百万遍 古都恋情
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
百万遍 古都恋情の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方もコメントしていましたが、これ自伝なのですか? イサクは発情期の犬畜生と同じ。そばにいる女にすぐ手を出す。100発100中、で、それも相手は、すべて男なら痺れてしまういい女ばかり。ありえねー話だろ。自伝と明記してるんなら、いくらフィクションといえ、萬月が主人公なんでしょう。はっきり言って彼がこれほどもてるわけない。言い訳みたいに、若い頃の写真を表紙に使っているがこれも、「8月の濡れた砂」からパクッタきたようなダサイ写真。鏡子、綾乃・・・こんな女いないでしょう。いやイサクに組みしだかれウハウハ言う女など・・・。女性読者のコメントを聞いてみたい。特に朴槿恵さんに読んでいただきたい。 男友達に関してもそう。ある日突然親友になりある日突然別れる。章はあるが脈絡もない。過去の各賞の栄光で、これだけ好き勝手に、自分の願望を自伝として、書き飛ばし、稼げるんだったら(立派な装丁の本全6冊)萬月さすが! そういう意味で☆3、それにねっとりとした文章と描写も☆3を差し上げます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「自伝的小説」series第4作だ。京都を舞台に数多くの女性との性的関係。そして友人との出会い、再会、別れ。 そして前回妊娠、堕胎させ別れた鏡子との再会。 今回は特にカリスマ的な女性への性的アピール能力を身に着けた維朔の女性関係が主体となってストーリーは進む。本当にこれだけの超能力的なsexual apearを持つ人間が果たして存在する物か?確かに過剰な表現、設定のようにも思える。 しかし、其処にいたる疑問には私自身のジェラシーも内包されているに違いない。若さとは時として信じられないような能力、そして機会が与えられる可能性も有りうると自分自身の経験から少しだけ理解している。 女性だけでなく友人にも魅力を持ち、実に人間関係において100%巧みに立ち回る維朔。 ある意味では教祖とも言える存在かもしれない。 登場人物の個性の書き分け、内面までいたる表現は相変わらず秀逸だ。 「百万遍」ここに至ってテーマの意味が見えてくる。 次作はでるのだろうか、未だ終了の気配は見えない。 きっと私はその先を見届けるのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
花村萬月は好きだったけど、近年の純文学的な作風になってからついていけなくなった…しかし花村に対する興味を完全に失ったわけではない…。 そんな元、花村ファンよ。騙されたと思って読んでくれ!なんならこの二部からでもいい。東京でトラブルに追われた主人公が京都に移ってからなので登場人物も一新されている。 とにかく、「今までの著作は全てこのシリーズを書く為の準備運動だったんじゃないか?」と思ってしまうほどに、凄まじく面白い。 初期花村の特徴である個性的な登場人物やダイナミックな展開。 後期の特徴である濃密な心理描写。 その両方の魅力を混ぜて一昼夜じっくりコトコト煮込んだような圧倒的な濃さがある。 この巻から「パイプ」「ニコ中」という一癖ある同居人達と、献身的な美女が出てきます。過去作では女性がすぐに体を許すのがリアリティがないと批判されてきたけど、実体験に基づいていたことに驚かされます。 当時の過酷な肉体労働や、汚い下宿先の描写にも圧倒されます。 終盤の、ある登場人物を徹底的に侮辱する言葉は、私たちのように高見から批評しているエセ書評家にもそのまま突き刺さる痛烈なものです。 正直、全てが凄すぎて、どこを切り取っていいやらわからない(笑) 要するに、読め、ってことです。最後の最後まで刺激に溢れた一冊でした。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|