おわかれはモーツァルト
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あらすじ
盲目のピアニストが殺人事件の容疑者に?友人のピンチに天才ピアニスト・岬洋介が駆けつける! 累計175万部突破の“音楽ミステリー”シリーズ! 友人のピアニスト・榊場を助けるため、岬洋介が活躍する『おわかれはモーツァルト』が待望の文庫化です。盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
おわかれはモーツァルトの評価:
5.67/10点 レビュー 3件。 D ランク
おわかれはモーツァルトの総合評価:
7.12/10点 レビュー 26件。
感想一覧
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同じコンクールに岬洋介も参加し、演奏途中に突発性難聴にかかった。ファイナリストは、音楽を通じて親友となる。
榊場隆平の盲目に対して、母親の由布花が生活と食の面倒を見る。TOM山崎は芸能事務所のマネージャーで榊場を担当する。潮田は、ピアノ教師。三人が盲目のピアニストを支える。
榊場隆平はモーツアルトのピアノ協奏曲20番、21番、23番を演奏する。20番は1785年に作られ、激しい情熱の表出、暗く不安げな旋律、劇的な展開がある。この曲の初演の前日になってもまだパート譜の写譜が間に合っていない状態だった。それが、モーツアルトのピアノ協奏曲の代表作となった。21番は、スウェーデン映画『みじかくも美しく燃え』に2楽章が使われた。
「モーツアルトは、指揮しようがピアノを弾こうが、とにかく演奏家にとって非常に難しい作曲家だ。確かに楽譜は簡潔、音符も決して多くない。しかし、その一つ一つの音の中に様々な意味が込められている。従って技巧としては簡単かもしれないが、フレーズ一つでも何百通りもの解釈が可能であり、だからこそ難曲なのだ。しかし、最も好きな作曲家としてもモーツアルトの名前をあげるものが多いだろう」アンドレ・プレヴィン
ゲーテは、モーツアルトの演奏を聴いて、「そのレベルは、絵画のラファエロ、文学のシェクスピアに並ぶ」といった。バッハは音楽の父、ベートーヴェンは楽聖、ショパンはピアノの詩人、モーツアルトは神童と呼ばれた。
その盲目のピアニストに、雑誌に記事を書くフリーランスの寺下博之が取材に来た。そして、榊場隆平は、盲目ではなく目が見えているという記事を書くという。そんな記事が出されたくなければ、金をよこせと言い、拒絶すると、ネットで流し始める。そして、コンサートで、寺下は「どうせ見えてるんだろおー」とヤジを飛ばす。
そこから、隆平はピアノ演奏の運指がうまくいかなくなり、散々な結果となる。寺下は、そうやってフェイクニュースを作り、画像まで捏造し、芸能人たちからお金をとり、引退させたり、自殺させたりしていた。人の弱点に漬け込んで、フェイクを捏造し、そのフェイクを信じる人がいる。
次の講演会の前に、榊場隆平たちは、寺下に会う約束したが、榊葉の離れの練習室で寺下が殺されていた。殺したのは、榊場隆平に違いないと刑事たちは思って捜査する。
そこに、岬洋介が、榊場隆平のSOSに対して、乗り出す。そして、なぜ寺下が殺され、誰が犯人なのかを明らかにする。そして、岬洋介は、榊場隆平とピアノ協奏曲10番を二台のピアノで演奏した。
盲目だから、ショパンコンクールで入賞したわけでなく、そのピアニズムの技量に対して入賞したのだ。そのため、楽譜も持たず、聴くことで、音楽を再現できるという特殊能力を持つ。暗譜力にも優れている。盲目は一つの個性で、そのことで張力、臭覚が発達する。弛まない努力だ。ピアノによって人を感動させる力がある。