「ひとりの生活」をテーマにした6名の女性作家によるオール書き下ろし競作集。物騒なので番犬のレンタルサービスを始めた女性。

伝統あるマルヨシ百貨店に勤める美由起は、大食堂のマネージャーに就任した。

二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも……(「見知らぬ乗客」)。

心と体に優しいあなたのための一皿――素敵な1日になりますように。

祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。

その名が語るのは嘘か真実か 珠玉の短編ミステリ傑作選！ ゆりかごから墓場まで、すべての人に一生ついて回る「なまえ」を巡る短編ミステリ傑作選。

美味しい食事の向こう側で、いまふたりの物語が始まる。ふたりの食卓に並ぶのは、決して甘いばかりのお菓子ではなかった。

世界はキッチンで回っている！　 大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三。

印刷所の職人・宗吉は、ある日、愛人との間にできた3人の子供の存在を妻に知られてしまう。

8年前に遭難した息子が帰ってきた? 猫が東京から松本まで一人旅? ――だったら、その謎を解いてみよう 長野のいいとこてんこ盛り! 「ナガノベル」で旅気分。

磯貝美佐、39歳。妊活がうまくいかず、母親離れができない優柔不断な夫・要一郎との生活に見切りを付けるべく、家を出た。

満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか？ 女子生徒だけの演劇学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。

警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。

不自由な世の中だけど、自分のためにショートトリップを実施! SNSをチェックしていた日和は、いてもたってもいられず日帰りで宇都宮へ足を伸ばして、餃子×ビールを堪能……人見知りだった日和が、ひとり旅にハマってずいぶん旅慣れてきたスケジューリング。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

目撃者は猫？ 謎解き好きの夫婦が消えた殺人犯を追う！ 『ただいまつもとの事件簿』に続く好評長野ミステリー第２弾！ 松本に移住して半年の清水真紀は、長野に住む片瀬敏子から猫のニシンを預かることになった。

ある朝目を覚ますと、腕に大きく「神様当番」という文字が！突然現れた神様のお願いを叶えないと、その文字は消えないようで…？幸せの順番待ちに疲れたＯＬ、弟にうんざりしている小学生の女の子、リア充と思われたい男子高校生、乱れた日本語に悩まされる外国人教師、部下が

銀河ホテルの「手紙室」には、様々な事情を抱えたお客さんが訪れる。

中学2年生の花南子は、父親の海外勤務によって春休みから一人暮らしを始める。

答え合わせの人生なんて、 つまらない。 満開の桜の中、古びた下宿屋「猫目荘」にやって来た結芽の心は重い。

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……？ 77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは？ 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。

婚姻届を出すのは待ってほしい―彼が結婚を決断しない理由は、思いもよらぬものだった(「二年半待て」)。

いくつもの死体を残し、娘と思しき少女と逃走した雨宮リカを、警視庁は改めて複数の殺人容疑で指名手配した。

29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。

萌子は、かつて夫だった男と待ち合わせをしていた。折り入って相談があるというのだ。

北関東の資産家である西尾木家の急逝した長男・雄一に隠し子がいた。

あたし以外、全員、猫族。 町娘のお糸が仕えるのは 鈴江三万石の奥方さま(猫)。

「自分が死んだら、すぐに遺体を解剖して欲しい――」そんな遺言を託して亡くなった父。その胃壁からは、謎の暗号が見つかった。

仕事がしたい。なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する…。

都会を走る移動図書館「本バスめぐりん」。

鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。

夫の定年を機に安曇野で田舎暮らしをしていた中井絹子を不幸が襲った。夫が脳梗塞で急逝したのだ。

念願かなって海外旅行の添乗員になった遙。

老人福祉施設のデイサービスセンターに勤める純子は偶然、一生忘れようとしても忘れられない女性の担当になった。

中学2年の夏、桃子は親友のすみれとバス旅行をしていた。ところがそのバスが事故を起こし、ふたりは崖下に転落してしまう。

わたしは、この「ちいさな集まり」の一員になったときの母が、もともとの母であるような気がした。

男に騙され、会社も辞める羽目になってしまった元OLの神戸美菜代は、 凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。

わたしを裏切った男と侮辱したあの女は絶対に許せない!ふたり同時に復讐するには、あの方法しかない―男に妻も子どももいると知った愛人の心に燃えたぎった嫉妬と殺意。

小学校教師の水川には給食で食べられなくなった物がある。それはうずらの卵。

高谷美由紀は、結婚を間近に控えた27歳。

三十一歳のOL・亜紀子は、ある日、見知らぬ女性の訪問を受ける。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

夫と義母を殺した罪で、懲役10年の判決を受けた茅野春子。

あなたといつも一緒にいたかった―岸本珠美には、暗い過去があった。二歳の時に誘拐され、約一年後に無事保護された。

夫の陰湿な暴力に耐え切れず由布子は家を出た。偶然に手に入れた拳銃が御守りだった。

主婦の典子のもとに、差出人不明のまま突然届いた中学時代の「交換日記」。

なぜ、充たされないの？ 恋愛、仕事、家庭心に隙間を抱える女たちが一歩踏み出したとき・・・ 「私の幸せって何？」かつて同じアイドルの追っかけをしていた三人もはや三十八歳。

25年前、1人の少女が殺された。葛城佐智絵、当時10歳。

駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに、読者からのファンレターが二通届けられた。

捜査官の目と耳と記憶と勘で街中に潜んでいる犯人を見つける、見当たり捜査。

安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。

「あなたの大切な一日、私に下さいませんか」―三十五歳の会社員・楠木葉子は、父亡き後、母と妹を養ってきたしっかり者。

「見守り屋、やってみない?」 五年付き合った彼氏から突然の婚約破棄を告げられ、恋人と住処をなくした派遣社員の水沢恵麻。

早朝にひっそりと営業しているスープ屋の、心と身体に沁みる絶品ポトフ。