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【貫井徳郎】
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乱反射の評価:
7.75/10点 レビュー 12件。 A ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.75pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
乱反射の感想
大真面目な社会派小説である。600ページ程のボリュームではあるが、すこぶる読み易い。大きな紆余曲折もなく、登場人物達のごく有り触れた日常の活動が淡々と進行し、そして事件が起こる。当方、以前テレビドラマ化された作品を視聴していた精もあってか、事件に至るまでの筋書きが予想されたため、緊迫感を感じずやや単調にも思うところがなきにしもあらずではあったが、それでも、程よいスピード感で読み終えることが出来た。初読みの方は、もう少し緊迫感を味わえる事であろう。 ▼以下、ネタバレ感想
いろんな人の身勝手な話が続き、タイトルから考えて、これらが幼児の死につながるのだろうと推測できる。各章の数字がだんだん減っていることに途中で気づき、死までのカウントダウンみたいでドキドキしました。起きたことはかわいそうだが、自分は関係ない。こんなこと、現実にたくさんありそうで怖いです。
救いが無く、やるせない話。沢山の人物の日常を細切れに描きながら、それぞれの内面が丁寧に書かれている。人の心が読める能力者になった様な感じ?後半は、子供を亡くした主人公が責任の所在を探して歩くのですが、これがまた読んでいて辛い。確かにそれぞれが身勝手には違いないが、そこまでの悪人では無いからね。後、妙に印象に残ったのは、奥さんの事が急に分からなくなる旦那達の事。分かってるつもりがそもそもの間違いやし(笑)。テーマが重いので楽しめないが、良く出来ており読むのを途中で止められない。作者の能力の高さを感じた傑作。
膨大な量の伏線を見事に纏め上げる筆力は見事
0章をほぼ物語全体の真ん中に配置、44章から始まり、カウントダウンがゼロに達した時に悲劇とも言うべき事件が起こります。前半に事件が発生するまでの経緯、後半に被害者側の原因追求・糾弾という構成になっています。事件が発生するまでの経緯は「風が吹けば桶屋が儲かる」テイスト。そこに、日常誰もが犯しているであろう些細なモラル・マナー違反を、ドミノ倒しの如く絡み合わせています。まぁ殆どが「可能性の低い因果関係を無理矢理つなげて出来たこじつけの理論・言いぐさ」なのですが・・・やや冗長でしょうか。もう少し登場人物を減らしたところで、作者の言わんとする事は十分伝わったと思いますが・・・ ▼以下、ネタバレ感想
大真面目な社会派小説である。600ページ程のボリュームではあるが、すこぶる読み易い。
大きな紆余曲折もなく、登場人物達のごく有り触れた日常の活動が淡々と進行し、そして事件が起こる。
当方、以前テレビドラマ化された作品を視聴していた精もあってか、事件に至るまでの筋書きが予想されたため、緊迫感を感じずやや単調にも思うところがなきにしもあらずではあったが、それでも、程よいスピード感で読み終えることが出来た。
初読みの方は、もう少し緊迫感を味わえる事であろう。
▼以下、ネタバレ感想