逆転ペスカトーレ
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地方のレストランでのどたばたを描いた作品であるが、ちょっぴりサスペンス風でもある。 ある企業の新調味料開発に賭ける幾人かがレストランの経営にひそかに入り込み、一種の新食感パスタが人気を呼んだ。 新しいコックがひそかに使った調味料だが、その秘訣を調べるべき店員がひそかに調味料を盗んで自分で幾度も調理して食したら自殺未遂と思われる事件に展開。 果たしてこの結末は。サスペンス仕立てにしては弱い。 一般文学通算976作品目の感想。2015/02/03 20:40 | ||||
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仙川さんは常に医学、薬学、臨床、技術者などのテーマを持って小説を書かれていますが この本はその部分は少しばかりの弱いスパイス程度、無くても結構面白いストーリーだと思いました。 仙川の得意分野の知識を無にして小説家としての一歩になる作品かも。 人と人との鮮烈なぶつかり合いを丁寧に優しく書かれているように思います。 スパイスなしで脚本できたらテレビにでも映画にでもなりそうですけどねぇ。 | ||||
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実家のレストランは父が亡くなっていらい雇われシェフの小埜がしきっていた。けれど小埜の突然の退職と、家賃の値上げや大手チェーンレストランの開店と立て続けにピンチに陥る。あきらはフリターからウェイトレスとなって実家を手伝うはめに。だが捨てる神あれば拾う神あり。凄腕のシェフ花井がひょんなことから働くことに。だが彼には秘密が…。彼のつくるペスカトーレ。これが意外な人気を呼ぶ。 びっくりしました。作者の前作などはなんだか違う。でもたしかにこの作者だ(笑)。科学ものというか、難しい科学ではないからすんなり読めて、とてもおもしろい。 すぐに読み終えてしまいました。ペスカトーレ食べたい。というか作ってみたい。 ただ、なんだか安直な部分があるのも否めない。話が流れて行きすぎる。 結果として話の肝である「モノ」のこともはっきりとは語られないし。ちょっと残念。 | ||||
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舞台は東京の小さなイタリアンレストラン。 主人公は、すでに亡くなっているオーナーシェフの娘のあきら。あきらは実は料理の才能を秘めているのですが、人生の目的を見つけられずにふらふらしている二十代女子。 レストランはあきらの姉のみゆきが引き継ぎ、優秀な雇われシェフとタッグを組んで切り盛りしてきましたが、大家からは家賃の値上げを迫られ、近くには大手チェーンが出店してくることになり、一気に厳しい状況へ。そこへ追い打ちをかけるように、シェフが辞めることに、、、。 あきらはこれを機に店を手放せばいいと投げやりですが、みゆきは大事な父の味を守っていこうとかえって闘志をかきたてます。あきらはしぶしぶながらそんな姉に協力しはじめます。 そんなところへ現れた謎の客。タチの悪いクレーマーと思いきや、じつは凄腕の料理人ということが分かり、なんと新シェフに収まってしまいます、、、。 知ってる人はだれでも三谷幸喜の傑作テレビドラマ『王様のレストラン』を思い浮かべてしまう設定ではないでしょうか。物語自体はミステリなので、『王様』とは全然違うのですが、テンポのいい展開、緊張感のある立体的な人間関係は、『王様』の向こうを張ります。登場人物のキャラは『王様』ほど立っていませんが、その分リアルさがあります。じつにおもしろい。ぐいぐい引き込みます。 ところが、九割方物語が進んだあたりで、ミステリの種明かしのようになり、それで緊張感のある人間関係も一気に弛緩し、笑点のようなゆるい大団円を迎えてしまうんですわ。なんだかなー。他のレビューの方も書いてますが、もったいない終わり方だと思います。筆者はどうしてもミステリとしてまとめたかったのかな。ミステリの要素なんて味付け程度で済ませてしまっても、全然おもしろいのに。方向間違ってないかー? 客のセリフにもありますが、こういうレストラン、近くにあったらいいのにな。いい感じで人間の匂いが、料理の匂いが、立ち上っています。 最後の手前までだったら☆五つです。ぜひぜひ次を期待してます。 | ||||
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やり手シェフが再建に貢献する話は決して数少なくない。 『王様のレストラン』しかり。 映像、漫画に比べれば比較的目にしてないのが小説版。 カタルシスを得られるか、食べ物を食べたくなるか。 個人的な判断基準はそんなところか。 そういう意味では少し弱くも楽しめた。 結局楽しめたかどうかが重要だと思う。 | ||||
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