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騙し絵の館



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【この小説が収録されている参考書籍】
騙し絵の館 (創元クライム・クラブ)

騙し絵の館の評価: 5.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
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騙し絵の館の感想

館に住む少女と執事。ミステリー作家。そして謎めいた女。勃発する連続少女誘拐殺人事件。だがそれは支線であり本線は別にある。最初から散りばめられた伏線。ひとつひとつが集まり一枚の絵になる時、隠されていた犯罪が明らかになる。一言一句ムダのない言葉で綴られるモノローグと行動が騙し絵となっている。

だけどこの文体と作風では読者を選ぶのではないだろうか。計算された一言一句の言葉で書かれているので多少無味乾燥なところはあるし、とっつきにくい印象で、平坦な言葉で書かれたミステリーなど読みなれた人には敬遠されるのじゃないかと思う。劇的な展開の物語ではないし、最後に明らかになる犯罪もピースを拾い集める段階で読めてしまう。多分に作家の自己満足的な形式を楽しんで作り上げたひとつの作品と云う色合いが強い。エンターティメントな作品ではない。そこをどう評価するかだろう。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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