ブラックボックス

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種別
長編
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367回
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あらすじ

2024年02月15日 ブラックボックス (講談社文庫 す 52-1)

第166回芥川賞受賞作。ずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より)気鋭の実力派作家、新境地の傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

ブラックボックスの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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ブラックボックスの総合評価:

6.27/10点 レビュー 60件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.60
(5pt)

よかった

よかった 良い作品です
ブラックボックス Amazon書評・レビュー: ブラックボックスより
406527365X
No.59
(4pt)

コロナ禍が浮き彫りにしたもの

帯の文章(ずっと遠くに行きたかった〜)が気になり購入。

ロードバイク用語が理解できない等否定的なレビューも散見されたが
理解出来ずともこの作品の根幹を理解する事に何の問題もない。

個人的にこの作品はコロナが浮き彫りにしたものに焦点を当てていると感じた。
端的に言えば本来動物であるはずの人間とその人間が営んでいる社会の不合理さについて。

象徴的な一文がある。
「サクマには、目の前の一つ一つは明確であるにもかかわらず、自分で選び取ったジョブを積み重ねるとゴールではなく破綻が待ち構えているのが不思議でならなかった。-------この疑問が解消されることは、どうもなさそうな気がしている」

作中には変わらない日々を指して「ループ」という単語が頻繁に出てくる。
未来など考えず狩猟生活していた頃と違い、
我々は職業を選択して日々ループしながら生きているが、
この先にあるものが何かわからず多くの人間が不安を抱いていると思う。

主人公サクマは衝動的な人間で、暴力行為を働いて職場を転々としている。
ここだけだと感情移入出来そうにもないが、ただ「ループ」を抜け出したいとも考えている。
主人公に自分を重ねる人は意外と多いのではないか。
読んでみて欲しい。
ブラックボックス Amazon書評・レビュー: ブラックボックスより
406527365X
No.58
(5pt)

心のブラック世界の哀しみ物語。

自分が置かれた闇の世界から逃れることが出来ないもどかしさ。その心象風景を緻密に描く作家の力量を感じられる作品。
ブラックボックス Amazon書評・レビュー: ブラックボックスより
406527365X
No.57
(1pt)

時間をかけて味わうほどのこともない、雑然とした嫌な小説

言葉が飛んでいるだけです、だらだらと長い。
いわゆる負の人間(定職なし→税滞納→傷害→刑務所)を描いているのでしょうが、迫って来ません。
趣味のロードバイクをなんとか小説に無理やり押し込んで、負の人間を作り上げたような底の浅さを感じてしまいます。
特にロードバイクが好きでない読み手には、専門用語が頻繁に出てきて読みずらいだけです。もちろん、専門用語をわくわくしながら調べたくなるような魅力的な小説も数多くありますが。
ブラックボックス Amazon書評・レビュー: ブラックボックスより
406527365X
No.56
(4pt)

20代くらいの人には大きな共感をえられるかも

自転車便のメッセンジャーとして働くサクマ。不安定な雇用でなかなか先が見えない。同棲中の彼女がいるが、未来が見えない。そんな若者の暮らしが表現されており、そこから現実を見てみると、今の若者とサクマのような立場で生活せざるをえない人がたくさんいるのではないだろうか。本人が悪いわけでもない、でも社会を否定するわけでもない、その無力感が作品に出ていると感じた。20代くらいの人が読めば、大きな共感を得られるかもしれない。サクマも普通に暮らしているだけ。でも普通の世間での暮らしと刑務所での暮らしで何が変わるのか。バブル崩壊後の若者に厳しい日本の閉塞感を見事に表現していると思う。
ブラックボックス Amazon書評・レビュー: ブラックボックスより
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