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七つの会議



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【この小説が収録されている参考書籍】
七つの会議
七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議の評価: 7.20/10点 レビュー 10件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.20pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

七つの会議の感想

スッキリはしなかった印象

呑んだくれ
P3S7II56
No.3:
(7pt)

読み易い

この方の作品はどれも読み易くてお手軽です。
あと腐れもなく、楽しめます。
この小説もまさにその通り。
ただし、「空飛ぶタイヤ」や例の「半沢シリーズ」と比べると、悪をとっちめたという爽快感はやや不足している。
もうちょっと懲らしめた方が、スッキリしたでしょう。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(8pt)

企業小説であり、家族小説でもある

ウェブ連載の7本の連作短編に、単行本化に際して短編1本を追加し、共通テーマで仕上げた長編作品。ミステリーというよりは、筆者お得意の企業活動に絡むクライムノベル系のエンターテイメント作品である。
物語の舞台は、日本を代表する総合電機メーカーの子会社である中堅のメーカー。そこでの営業部、製造部の対立や上下関係、人事での思惑、親会社や協力会社との軋轢など、どこにでもある問題をピックアップしながら、企業活動とは何か、家族、仲間とは何かを問いかけてくる。
7本の短編が、それぞれに完成度が高くて読み応えがある。しかも、8本が連続して、さらに大きなストーリーを構成し、最後まで読者を引きつける強さを備えている。ミステリーとしてはさほどスリリングではないが、企業小説、家族小説としては非常に良くできている。さすが、池井戸潤。幅広い読者にオススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:
(8pt)

七つの会議の感想

ビジネスエリートの物語。でもミステリじゃあない。けっこうシビアな話で読後感はあまりよろしくない。各人の視点でストーリーが進み、ある秘密が明らかになってくるが最後は水戸黄門とか大岡越前とかの感じで終息する。これって
著者は少しの必要悪も世の中には有るべきではない、そう云いたいのかなと感じてしまう。多少世間の荒波にもまれた身としては世の中「だったら良いのにね。」と思ってしまう。清廉潔白な成功者ってそうはいないだろう。程度の差こそあれ
ダークサイドに足を踏み入れなければ企業のトップには上り詰めないだろうと思うがどうだろう。激烈な競争社会で勝ち残るのは何かを犠牲にしなければ出来ないはずだ。悪魔に魂を売るのも選択肢の一つだと思う。今、現実社会でも
ある会社の問題が話題になっている。文字どうり会社の存亡に係わる問題だ。なぜこうなったのか、誰の責任なのか。ノホホンとサラリーマンは気楽な稼業と考えている学生がいたらこの本で目が覚めるだろう。説得力のある物語を読ませてくれる
作家だ。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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