遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?

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評判

遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?の評価:

7.50/10点 レビュー 6件。 A ランク

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No.1
(9pt)

遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?の感想

非常にシンプルで必然的な構成を200P台にまとめている本格ミステリ。
万人向けではない小説で、ドラマや人情を求める人には不向き。魅力的な事件や謎のガジェット、構成の面白さが好きな人には刺さります。個人的にとても傑作。

証拠隠滅を得意として完全犯罪を行っていた殺人鬼の佐藤誠。
自供された86件の殺人の中で、警察の目に留まった特徴的な事件が遠海事件。
この事件では、二つの離れた位置にいる被害者の首が切断されていた。

証拠隠滅を得意としている殺人鬼が、何故死体を隠匿せず、かつ首を切断したのか?
タイトルにある通り、この1点のWhy done itで最後まで読ませる文章量が無駄なく良いです。構成が関係者によるルポルタージュで行われているのも特徴的な要素です。

理由だけに焦点をあてて期待させるとそうでもない事柄なのですが、この問題や、殺人鬼の印象、本書の取材を通して書かれたルポルタージュ形式。それらが合わさって生まれる本書は素直に巧い!と納得できる本格ミステリでした。

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