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【松下龍之介】
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一次元の挿し木の評価:
6.67/10点 レビュー 3件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.67pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
一次元の挿し木の感想
2024年度『このミステリーがすごい!』大賞の「文庫グランプリ」作品。個人的には、ミステリーとしての内容や骨太さを考えると、大賞作品よりもこちらの作品の方が大賞だと思うレベルでした。タイトルや興味を惹かせるあらすじもよかったです。実際に読んでみても、文章はかなり読みやすくて、展開も素直に先が気になる作り。デビュー作としてはかなり完成度が高いなと感じました。一方で、読んでいて少し引っかかったのはジャンルの振れ方でした。途中からホラーやSFに広がっていく展開は面白いと感じる部分もありつつ、やや唐突に感じて、「そういうオチか」と思ってしまったところもありました。こういう方向に振れるミステリー自体はあるので、試みとしては全然ありだと思うんですが、今回はそこに至る流れの納得感がもう少しほしかったな、という印象です。なんとなく、角川ホラーが扱う内容の物語でした。そういう意味では宝島社のラインナップとして新鮮かも。そういう感覚を得た読後感でした。 ▼以下、ネタバレ感想
テンポよく物語も進むし、時系列の組みいった叙述トリックもなく、難しい文章や表現もないので読みやすかった。ジャンル分けするとミステリというよりもSFより。クローン技術が発達したら…悠のネガティブな性格にウンザリしかけるが、最終的にはまあ気にならなくなる。緊迫感もあったり、ちょっとした展開もあり、面白く読めました。 ▼以下、ネタバレ感想
2024年度『このミステリーがすごい!』大賞の「文庫グランプリ」作品。
個人的には、ミステリーとしての内容や骨太さを考えると、大賞作品よりもこちらの作品の方が大賞だと思うレベルでした。タイトルや興味を惹かせるあらすじもよかったです。実際に読んでみても、文章はかなり読みやすくて、展開も素直に先が気になる作り。デビュー作としてはかなり完成度が高いなと感じました。
一方で、読んでいて少し引っかかったのはジャンルの振れ方でした。途中からホラーやSFに広がっていく展開は面白いと感じる部分もありつつ、やや唐突に感じて、「そういうオチか」と思ってしまったところもありました。こういう方向に振れるミステリー自体はあるので、試みとしては全然ありだと思うんですが、今回はそこに至る流れの納得感がもう少しほしかったな、という印象です。
なんとなく、角川ホラーが扱う内容の物語でした。そういう意味では宝島社のラインナップとして新鮮かも。そういう感覚を得た読後感でした。
▼以下、ネタバレ感想