(短編集)

地雷グリコ

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

2026年06月16日 地雷グリコ (角川文庫)

ミステリ界を席巻した、最高級の頭脳戦!射守矢真兎。女子高生。勝負事に、やたらと強い。友人・鉱田と彼女が巻き込まれるのは、子供の遊びをモチーフにしたゲームの数々。罠の位置を読み合って階段を上ってゆく「地雷グリコ」、独自手を追加できるじゃんけん「自由律ジャンケン」、歩数とかけ声の文字数を入札できる「だるまさんがかぞえた」。強者を相手に、真兎は譲れないものをかけて勝負に挑む。彼女が負けられない理由とは――。心揺さぶる、最高級の頭脳戦。(「BOOK」データベースより)

評判

地雷グリコの評価:

6.50/10点 レビュー 6件。 A ランク

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平均点6.50pt

地雷グリコの総合評価:

7.55/10点 レビュー 180件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(9pt)

地雷グリコの感想

唸らされる作品っ!
ゲームとミステリーの高度なハイブリッドがお見事。ひとつひとつはおふざけ日常イベントなのに、毎回ハイテンションな描写で、紛うことなき圧巻の伏線回収っ! きもちよっ。そして、エンディングが淡くて純粋な青春展開なのも良い!
流石は「1週間で3冠」作品っ!

寿司芸者
K2SWV1GW
No.1
(9pt)

地雷グリコの感想

これは面白かった!読んでいて楽しい読書でした。

伝えやすいので他作で例を挙げると福本伸行『カイジ』や迫稔雄『嘘喰い』といったギャンブル&頭脳バトルの学園ものです。
著者自身も公言しており、これらの作品が好きで自身のオリジナルゲームを小説で描いたとの事。
私自身もこれらの漫画が好きなのですが、それぞれの作品に対してちゃんとリスペクトされているのが感じられました。この系統が好きで読み慣れた人にも満足できるクオリティのゲーム&頭脳バトルになっているのが見事です。さらには文章としての小説でちゃんと内容やルールが理解できてイメージできるのが素晴らしい。個人的にこの手のジャンルの小説としては頭一つ抜けているクオリティの作品に感じます。

じゃんけんグリコ、坊主めくり、だるまさんがころんだ。と言った馴染みのあるゲームを用いる事で読者はすんなりゲームに入り込める作り。そしてそんな馴染みのあるゲームが著者の味付けによって豊富な頭脳戦や騙し合いやトリックが渦巻く作品に仕上がっているのが凄い。わかりやすいゲームゆえ、「こんな仕掛けかな~」なんて想像しながら読むと思いますが、そんな考えの斜め上行く展開は嬉しい刺激でした。5編の連作短編集はどの作品も面白く、1作目、2作目、3作目……とどんどん面白さが上がるのもよい。ルールや仕掛けを読者に認識させる手順が巧すぎます。最初から最後まで気持ちが上がっていく読書でした。

学園ものとしても面白いです。交友関係や成長物語など、キャラクターも良いですし、次々と現れる強者のステップアップも面白い。
デビュー作から学園ミステリを描いている事もあり、この雰囲気はお手の物でとても心地よいです。先に挙げた漫画や学園ギャンブル系だと『賭ケグルイ』と言った作品がありますが、本作はそれらの殺伐とした雰囲気とは違い、どこか青春小説のような明るく穏やかな心地よさを感じます。この雰囲気を備えているのが著者の優しさであり特徴である気がします。
例えばギャンブル漫画ですと敗者の悲鳴や絶叫、絶望、暴力や怒りなど強烈な負の感情を描いて読者にインパクトを与えてたりします。ですが本書の場合はそういう負の状況は抑えてあります。敗者の雰囲気1つとっても嫌な気持ちにならない描き方であり、小説としての文章により、勝利へ向けての爽快感や仕掛けの面白さで読者を魅了させています。読後感もとてもよい作品でした。続巻希望です!

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egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.174
(5pt)

これを小説でやるのはチャレンジングで面白かった

文章でここまでできるのかという驚愕はあったが、多分映画にした方が伝わるのは否めない。ただすごく面白いので、☆4.5とさせていただきます。丁度いい感じのファンタジー設定が気軽に読めてエンタメを欲していた私は満たされました。
地雷グリコ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 地雷グリコ (角川文庫)より
4041166624
No.173
(3pt)

小説で頭脳戦を楽しめる

評価3か4か迷うところです
個人的好みに合わないことを除けば面白かったです

・頭脳戦はルールの穴をついた奇策で勝つものが多い(真っ向勝負で勝つ訳じゃないのでそれがイマイチな人は不向き)
・日常系の話(命や人生をかけたスリリングなものではない)
・漫画を小説化したような読み心地の小説
・女性読者は登場人物の書かれ方に嫌悪感を抱く可能性あるかも

上記が「問題ないよ」って人は楽しめると思うのでオススメです。

腑に落ちなかったのが
主人公のこの世で一番大切なものの答えが書かれてなかった
あと主人公の友達の人物像と、その友達との関係性の深さが表現しきれてない
→続編が今後出る?から敢えて残しているのか?
この一冊だけで評価するとなると、そこが気になったので評価3としました。
地雷グリコ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 地雷グリコ (角川文庫)より
4041166624
No.172
(5pt)

ありふれたゲームだが

たかだか一般的なゲームをここまで拡大解釈するかとも思いましたが、まあ楽しめました。ポーカーとかは「カイジ」のイメージですね。
地雷グリコ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 地雷グリコ (角川文庫)より
4041166624
No.171
(4pt)

直木賞の選考委員に理解できるはずもない

本書は高校一年生女子「射守矢真兎」が挑む「頭脳戦小説」。彼女が闘うゲームの題材は「グリコ」「坊主めくり」「神経衰弱」「ジャンケン」「だるまさんがころんだ」など、子供が遊んでいた遊戯のバリエーション。

「小説好き」より「漫画好き」の方がより愉しめて理解も深い、そんな小説、今までなかったのではないか。解説では『カイジ』『嘘喰い』『LIAR GAME』に言及しているが『ジョジョ』『H×H』『賭ケグルイ』、なんだったら『ちはやふる』のテイストまで入っている。マンガは読むけど小説はちょっと…という方、むしろお勧めです。本書をして「これはミステリではない」と評している方もいるようだが、そもそも作者がミステリとして書いているかどうか怪しいと思う。アニメ化されたら上記マンガ、アニメの演出や要素をこれでもかというくらい詰め込んでほしいものだ。

 そして『11文字の檻』所収の「恋澤姉妹」を読んだ方は既にご存じのことだろうが、作者の性癖をこれでもかと開示していて、いっそ潔いくらいの「キャットファイト&リリィ」。こんなヲタク要素いっぱいの要素、直木賞の選考委員に理解できるはずもない。
地雷グリコ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 地雷グリコ (角川文庫)より
4041166624
No.170
(3pt)

表題作だけなら☆5

青崎氏の著作はすべて読破していて、高評価を受けている本作も文庫化を心待ちにしていたが、なかなかの肩透かし感を受けた
氏がガチオタクなのもあり、作風としてラノベっぽいノリなのは重々承知していますが、このうっすーーい百合風味の関係性を長々と読ませられるのはキツかった
もっとゴリゴリにオタクネタを展開していてもミステリ部分がしっかりしている裏染天馬シリーズは好きなので、ちゃんとしたミステリが読みたいならこれを読むより体育館の殺人をオススメしたい
もし短編集の中に『地雷グリコ』だけ収録されていれば評価が高いのも頷けたので、表題作だけは読む価値があると思う
地雷グリコ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 地雷グリコ (角川文庫)より
4041166624

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