■スポンサードリンク
終の棲家
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
終の棲家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の女性記者が「在宅介護」をテーマに高齢者の取材をすると、取材相手がなぜか次々と死ぬ、というミステリ仕立ての小説だ。 そちらの謎解きと同時に、主人公の記者としての成長も描かれている。 あっさり書いてしまえば、「終の棲家」というタイトルは、テーマである「在宅介護」を意味すると同時に、彼女が会社内での居場所(つまり終の棲家)を見つけるという二重の意味が込められているのだろう。 筆者は新聞記者出身らしいので、どうしても横山秀夫と比べながら読んでしまう。 さて、そうしてみると、この話。前半は横山秀夫の「クライマーズハイ」のように、新聞社内のどろどろした人間関係、権力争いが描かれる。 これはなかなか面白そうだぞ、と思って読んでいると、中盤、あることをきっかけに、突如、主人公の目の色が変わる。 文字通りその姿だけを見て、それまで彼女をバカに仕切っていた上司が「こいつは化けた。本物の記者になった」という感じで突然豹変して彼女を重用するようになる。そこからなんだか、急に熱血仕事仲間と一緒に謎を解く、みたいな話になって、正直戸惑ってしまった。 はっきりいって、実際にこんなことがあるんだろうか。 素人である読者にはあまりに唐突で、ふにおちない気がするんだが。 決して悪い出来の小説だとは言わないけれど、ちょっと残念だった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!