【吉村達也】
「富士の霧」殺人事件
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「太宰は戦後日本に絶望して死にました。ぼくは21世紀の日本に絶望して死にます。
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広告代理店の女子社員が舌を切りとられ、殺された。現場には「enma」の血文字が残されていた。
新社長就任の役員会を間近に控えた大手塗料メーカーの専務・真行寺右京に、一通の脅迫状が届いた。
『カリブの海賊』と呼ばれ海外で大活躍中のボクサー、カルロス山東と創刊誌上で対談するため、カリブの島バハマへ飛んだ推理作家の朝比奈耕作。
新橋の路地裏で男性の刺殺体が発見された。所持していた免許証の本籍地には「月影」の文字。
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八時ちょうどの「あずさ2号」で私は私はあなたから旅立ちます―狩人が歌う「あずさ2号」が大ヒットした1977年の4月、当時13歳だった朝比奈耕作少年は話題の特急「あずさ2号」に乗って旅に出た。
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