虚無への供物

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

2004年04月15日 虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎もガスで絶命―殺人、事故?駆け出し歌手・奈々村久生らの推理合戦が始まった。「推理小説史上の大傑作」が大きい活字で読みやすく。(「BOOK」データベースより)

評判

虚無への供物の評価:

7.46/10点 レビュー 13件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.46pt

虚無への供物の総合評価:

7.82/10点 レビュー 126件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(9pt)

あまりに純文学的なアンチミステリ

すでに多くの人が言っている通り、この作品は推理小説史上、重要な作品であることは間違いないでしょう。本格好きにはたまらないロマン溢れる舞台設定…そして探偵役達によるそれぞれの推理の披露…これだけですばらしいものがあります、しかし、ここからが三大奇書と呼ばれる所以ですが、最後の100ページほどで驚かされると思います。それまではペダンティックな趣味など読みにくいと感じる人もいると思いますが読み進めたあとには驚きがあると思います。ただ、現在の推理小説とは違いますし、やはり驚かない…他の本でアンチミステリは知っているという方からすると物足りないかもしれません。また、この作品は作者の私小説、とまではいかないものの作者本人にも関わるものなんだなって思いました。最後の動機も純文学的な余りにも純文学なものと思います。そして作者が推理小説(と私たち)に向ける眼差しのつめたさ…

▼以下、ネタバレ感想

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十兵衛
RGUA4AIM
No.2
(9pt)

虚無への供物の感想

日本4大ミステリの1つであり、東西ミステリーベスト100(2013年度版)第2位。シーソーゲームのような推理合戦は臨場感があり面白かった。

水生
89I2I7TQ
No.1
(9pt)

虚無への供物の感想

日本四大ミステリの一つ。後世の推理作家に絶大な影響を与えた奇書!青い薔薇、密室殺人、推理合戦と幻想的雰囲気とミステリの魅力を存分に愉しめた。


ジャム
RXFFIEA1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.113
(5pt)

オーディブルが良き

オーディブルで読了。
この人のナレーションと内容が良くあっている感じがします。楽しく聴けた。
シナリオ自体は、コントのような雰囲気もあるのですが、それが余計ナレーションに合っている感じですね。
虚無への供物〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)より
406273995X
No.112
(5pt)

観察者のいない存在の証明

この本を読んで50年後にやっと理解できました。

観察者のいない存在の証明
誰かいるの?
いるよ。
君の名前は?
虚無。
不在と存在は
等しく内包される。
ここでは時間は流れない。
過去と未来は分かれない。
存在は非存在と対立しない。
どちらもその中から生まれる。
疾風怒濤——
嵐に目はない。
衝動に行き先はない。
測る目はない。
越える境界はない。
証明は書かれることなく
それ自体を書く。
観察者は現れない。
それでも——
知が終わるところ。
誰にも見られない。
どこにも不在でない。
名前は残らない。​​​​​​​​​​​​​​​​
虚無への供物〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)より
406273995X
No.111
(4pt)

アンチ・ミステリー

三大奇書の一作として是非とも読みたかった作品。ドグラ・マグラのような奇書感はまったくないが、三大奇書とは優れたアンチ・ミステリーのことらしいので、そういう意味では三大奇書の看板に偽りなしだった。ある殺人から素人探偵たちのそれぞれ推理をはじめる。家を守るため家族を守るため大切な人を守るため、あるいはただ探偵をやってみたかったから。どの推理が正しいのか決定的にはわからないまま、登場人物によって異なる推論に読者の想像もあっちへこっちへ掻き立てられ、しかしそれまでの推理をどんでん返しする結末。しかもそこから読者批判ともとれるメタメッセージに自然に帰結するなんて、「やられた!」という感じでした。それが愉快。これをミステリーと認めない人もいるでしょうね。笑
虚無への供物〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)より
406273995X
No.110
(4pt)

あなたにとっての虚無とは

虚無とは何かを考えさせられるお話でした
虚無への供物〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚無への供物〈上〉 (講談社文庫)より
406273995X
No.109
(5pt)

異次元の自伝

私たちが住んでいると信じているこの世界は、私たちの幻想が作り上げたもので、その背後でははさまざまな異世界がさまざまな姿を見せているに違いない。ときにはその異世界が真実を語ることもある。本作はある意味で中井さんの自伝であり、また別の意味で私たちひとりひとりの自伝でもある。自伝を書く仕事と読む仕事は責任の痛みを伴う。だが、その仕事は希望で終わる。
虚無への供物〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚無への供物〈下〉 (講談社文庫)より
4062739968

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