同志少女よ、敵を撃て

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種別
長編
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あらすじ

2024年12月11日 同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化(「BOOK」データベースより)

評判

同志少女よ、敵を撃ての評価:

7.57/10点 レビュー 7件。 S ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.57pt

同志少女よ、敵を撃ての総合評価:

8.16/10点 レビュー 582件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(8pt)

表紙のイメージとは異なり、骨太の戦争エンタメ作品だ

著者のデビュー作にして2021年のアガサ・クリスティー賞受賞作。選考委員全員が満点をつけたという高評価も納得の傑作戦争エンタメ作品である。
1942年、モスクワ郊外の小さな農村に侵攻してきたドイツ軍に目の前で母親や村民を皆殺しにされた18歳の少女・セラフィマは自らも殺される寸前、赤軍兵士に助けられた。赤軍部隊を率いていたのが元狙撃兵で狙撃訓練学校長のイリーナで、虚脱状態のセラフィマを「戦いたいか、死にたいか」と一喝し、母の遺体もろとも村全体を焼き尽くした。ドイツ軍はもちろんイリーナにも復讐心を抱いたセラフィマは誘われるままに訓練学校に入り、一流の狙撃兵になることを決意する。同じように家族を失った同年代の少女たちと共に厳しい訓練を経て、イリーナをリーダーにした女性だけの狙撃小隊を構成し、祖国防衛戦争の最激戦地となったスターリングラードに派遣された…。
18歳の少女が辣腕の狙撃兵に作り上げられ、独ソ戦終結までを戦い抜く冒険と成長というのが物語の骨格で、そこに祖国愛、敵に対する憎悪の深さ、さらに敵味方を超えた戦争の悲惨さ、戦場で露わになる性差別が重ねられ、重厚で斬新な戦争小説が出来上がっている。主人公たちの心理描写、アクションシーン、歴史の流れの解説も適切で500ページ近い長編ながら読みやすい。
戦争小説、冒険アクション、成長物語のファンに、表紙のイラストに惑わされることなく手に取ることをオススメする。

iisan
927253Y1
No.2
(8pt)

面白かった。

勉強になった。

わたろう
0BCEGGR4
No.1
(8pt)

同志少女よ、敵を撃ての感想

真面目な戦争小説です。
ちょっとタイトルが安っぽく、少年向け漫画のタイトルの様だけど、しっかり骨太に書かれています。
後書きの解説を読むと、どうも著者のデビュー長編作らしい。
参考文献も多数明示されており、第二次世界大戦の独ソ戦について、入念に勉強されたことが伺える。
そのことが、本書の細部にリアリティー感を与え、戦争の苛酷さ卑劣さを読者に明白に晒してくれた。次回作を期待させる新人作家さんだと思う。
やむなき事情からスパイナーとなった一少女が成長していく一種の冒険小説なので、驚くような展開があったり、ミステリックなオチがあるわけではありませんが、スピード感もあり、あっという間に読み終えることが出来ます。ただし、ワクワクするような面白さを一面に挙げたエンタメ小説ではないので、それは期待しない方が良い。それも加味して良品です。
最後にこの小説を読みながら、今ウクライナで起こっている惨状に深い憂いを感じています。人類というのは、常に同じ過ちを犯すものなんですね。

マッチマッチ
L6YVSIUN

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.575
(5pt)

戦争の悲惨さ

戦争が嫌い、そういう描写も嫌いなので、戦争物は映画でもドラマでも本でも避けてきましたが、お薦めしているサイトが多いのと本屋大賞を取っていること、レビューも評判よかったのでそんなにいいなら読んでみようかなと思い、読み始めました。やはり戦争の場面はあまりに残虐で自分には合ってないな、止めればよかったと後悔し、途中で読むのを止めようかとも思いました。狙撃の距離の測り方とかも縁がなく興味も持てなかったし、そういう表現も退屈でした。
ただ、読み終えてみると、読み通してよかったという思いが押し寄せました。

相当色々な資料を調べたのだろうと内容に真に迫った厚みを感じました。それが身につまされるようなヒロインの苦しみに同化できる理由でしょう。
戦争は何も生み出さず、人を成長させたり、苦難に耐える力を与えるわけでもない。
ただ、その異常な状態において異常な精神力や心を強いられ、その場に最適化されるだけ。むしろ、残酷なトラウマを生き残った人々に残す。
戦争の残虐さをひしひしと思い知らされ、戦争は絶対にあってはならないと再認識させられました。
他の方々と同様一読をお勧めします。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X
No.574
(5pt)

読んだ方がいいかも

素晴らしい内容だった。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X
No.573
(3pt)

読書中は自分との闘い。なんとか読み終えた。

あまり本を読んでこなかった当方の感想です。もう、途中離脱したくなる地方や武器の名前。そこはとりあえず何となく読み。それでもなかなか先に進まなかった。セリフが出てきて「あ、こういうことかな」「勝ったのかな」「味方の話してたんだな」という感じです(すみません笑)。ミハイルの最期、主人公とイリーナの最後、正直「えー!」というモヤモヤ感はあるにせよ読後感がすごいのでいい本だったんだろうなと思います…。あと参考文献がエグい。作者の努力の塊に拍手です。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X
No.572
(5pt)

良い

良い
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X
No.571
(3pt)

ケーニヒスベルク単独潜入は非現実的

最初から8割の頁までは面白かった。しかし主人公のケーニヒスベルク単独潜入が非現実的で無理が強すぎ、そこで興味を失った。狙撃兵同士の決戦で幕を閉じていたならば、現実的であり、納得感があったのに残念。フィクションは、「現実にありそうだ、あるかもしれない」というリアリティが失われると、エンタメご都合主義と映って面白くなくなる。約600頁の長尺なので、著者の緊張感が切れたのかもしれない。最近読んだ「チ。-地球の運動について-」はエンディングから逆算して物語や伏線・含みが組み立てられていて、対照的。あれは、幸運を必要としつつも、最後まで「知」が受け手にギリギリ伝わる方法でリレー伝達されていると解った。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)より
415031585X

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