「迷宮庭園」に暮らす宮籠彩人は、花の言葉を伝える華術師の貌を持つ。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

ニコラス・理人・リューディガーは金髪碧眼の美青年。見た目は異国の王子様だが、中身は傲岸不遜な“魔女の専門家”だ。

永倉萌絵が転職した亀石発掘派遣事務所には、ひとりの天才がいた。西原無量、21歳。

母の故郷・マーキス島にある「法医学博物館」で突然過去の世界に飛ばされた、医学生の西條遊馬。

冬がきて、烏丸家にもクリスマスの季節がやってきた。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

厳戒区域の秘密文書に、聖地を揺るがす闇が── ローマ大学に留学中の玄須 聖人は、教授の依頼でヴァチカン秘密記録保管所を訪れ、企画展に向けて幻の資料を探すことに。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

ヴァチカン聖庁の枢機卿を大叔父にもつ玄須聖人は、ローマ大学留学中。

悪魔のごとき頭脳を危険視され、わずか13歳にして特殊房に収監されている少年、ローレン・ディルーカ。

百合の花言葉は、純潔。そして、受胎告知──。

名門・烏丸家の代27代当主となった花頴は、まだまだ若くて半人前。

鳳の用事でしばし烏丸家を離れることになった執事の衣更月。

天才発掘師・西原無量が手がけることになった長崎県南島原市、日野江城下のキリシタン遺跡から、天正遣欧少年使節団ゆかりとみられる黄金の十字架が出土する。

貴公子シモン・ド・ベルジュが不思議な縁で借りることになった日本の賃貸物件は、港町横浜にある、いわくつきの古い洋館で……? (書き下ろし作品「黄色い館の住人」) 日本を舞台にした、完全書き下ろし新作「黄色い館の住人」のほか、文庫未収録作品(

烏丸花頴の若き当主ぶりも板につき、執事の衣更月とも息が合ってきた今日このごろ。

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。

兵庫県芦屋市にある、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。元イケメン俳優の海里もすっかり店に馴染み、美食について勉強中。

新人税関職員の千々石天使が、いつものように横浜港に届いた積み荷を検査していると、大量の土が詰まった謎の棺が見つかる。

佐々波と雨坂が、本当に編集者と作家だった、若き日の物語。ある一人の女性の存在と本にまつわる謎が、眠れる天才を呼び覚ます。

熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、天空に忽然と巨大な十字架が浮かび上がった。

カリカリカリ…… ロンドン の骨董店「アルカ」の地下倉庫で異音がした。

第一次世界大戦直後のロンドン。クールな青年医師デリックは、戦地で傷を負って以来、検死官として働くように。

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。

伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。

「顰衆」との一件で、『妖怪学』への意識が変わった絶対城。

東京谷中に居を構える白藤晴には、骨董品と浅からぬ因縁があった。そんな彼のもとに持ち込まれた骨董贋作にかかわるトラブル。

突然気を失った小暮井ユキがめを覚ますと、そこは雨坂続の傑作『トロンプルイユの指先』の舞台だった。

文京区目白台―昔ながらのお屋敷街の雰囲気を色濃く残す街。若手刑事の無藤は、ある屋敷を目指していた。

高校二年生になった正太郎。

“地獄代行業”の皓と助手・青児は、不可解な過去の通り魔殺人を調べるため奥飛騨の旅館へ向かう。

奇跡調査官の平賀とロベルトは、FBI捜査官ビルから結婚式の司祭を頼まれる。

ノルウェーの研究都市でFBI捜査官・ビルは不可思議な事件に遭遇。屋敷の主人は氷漬けの密室で凍死していた。

死相が視える探偵・俊一郎のもとに、遺産相続殺人と思われる事件の捜査依頼が舞い込む。

栄養科学研究所に配属された千鳥(チドリ)は、言語学研の鳶(トビ)、考古学研の鶫(ツグミ)とともに、研究室で起きた殺人未遂事件を偶然目撃してしまう。

怖いほどの美貌だった。白牡丹が肩に咲く和装に身を包んだその少年は、西條皓と名乗った。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

バチカンで法王選挙が行われる最中、美貌の天才科学者・平賀と古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルトは、有名彫刻家の作品の除幕式に出席するため、メキシコのグアダルーペ寺院を訪れる。

大学生の日比野恵がアルバイトを始めたのは、都市伝説などを扱う不思議系サイト「よろず一夜のミステリー」。

平賀、ロベルト、ジュリア、シン博士──人気キャラの魅力満載の短編集! さる宝石商が、呪いの宝石に悩んでいるという。

小説家の端くれ・緒方司貴のもとに遠野から謎の宅配便が届いた。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

第一次大戦直後のロンドン。骨董店の美貌の店主デューイは、戦死した親友の息子・ケイと暮らしている。

冬深まる東京・谷中。

次々と国宝級の遺物を掘り当てることから天才と呼ばれる若き発掘師・西原無量が派遣されたのは、神々の集う島根県出雲市。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。

奇跡調査官の初仕事を終えた平賀は、ある少年と面会することに。

嵐の直撃を受けたマーキス島には農作物や建物、人的な被害の爪痕が深く残った。

父の後を継いで烏丸家当主となった花頴。

警視庁忌戸部署に、アメリカから美しき警部がやってきた。凛々しい総髪に、宝石のような碧眼。

事件は突然訪れる――。 「深山木薬店」の店主・秋が何者かによってさらわれた。

「悠貴君、デートしよう!」突然、禁断の告白をした美久。

第一次大戦直後のロンドン。検死官として働く青年医師デリックと、骨董店店主のデューイは、性格が正反対の兄弟だ。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

イタリアの森で、男女がゾンビに襲われるという衝撃的な事件が発生した。