百年かぞえ歌
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あらすじ
里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。やがて、貴地が謎の「かぞえ歌」を残していたことが分かり、そこに隠された秘密を辿るのだが……。(「BOOK」データベースより)
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評判
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百年かぞえ歌の総合評価:
8.00/10点 レビュー 1件。
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とはいえ、横溝作品のようなおどろおどろしさはない。
隠された過去の犯罪が数え歌に暗示されている、という横溝っぽい設定だが、数え歌の解読に力点がおかれているわけでもなく、昔を知る人の証言をつなぎあわせて真実に近づいていくので あまり横溝テイストはない。
まぁ、それなりにおもしろく読んだけど、結論が弱いな~。そもそもの発端である100年前の事件も、隠蔽するほどのことではない。町の有力者だから隠したような設定だけど、100年前なら町の有力者であれば握りつぶすことができたでしょ、というレベルの話。また、それを100年後に暴かれそうになったからといって、現代の当主が慌てるというのも無理がある。
なぜ、100年も前の事件を発端にする必要があったのだろう?30年くらい前あたりにしておけば、犯人たちの動機に多少なりとも説得力がでただろうに。