■スポンサードリンク


狼は瞑らない



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
狼は瞑らない (ハルキノベルス)
狼は瞑らない (ハルキ文庫)

狼は瞑らないの評価: 9.00/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

狼は瞑らないの感想

山岳小説というと面白いがワンパターンだったりする。
指摘されている方もいるように、山岳アクションでありながら舞台は冬ではなく夏。
障害となるのは、そのワンパターンの根源である雪ではなく風、雨、雷となる。
山が怖いのは何も冬だけではないというところで、雪がないことが新鮮であるだけでなく迫力も十分。
あと主人公のハードボイルド風な人物造形もよかった。
こういう舞台で最後生き残るのは彼のようなタイプでしか有り得ないかな、ってくらいまで魅了されました。
最後の最後まで緊張感たっぷり楽しませて腐れます。
お薦めします。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

希少すぎる! 山岳アクションの超傑作

山岳冒険小説自体、なかなか数が無いのにホントに面白いとなると数えるくらいしか無いかもしれない。
この本は間違いなくその面白いと言える1冊。

山岳冒険アクションではホワイトアウト(真保 祐一著)が有名だが、ホワイトアウトが面白いと思った方は、間違いなく本作も面白いと思うはず。

ただ、本作は初めから山でのアクションバリバリという訳ではなく、主人公の幼少期、警察のSP期、そこで主人公の生い立ちや波瀾を含んで山岳警備隊期に流れ込んでいき、読むのを止められないほどの手に汗握る興奮を味わえる。

また、山岳アクションだと普通、冬の山で寒さに凍えながら人間の限界を超えて生き抜くという展開が多いのだが、この本作は夏過ぎの9月で台風上陸時の山での話で、それを考えただけでも面白そうだと思いませんか?

山や山岳警備隊の厳しさ、そして主人公一人で戦い抜くというより、山岳警備隊の仲間との絆も熱く
読後感も良いので、是が非でも山岳アクションの傑作を読んでほしい。

ひとつ、残念なのは、本作はハルキ文庫から出版されているのだが、ぜんぜん書店に本が置いていない。
傑作なのにもったい無さ過ぎる。



タカタソン
HU0OGV5Q

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!