騙し絵
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
騙し絵の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
騙し絵の総合評価:
7.43/10点 レビュー 7件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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現代の社会風俗や最先端の情報を盛り込んだいい意味での通俗風推理小説を期待すると若干肩すかしを喰うかもしれませんが、ポーから始まる純粋に論理的推理に重点を置いて余分な夾雑物を抜いた純粋濾過されたミステリを求める向きには堪らない、本格推理小説で何と読者への挑戦まであるという、クィーン、カー、マクロイ等が好きな人には自信を持って奨めらる推理小説となっております。
文章、構成も昔のフランスの小説みたいに長ったらしく観念的にならず、冷徹かつ理知的ですっきりまとまっており、スラスラ読みやすくも安っぽくならない中庸を得た作りになっており、これを戦争中、捕虜収容所で書いたのが信じられない作品になっております。
そういえば世界初長編推理小説はガボリオ「ルルージュ事件」だったことからも判るとおり、フランスでも秘かに推理小説の水脈が続いていたのだな、というのがよく理解できる小説でした。
私の様に推理小説を真面目に読まず暇つぶしに読むようなタイプには打ってつけの秀作。同じ著者の未訳の二冊と共にまだ面白い小説がフランスに隠れていたら読んでみたいです。