日本ミステリ史として、社会派後の、まだ新本格派の作家が登場してくる遥か以前に著されており、『ミステリ評論』のターゲットからは漏れていると思いますが、現在となっては、正しく『日本ミステリの古典の一つ』として扱って良いと思います。
PCゲーム『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』をプレイされている方には、『火刑法廷』と並んで、是非お勧めいたします。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
406136135X
No.24
(4pt)

技あり一本

「そして誰もいなくなった」を意識して書いた大意欲作です。
普通に「そして誰も〜」をただなぞるだけでは、「”作者の挑戦”としてとらえてみてどう思うか?」、「読者が読み進めていて面白いか?」、という二つの疑問の両方に「つまらない」としか言えません。しかしこの作品はそこをちゃんと理解して書かれているのがスゴい。

まず最初に作者の言葉として「この作品のメイントリックには双生児が関わります」ということをはっきり明示。これで否が応にも読者は”双子”に注目せざるをえません。

次にAパートとして、双子の起こす一風変わった強盗事件の話が、Bパートとして、豪雪地帯の旅館に招待された人々の間に巻き起こる連続殺人事件の話が、A、B、A、Bというように、交互に語られます。
これによって、「AとB、二つの事件はどこで交わるのか?」という小説的な興味をそそる効果を挙げる一方、二つの事件をテンポよく交互に語ることで、だらだらとした展開になることを抑える効果も挙げています。
閉鎖環境下での連続殺人事件、などというのは今までにも相当な作品数が書かれてきましたからどうしても退屈になりがちだと思いますが、それを強盗事件のパートを挟むことで読者の興味をうまく繋げているのですから流石です。

オチもかなり意外だったので、読んでいて非常に楽しめました。
「西村京太郎=中高年齢層のサラリーマン相手に荒稼ぎしているマンネリ作家」という認識で、読まず嫌いをしていた自分が恥ずかしいぐらいです。
殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線―長編推理小説 (1977年) (Joy novels)より
B000J8ULX4
No.23
(4pt)

技あり一本

「そして誰もいなくなった」を意識して書いた大意欲作です。
普通に「そして誰も〜」をただなぞるだけでは、「”作者の挑戦”としてとらえてみてどう思うか?」、「読者が読み進めていて面白いか?」、という二つの疑問の両方に「つまらない」としか言えません。しかしこの作品はそこをちゃんと理解して書かれているのがスゴい。

まず最初に作者の言葉として「この作品のメイントリックには双生児が関わります」ということをはっきり明示。これで否が応にも読者は”双子”に注目せざるをえません。

次にAパートとして、双子の起こす一風変わった強盗事件の話が、Bパートとして、豪雪地帯の旅館に招待された人々の間に巻き起こる連続殺人事件の話が、A、B、A、Bというように、交互に語られます。
これによって、「AとB、二つの事件はどこで交わるのか?」という小説的な興味をそそる効果を挙げる一方、二つの事件をテンポよく交互に語ることで、だらだらとした展開になることを抑える効果も挙げています。
閉鎖環境下での連続殺人事件、などというのは今までにも相当な作品数が書かれてきましたからどうしても退屈になりがちだと思いますが、それを強盗事件のパートを挟むことで読者の興味をうまく繋げているのですから流石です。

オチもかなり意外だったので、読んでいて非常に楽しめました。
「西村京太郎=中高年齢層のサラリーマン相手に荒稼ぎしているマンネリ作家」という認識で、読まず嫌いをしていた自分が恥ずかしいぐらいです。
殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (1979年) (講談社文庫)より
B000J8GXWC
No.22
(4pt)

技あり一本

「そして誰もいなくなった」を意識して書いた大意欲作です。
普通に「そして誰も〜」をただなぞるだけでは、「”作者の挑戦”としてとらえてみてどう思うか?」、「読者が読み進めていて面白いか?」、という二つの疑問の両方に「つまらない」としか言えません。しかしこの作品はそこをちゃんと理解して書かれているのがスゴい。
まず最初に作者の言葉として「この作品のメイントリックには双生児が関わります」ということをはっきり明示。これで否が応にも読者は”双子”に注目せざるをえません。
次にAパートとして、双子の起こす一風変わった強盗事件の話が、Bパートとして、豪雪地帯の旅館に招待された人々の間に巻き起こる連続殺人事件の話が、A、B、A、Bというように、交互に語られます。
これによって、「AとB、二つの事件はどこで交わるのか?」という小説的な興味をそそる効果を挙げる一方、二つの事件をテンポよく交互に語ることで、だらだらとした展開になることを抑える効果も挙げています。
閉鎖環境下での連続殺人事件、などというのは今までにも相当な作品数が書かれてきましたからどうしても退屈になりがちだと思いますが、それを強盗事件のパートを挟むことで読者の興味をうまく繋げているのですから流石です。
オチもかなり意外だったので、読んでいて非常に楽しめました。
「西村京太郎=中高年齢層のサラリーマン相手に荒稼ぎしているマンネリ作家」という認識で、読まず嫌いをしていた自分が恥ずかしいぐらいです。
殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (ジョイ・ノベルス)より
4408504327
No.21
(4pt)

技あり一本

「そして誰もいなくなった」を意識して書いた大意欲作です。
普通に「そして誰も〜」をただなぞるだけでは、「”作者の挑戦”としてとらえてみてどう思うか?」、「読者が読み進めていて面白いか?」、という二つの疑問の両方に「つまらない」としか言えません。しかしこの作品はそこをちゃんと理解して書かれているのがスゴい。
まず最初に作者の言葉として「この作品のメイントリックには双生児が関わります」ということをはっきり明示。これで否が応にも読者は”双子”に注目せざるをえません。
次にAパートとして、双子の起こす一風変わった強盗事件の話が、Bパートとして、豪雪地帯の旅館に招待された人々の間に巻き起こる連続殺人事件の話が、A、B、A、Bというように、交互に語られます。
これによって、「AとB、二つの事件はどこで交わるのか?」という小説的な興味をそそる効果を挙げる一方、二つの事件をテンポよく交互に語ることで、だらだらとした展開になることを抑える効果も挙げています。
閉鎖環境下での連続殺人事件、などというのは今までにも相当な作品数が書かれてきましたからどうしても退屈になりがちだと思いますが、それを強盗事件のパートを挟むことで読者の興味をうまく繋げているのですから流石です。
オチもかなり意外だったので、読んでいて非常に楽しめました。
「西村京太郎=中高年齢層のサラリーマン相手に荒稼ぎしているマンネリ作家」という認識で、読まず嫌いをしていた自分が恥ずかしいぐらいです。
殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4) Amazon書評・レビュー: 殺しの双曲線 (講談社文庫 に 1-4)より
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