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審問



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【この小説が収録されている参考書籍】
審問(上) (講談社文庫)
審問(下) (講談社文庫)

審問の評価: 3.57/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

スカーペッタの分身、ジェイミー・バーガー

邦題は大陪審のことを指しているんだろうけれど、原題はThe Last Precinct、最終管区とでも訳すのだろう。小説内ではこの言葉は二つの意味をもつ。コーンウエルは、スカーペッタの行く末を明示したのだと、読後思った。
 本作は前作の警告の続編で、上巻は読者をイライラさせる展開で進む。下巻では、スカーペッタへの疑惑が生まれ、増大し、法的・精神的に追い込まれていく。小説は、スカーペッタの視点でしか描かれないため、読者は理不尽な扱いに対する憤怒にかられながら、追い込まれることになる。この小説での救いは、マリーノとルーシーだ。そして、今回、バーガーというニューヨークの女性検事が大きな役割を果たすことになる。
 読者には、できれば「警告」から読んでもらい、上巻のストレスフルな展開に耐え、下巻の抑圧されたスカーペッタを乗り越えた大団円を満喫してほしい。本シリーズの初期の、詳細な検屍により事件を解決するスキームではない、新たなスカーペッタの物語を楽しんで!
審問(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(下) (講談社文庫)より
4062730464
No.12:
(4pt)

久しぶりに

久しぶりに読みました。 良かったです。 ----------
審問(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(下) (講談社文庫)より
4062730464
No.11:
(4pt)

233 

233 という数字が出てきますが、さあ 何の数字でしょうか

読んでからのお楽しみ(笑
審問(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(上) (講談社文庫)より
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No.10:
(5pt)



良かったと思います。
つづきを読みたいとおもいました。
楽しみです
審問(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(上) (講談社文庫)より
4062730456
No.9:
(5pt)

面白いです

最近このシリーズの読み直しをしています。段々飽きてくるかと思いきや、登場人物の成長とともに状況の変化や彼らの心境の変化などが微妙に価値観にも反映されていく。。。。次の本も読みたいです。
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No.8:
(4pt)

最初の1ページに手こずる

いつもですけどね、やはり作家というのは出だしに力が入るのか、一ページ目の英文を読むに手こずる。そこを過ぎると巡航になる。 快調に飛ばしていると、解剖の場面でまた徐行ぎみ。解剖とか、現場での
調査の模様はtechinicalなので、すんなり走り抜けるわけには行かない。ここで出てきた細かなことが伏線になっているので、あいまいな理解ではその後の展開が分からなくなる。それにしても、初めの方の場面で、トラックの中での会話で、Marinoが「わたし」に「事件の被害者になった」ことについて教訓をたれるところがある。ここでは、Kayがまるで殺されかかったことが初めてであるかのような設定になっているのですけど、うーむ、このシリーズ 中 Kayは何回殺されかかったきたことか。シリーズを通して一貫性のない所はところどころあるけど、まあいいか。それも、また楽しい。
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No.7:
(5pt)

とにかくすごかった。

「警告」から、この「審問(上)、(下)」と続く話は、スカーペッタ・シリーズの中で、私にとって最も読み応えのある作品でした。ケイにとって、一体誰が味方で、誰が敵なんだろう?と、考え込んでしまうこともありました。あとは、ベントンという存在が、ケイにとってものすごく大きいものであることが、痛々しいほど感じられました。全てのことが、うまくいかず、どんどん落ち込んでいく中で、それでも向かってくるものと戦おうとしたケイの姿は、応援しながらも、「無理しなくていいよ・・・」と言いたくなってしまうほどでした。今までの、どの作品よりも、読むのにエネルギーがいる、と私は思います。でも、睡眠時間を削ってでも(笑)読んでみたい作品でもあァ?ます。
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4062730456
No.6:
(4pt)

急展開!

翻訳版の発売が遅れたため、待ちきれなくなって原書に初挑戦しました。専門用語などが心配でしたが思っていたほど読みにくくもなく、特に私は途中から時々翻訳版と読み比べながらでしたので、わりとすんなり読むことができました。前作までに終わったと思っていた過去の件がほじくり返されたり、登場人物たちの意外な一面などを垣間見る事ができて、また彼らに少し近づけた様な気がします。初めての方も、一度翻訳版を読まれた方も、たまにはマリーノの毒舌を原書で楽しんでみませんか?
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4062730456
No.5:
(4pt)

スカーペッタ今回は大ピンチ!

 前作"Black Notice"で不気味な存在の狼男ことル・ガロウを捕らえたものの、今回はこの件でスカーペッタ自身が窮地に陥り、辞職の危機にあう。一連のスカーペッタ作品には毎回やり手の美人が登場するが、前作のダイアン・ブレイは良かった!無残な殺され方はおおいに気になるところではあるが。今回はマンハッタンの美人検事jaime Bergerが登場する。それとは関係なしに、スカーペッタは友人で精神科医のアンナのもとに身を寄せ、精神鑑定を受けることになってしまう。裁判では次々に不利な証拠が出され、検死官の職が危うくなる。さて、どうなるのでしょう?
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No.4:
(4pt)

第一部終了(勝手にだけど)

何で私だけがこんなひどいめに・・・(byスカーペッタ)という事の連続です。シリーズ中、最も人間臭い部分が露見され、今までのシリーズを読み返したくなります。第一部終了という感じ。今後、大きく状況が変わりそうなので必読です。スカーペッタ同等クラスのまたまたいい女登場!これくらい、いい男も出てきてくれればスカーペッタさんにとっても読者にとってももっと良いのに・・・
審問(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(上) (講談社文庫)より
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No.3:
(4pt)

不在者の存在感

『警告』から始まり、『審問』上下巻と続いた、長い事件がやっと一段落した。シリーズ自体はまだ続いていくようだが、主人公の身の上に大きな変動があり、次巻からは新しい局面を迎えることとなる。『警告』は、主人公ケイの亡くなった恋人ベントンが知人に託した「死後に読むべき手紙」が、ケイに届けられるシーンから始まる。とにかくこの3冊は、強烈に「ベントンの不在」という色に彩られている。恋人の死というのは、それだけで計り知れないストレスもたらすが、殺人の嫌疑をかけられる、という破滅するかどうかの瀬戸際という状況もワンセットでついてきたわけだ。当然ながら、ケイの心象風景は荒涼としていて、感情を剥き出しにする場面もいくつも出てくる。読んでいて気が滅入る。しかし、だからこそ、物語の問い掛けるものは、重く心に響く。いままであまり語られなかった、郡の検屍局長で、医者にして弁護士、というスーパーウーマンのケイの隠された心の暗がりが照らし出される。そして、すでに存在しないベントンの心の中も。いままでの巻では、主人公の恋人という重要な役回りにも関わらず、ベントンの存在感は、わたしにとってもうひとつ薄かった。ハンサムで有能で他人の心のひだを理解する繊細さを持った男。もちろん、魅力的な人物なのだろうが、どうもできすぎという感じ。先回りして考え、状況を支配しようとする人物を、わたしがあまり好まないということもあるかもしれないが。しかし、自分のおかれている立場の重要性を理解し、それに見合ったふるまいをする、というのは、それはそれで誠実なことなのかもしれない。自分を過大評価するのはこっけいなものだが、過小評価するのも、現実を直視できない弱さを持っていることを意味する。まわりの状況をきちんと冷静に判断して行動できる人間でも、自分自身を直視することはつらく厳しい作業だ。だが、ケイは、弱さをさらけだしながらも、また一つ切り抜けた。ラストの謎解きの衝撃はまた次巻にあとをひきそうだが、これもまた人気シリーズをここまで維持してきた作者の力量だろう。
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4062730456
No.2:
(4pt)

スカーペッタの内面を掘り起こした秀作

これほどまでに主人公の内面を掘り起こしたサスペンス小説があっただろうか?恋人のベントンとの心の葛藤、知らされていなかった恋人の苦悩を知り、さらに苦しむ主人公。友人であるマリーノとの心の交換などなど。前作『警告』で死に直面した主人公が、自らの内面だけでなく周囲の人々、そしてすでに死んでいった人々、そしてその家族の心の動きに敏感になり、そして最大のなぞへ挑んでいく。  前作までのストーリーがすべてスカーペッタが最大のなぞを解くための、準備段階であることがわかり、作者の遠大なるテーマが理解できるようである。
審問(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(上) (講談社文庫)より
4062730456
No.1:
(4pt)

トンネルを抜けた

作を重ねるごとに自分を追いつめて抜き差しならない状況になってきたスカーペッタが、この最新作では自分と向き合い、辛い体験から立ち直る兆しが見え、愛読者としては救いがあります。そして、新たに登場したスカーペッタと同等かそれ以上に優秀でかつ家庭的な幸せも備えた女性とスカーペッタのあり方はこの連作の今後に希望が持てました。ストーリーは全作「警告」の最後のページからそのまま続く続編ですが、前々作「業火」を含め、合理的な説明の付く筋立てになっており、頭脳派コーンウェルの面目躍如といった感があり、納得しながらとても楽しめます。ミステリーですからこれ以上、ストーリーについて書くのはルール違反。極めつけの優秀な頭脳、運動能力、そしてとびっきりの美女のルーシーが更に大金持ちになってパワーアップ。ここまで来るとため息だけ、大いに暴れて楽しませてと手放しで応援したくなりました。マリーノにもスカーペッタはちょっぴり愛情を見せるし、作者コーンウェルはエンタテイメント色の濃い路線「スズメバチの巣」を書いたことで少し柔軟さが出てきたのかなと思ったりもしました。
審問(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:審問(上) (講談社文庫)より
4062730456

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