さよならの次にくる <新学期編>
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種別
長編
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あらすじ
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評判
さよならの次にくる <新学期編>の評価:
8.50/10点 レビュー 2件。 A ランク
さよならの次にくる <新学期編>の総合評価:
8.16/10点 レビュー 19件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ただ、回収されるためだけに敷かれた伏線が回収されるのはある意味当然のことで、
本来なら単体で面白く自然なエピソードが終盤で違う面を見せるのが質の高い伏線だと思うのですが、
どうにもひとつひとつの謎とトリックと動機が、他のミステリなら真っ先に切り捨てるような
拍子抜けする意外性のないものばかりで、ライトなミステリを期待していたにしても不満がたまりました。
また葉山君を取り巻く友人や先輩がどうにも良い人たちに思えませんでした。
変人である探偵役の伊神さんの性格が破綻しているのには目をつぶっても、
葉山君の初恋のラブレターを執拗なまでに追いかけ茶化す小学校時代の友人、
そのラブレターを勝手に読んで、あまつさえみんなに言いふらす柳瀬先輩、
新入部員を「半分よこせ」などと物か数字だとしか思っていなそうなミノをはじめとした文化部の面々。
女の子と仲良くしてる葉山君に嫉妬する真垣君が「決闘」と葉山君に理不尽な暴力を繰り出すシーンは、
ギャグとして描かれているが、結果、葉山君が鼻血を出して終わり、
限度を知らない子供のいじりを目の当たりにしているようで苛々します。
そのフラストレーションに追い打ちをかけたのが演劇部の常習性を感じさせる民宿での未成年飲酒シーン。
法律やルールを守らないからといって、必ずしも人間の魅力が低下するわけではありません。
この飲み会が悪質なのは、特に乗り気でない葉山君を呼び出し、下ネタが飛び、
柳瀬先輩が絡み酒で葉山君の杯を満たし、酔った真垣君が葉山君に十字固めを決め、それを誰も止めない。
演劇部のほとんどはその場で酔いつぶれる。最低の飲み会です。
しかも市開催の文化祭で披露する演劇を控えた前夜に行われるのだから、
演劇に対する姿勢にも疑問符がつく非常に残念なシーンです。
ちなみに柳瀬さんは酔ったふりして葉山君の部屋で寝ようとし、演劇部員はそれをさりげなくアシストします。
演劇部は質の悪い大学の飲みサークルと何も変わらないと思います。
お人好しの葉山君は自分を取り巻くこれらの人々を(なんだかんだ良い人たちなんだけど…)と片づけるが、
とてもそうは思えず、むしろこの一文が読者に対する言い訳にみえました。
私はこのシリーズの読者にはなれないとわかりました。