三十年以上、正体不明の灰色の雲に覆われているー不思子町。

ようこそ、血と錆の匂いが染みついたこの町へ。 家出した母を連れ戻すため、大学生の私は北国の港町・独鈷路戸にやって来た。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

許すのは5回まで。次は即リセット――。

高校時代の初恋の相手・小夜子のルームメイトが、突然部屋を訪ねてきた。

ホラー作家・那々木悠志郎、最大の危機!ループから抜け出せるのか!? 一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。

全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

14歳の少年Aによる20年前の女児殺害事件。その残酷な犯行映像が闇売買された。

第10回 幽文学賞短篇部門 大賞受賞作品に書き下ろしを加えた連作短篇集 2年前に結婚し、夫と死別した柚子は昼間はコールセンターのシフト制で働くフリーターだ。

ホラー作家、那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は、彼が初めて体験したという怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことに。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

別格の恐怖。封印された三角屋敷の恐怖を再び――。

「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。安全な食料の確保のため、“食用クローン人間”が育てられている日本。

一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。

その青年は、神か悪魔か? 無垢な祈りは世界を覆う呪いになる――。

ホラー界に新ヒロイン誕生!ホラー小説大賞初の〈大賞&読者賞〉W受賞作。 毎晩夢に現れ、少しずつ近づいてくる巨大な虫。

この祝祭の真実は、禁忌。ポップなのにねっとり不気味な民俗学カルトホラー 失敗続きの就職浪人生・島本笑美。

五千年の死の呪いが日本上陸!最後の日本ホラー小説大賞<大賞>受賞作! 将来を嘱望された古代エジプト研究者の男が、教授を撲殺し、大学屋上から投身自殺した。

比嘉姉妹シリーズ、待望の最新長編。澤村伊智が放つノンストップホラー。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

八神森司は、幽霊なんて見たくもないのに、「視えてしまう」体質の大学生。

オカルト関連のフリーライターをしている曽根崎慎司は、警察でも手に負えない名状しがたい難事件を取り扱う「怪異の掃除人」。

尾木遼平、46歳、元刑事。

小松左京ファン必読! 選りすぐりの恐怖小説集第2弾。

6歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。

全てを失った女性刑事が奮闘する新シリーズ第1弾! 被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、家庭にも居場所を失った刑事・木下清花。

湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか―― その家には約束事がある。

希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 「考えうる、最大級の恐怖を」。

自動運転車の不可解な死亡事故。

この人はもう、死んでいるのでは――? 新人介護士が経験する恐怖の介護。

パッチワーク・ガール。そう。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東氏は、男性カメラマンから相談を受けていた。

消えた死体、謎めく大量の骨壺…… 怪しいのは、住民全員。

この出会いは偶然か必然か―― 管轄内で連続通り魔事件が起き、連日働きづめで疲労困憊の刑事の霧嶋秀一。

美しき孤高の解剖医×霊が見える新人刑事が、未解決事件にメスを入れる! 八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は、首吊り死体発見の報を受け、現場に急行する。

いつの時代も「家族」は、やさしく、あたたかく、いびつで、おそろしい。

容姿端麗、頭脳明晰のカリスマ極道・柴崎純也は、飲酒運転で人生を失った元銀行員・後藤喜一をスカウトし、マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社「６０％」を立ち上げる。

神出鬼没のホラー作家にして怪異譚蒐集家・那々木悠志郎再び登場! 生まれ故郷の村が近隣の町に吸収合併されると知り、十二年ぶりに道東地方の寒村、皆方村を訪れた井邑陽介。

作家・三津田信三のもとに届いた1冊の古びたノート。

“今世紀最強の霊媒師"と謳われ、「浮遊霊、地縛霊問わず、あらゆる霊障、祟りに対処し、速やかに解決する」と豪語する霊媒師・櫛備十三には、実は肝心の霊を“祓う"力がない。

「君は、いつから来た?」 伝説の作品が、いま蘇る――! 高校二年生の鹿島翔香はある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。

恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。 異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。

事故か、殺人か――彼女のメスは、死体が見た最後の風景を蘇らせる。 京都府警に持ち込まれた傷害致死事件。

帰省時に小学校の同窓会に参加した井森建は、研究の疲れから会食の場で気絶してしまい、夢の中で〈蜥蜴のビル〉となって、ネヴァーランドという子供と妖精と海賊の棲むおとぎの国に紛れ込んでしまう。

その家に嫁いだ花嫁は、必ず死ぬ。 「嫁いだ花嫁が3年以内にかならず死ぬ」――。

「男子禁制」の魔窟で起きた 禍々しき密室連続殺人――。

探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。