漱石と倫敦ミイラ殺人事件

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種別
長編
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あらすじ

2009年03月12日 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)

英国に留学中の夏目漱石は、夜毎、亡霊の声に悩まされ、思い余って、シャーロック・ホームズの許を訪ねた。そして、ホームズが抱える難事件の解決に一役買うことになる。それは、恐ろしい呪いをかけられた男が、一夜にしてミイラになってしまったという奇怪な事件であった!年少の読者にも読みやすい「総ルビ版」で贈る、第12回日本ミステリー文学大賞受賞記録企画。(「BOOK」データベースより)

評判

漱石と倫敦ミイラ殺人事件の評価:

6.67/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.67pt

漱石と倫敦ミイラ殺人事件の総合評価:

8.86/10点 レビュー 28件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.25
(5pt)

実話とフィクションの融合

漱石がロンドンにいた時の憂鬱な日々、もしもホームズやワトソンに出会っていたら、漱石も少しは良い思い出ができただろうなと思いました。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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No.24
(5pt)

とても良い商品です。

大変良い商品です。ありがとうございます。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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No.23
(5pt)

島田荘司はユーモア作家としても一流

もう最初から最後までどれだけ大笑いしたことか。
涙で頬がぐちゃぐちゃになってしまうので女性は化粧を落としてから読んでください。
ホームズの奇矯さを漱石が自分のことは棚に上げて批判するのが何とも。
本当に、あのころホームズはコカインを「たしなんで」いたのは作品に明らかだし、
変装の天才とか言ってもあの齢のおっさんが女装して違和感ないと思っているあたり、
コカインの影響なのかもと思える節々が。
ホームズと漱石というダブル主演という豪華さには目がくらみます。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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No.22
(5pt)

この辛い時期を乗り越えなければ、『本格』も無かったのだなあ、と思ってしまう

『島田荘司全集 II』で未読だったのは、『嘘でもいいから殺人事件』だけである。これを読了すると、未読の作品は、最近の作品いくつかだけになり、ぼくの中で島田作品が初めから連続して繋がり、ほぼ網羅できたことになる。

そして、最初にいつものように『後書き』から読みだした。すっかり癖になっているようだ。ここでの4作は、作家として島田荘司が最も苦労していた時期にあたり、相当に辛い目にあっているのが分かる。胃痛に苦しみながら書き上げ、全て1984年に冷たかった講談社以外からリリースされている。

特にカッパ・ノベルスを有していた光文社の人たちとの交流は、心にしみる内容だ。吉敷誕生や、『寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁』のタイトル誕生の話など、島田荘司のファンとしては、驚くことばかりだ。

この苦しい時期に生み出された4作は、作家島田荘司のファンダメンタルをしっかりと確立した。この辛い時期を乗り越えなければ、『本格』も無かったのだなあ、と思ってしまう。

多くの読者は、この時期の作品を読み飛ばしてしまうような気がする。島田作品の一部だけを読み、こうした当時の経緯を知らずに語っている気がする。それでも良いのかもしれないが、それでは真の島田荘司の理解には至らないだろうとぼくは思う。

全てを読む。当時の状況も知る。それ無くしては絶対に真の理解へは到達しない。ぼくはそう確信している。
島田荘司全集〈2〉寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁・嘘でもいいから殺人事件・出雲伝説7/8の殺人・漱石と倫敦ミイラ殺人事件 Amazon書評・レビュー: 島田荘司全集〈2〉寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁・嘘でもいいから殺人事件・出雲伝説7/8の殺人・漱石と倫敦ミイラ殺人事件より
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No.21
(4pt)

漱石とホームズは、ロンドンで一緒に事件を解決した。

夏目漱石がイギリスに留学していた時には、ロンドンにシャーロックホームズが活躍していた。
漱石の視点とワトソンの視点で交互に物語は進行していく。非常に巧みな構成である。
漱石は、下宿先で夜毎、亡霊の声に悩まされ、教えていただいているクレイグ先生の紹介で、シャーロック・ホームズに相談した。クレイグ先生が、漱石にお金を無心するのが、おもしろい。クレイグ先生は、シェイクスピアの研究者であまり、お金を持っていないのだ。
漱石から見たホームズは、変人扱いで、なんとなくホームズってそんな感じかなと思わせる。ワトソンが、実に落ち着いた感じがあって、漱石という人間の置かれた状況がよく見える。
漱石の友人である正岡子規が、月給50円を目標としているときに、留学生で毎月150円もらっていたと告白する。それでも、ロンドンで生活するにはギリギリのようだった。宿泊費が高く、日本人や東洋人を受け入れないところがある。
ホームズは、メアリーという金持ち未亡人の相談に乗る。行方不明になっていた弟が、見つかり、一緒に住むことになった。弟は、中国の骨董品を持っていて、祟りを恐れていた。中国で、やばい仕事をしていたようだ。その相談に乗ったホームズは、心配していたが、数日後に弟がミイラになって死んでいたことが発見され、そしてメアリーはそれを見て精神を病むことになる。弟の喉元に、紙がありそれが中国語のような文字だった。それで漱石にホームズはそれの解読と中国では、祟りでミイラになって死ぬ事件があるのかを聞く。イギリス人からしてみれば、中国も日本もあまり差がないのだ。日本は香港につながっていると考えている人もいる。
ホームズは、見事に事件を解明する。ふーむ。漱石とホームズ、ワトソンと言う共演。発想がユニークで上手い作品だ。漱石とホームズの違った側面が見えて面白い。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 漱石と倫敦ミイラ殺人事件 (光文社文庫)より
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