テロリストのパラソル

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初版刊行(参考)
種別
長編
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11,260回
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15
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192
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あらすじ

1998年07月15日 テロリストのパラソル (講談社文庫)

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た真実とは…。史上初の第41回江戸川乱歩賞・第114回直木賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

テロリストのパラソルの評価:

6.50/10点 レビュー 12件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.50pt

テロリストのパラソルの総合評価:

7.80/10点 レビュー 189件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(8pt)

テロリストのパラソルの感想

有名な故に積読していた一冊。何となく内容を知ってしまっていた為読んでいなかったのですが、これはちゃんと読んで正解の一冊でした。

冒頭からの爆発事件がいきなりクライマックスかの如く盛り上がり、そこからどんどん謎や怪しい人物達が登場して先が気になる読書でした。キャラクターが本当によくて、主人公はもちろん周辺に出てくる人物達も人としてどんな姿かリアルに存在する感覚がとてもよい。
ミステリーとしての構造も世界の広げ方が想定外の所へ行くのも素晴らしいし、ちゃんと収束させる物語なのが見事。30年ぐらい前の作品ですが今読んでも楽しめます。

扱う内容がちょっと重めのハードボイルドなので好みが分かれそうな作品ではありますが優れた作品である事は確か。江戸川乱歩賞の作品群の中でも飛びぬけているなと感じます。とても面白かったです。

egut
T4OQ1KM0
No.4
(7pt)

カッコいいおじさまたちの話

最初ただのアル中と思っていた主人公のおじさまが、最後はすごくカッコよく思いました。新宿中央公園で起きた爆発事件の犯人の疑いをかけられた主人公がその事件の真相を追うというありがちなストーリー。ですご、最後には意外な結末が。主人公の味方のヤクザもすごくカッコええです。ただいろんな登場人物がいるわりには主人公とヤクザの相棒くらいしか存在感がないきらいが。それでも読んだ後の余韻がなんとなく心地いい話でした。

タッキー
KURC2DIQ
No.3
(7pt)

テロリストのパラソルの感想

 普段はほとんど読まないハードボイルドもの。知ってたら手に取っていたかは微妙、食わず嫌いは良くないですね。
受賞云々は特に気にしません、個人レベルの好みがありますしね。むしろひねた見方をしちゃうので

 主人公は過去に澱みを持った中年アル中バーテン。落魄したというよりかは顕達する気のない、最低限の住まい、最低限の収入、最低限の人付き合いの元で暮らしている。この人生を諦めているような厭世観、時代に取り残されるのでなく追いつく気もない根性、超大好物です。それ以外の人物もなかなか魅力的、ホームレスから警察までどこか渋い心持を感じさせます。ごく一部の人を除いて感情を昂らせたり、声を荒げたりしないんですよね、成程これがハードボイルドか(違ったらごめんなさい)

 ミステリとしての犯人当てや動機当てはないに等しいかもしれないです。社会派そしてテロリズム的犯行と言うことで自分のミステリ像の中ではやや外れますが、単純に一小説として面白いです。★は7つです!!!

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.2
(7pt)

期待し過ぎました

史上初の江戸川乱歩・直木賞受賞作ということで期待し過ぎました。構成が立体的でそれなりに面白かったのですが、このテーマではページ数が足りませんでした。江戸川乱歩賞の枚数制限が足枷になってしまいましたね。

わたろう
0BCEGGR4
No.1
(7pt)

テロリストのパラソルの感想

第41回乱歩賞と第114回直木賞をW受賞し、文春ミステリー1位、このミス6位と言う掛け値無しの傑作。十数年振りの再読だが初読の記憶は全く無し。ハードボイルドの王道を征く主人公のキャラには痺れたが、浅井が更に格好良い。いずれにしてもこの手の作品は文体とキャラで読ませる物なので、ミステリーとしての完成度は二の次。主人公、相棒、ヒロインまでは気に入ったが、敵役が少々私好みでは無かったかな。作中では全共闘世代は40才過ぎだが、今では自分の歳が追い越してしまった。作品は面白いのだが、それが読んでる間切なくて参った。

なおひろ
R1UV05YV

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.177
(3pt)

おもしろい

おもしろいが、途中冗長なパートがある
しかし、風景描写は美しく、文章全体が素敵に流れていく。

全共闘の話についても、かつて駒場にいた頃を思い出し、感傷の波が私の心に押し寄せちくちくと胸が痛んだ。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.176
(2pt)

邪恋

テストの点だけは取れる最低男の横恋慕、南米流などと言っているが所詮は四畳半。
これが彼らの言う「総括」だとでも言うのでしょう。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177
No.175
(2pt)

邪恋

テストの点だけは取れる最低男の横恋慕、南米流などと言っているが所詮は四畳半。
これが彼らの言う「総括」だとでも言うのでしょう。
テロリストのパラソル Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソルより
4062077973
No.174
(5pt)

団塊世代の鎮魂歌的作品

藤原伊織さんの乱歩賞・直木賞ダブル受賞作且つ、筆者の最良作だと思います。
筆者の知的な部分とダンディズムが凝縮され表現された様な作品。

団塊世代の鎮魂歌的な作品は世に数多ありますが、その世代よりもかなり若い者の目から見た時、この作品が知る限り一番です。
リアルを知らない「歴史」だが、当時の情熱=青臭さと退廃・怠惰が同居した様な、一種独特でその時代にのみ存在したであろう空気・匂いを感じた。

団塊世代に対し賞賛的で無く明らかに否定的な若造に対しても、その時代の空気には一度触れてみたかった、と感じさせる作品。
ただ、この世代が甘受した経験と引き換えに、何十年も死に続けている今の日本があるのだという現実から見ると、大変複雑。

しかし、それだけの経験を出来た世代の描く作品には、それなりの濃度が存在するという根拠たりえる。
贅沢な経験出来た世代だけの特権、としておくのは勿体無く、それ以降に生まれ世代でも、その欠片を甘受出来るのも読書の醍醐味でしょう。

そこに何を感じるか?は、人それぞれですが。
テロリストのパラソル (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (角川文庫)より
4043847017
No.173
(5pt)

団塊世代の鎮魂歌的作品

藤原伊織さんの乱歩賞・直木賞ダブル受賞作且つ、筆者の最良作だと思います。
筆者の知的な部分とダンディズムが凝縮され表現された様な作品。

団塊世代の鎮魂歌的な作品は世に数多ありますが、その世代よりもかなり若い者の目から見た時、この作品が知る限り一番です。
リアルを知らない「歴史」だが、当時の情熱=青臭さと退廃・怠惰が同居した様な、一種独特でその時代にのみ存在したであろう空気・匂いを感じた。

団塊世代に対し賞賛的で無く明らかに否定的な若造に対しても、その時代の空気には一度触れてみたかった、と感じさせる作品。
ただ、この世代が甘受した経験と引き換えに、何十年も死に続けている今の日本があるのだという現実から見ると、大変複雑。

しかし、それだけの経験を出来た世代の描く作品には、それなりの濃度が存在するという根拠たりえる。
贅沢な経験出来た世代だけの特権、としておくのは勿体無く、それ以降に生まれ世代でも、その欠片を甘受出来るのも読書の醍醐味でしょう。

そこに何を感じるか?は、人それぞれですが。
テロリストのパラソル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: テロリストのパラソル (講談社文庫)より
4062638177

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