火星へ
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作者が宇宙について強い憧れと熱意を持っていることは4冊を通して、痛いほど伝わってきました しかし、主人公が宇宙へ行くことへの理由付け(ここがフィリップとは違い評価できるところ)がキッチリしているところは良かったのですが、上記の理由からグランドクエストである「人類を救う。」という目的が薄くなってしまっていたことが原因で、私は喉に小骨が突っかかっています 地球ファースト主義者との軋轢や、パーカーの妻がその後どうなったか 人類の未来は主人公やナサニエルの活躍によってどうなったか ビジュアルブックでも良いので、その辺の補足を入れて欲しいです | ||||
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宇宙開発に反対する人達の方が正しいと思えてしまうと低評価になるし,主人公を含む人達が正しいと思えると面白い小説だと思う.宇宙戦艦ヤマトの方が宇宙に出る理由として納得できる感じ. | ||||
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私たちの史実では人類の月到着は1969年なのでこちらの世界では1963年に火星に到着する。その出発までを描く上巻。技術的には史実に即した「真空管とパンチカード」の世界で大災害を契機に宇宙開発が促進されている。常駐月基地と宇宙ステーション、報道陣もやってくるほどの「宇宙旅行」の一般化などが本巻に書き込まれている。確かに冷戦がなくて核開発に注いだリソースを宇宙開発に回せば、またそうしようという大義名分とモチベーションが存在すれば可能なんだろうなと思わせるところが作者の力量である。一方で歴史改変において当時の社会が変更されるということは、当時の社会=米国黄金時代のネガティブ面も露呈し変化するといことで、性差別や人種差別の問題が取り上げられる。隕石が落ちたのが1947年なので赤狩りはまだ始まっていなかったのか。 | ||||
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漫画「宇宙兄弟」だと宇宙飛行士に選ばれるような人物はそもそも立派人たちなので、メンバー間の感情的な軋轢が持続したりしない。しかし本作品では技術的に「真空管とパンチカード」の世界で14人もの大所帯で火星に向かおうとするのにも関わらず、登場人物間は軋轢しっぱなしだ。その上に大変なことが次々起こる。軋轢と困難に対する登場人物たちの心情描写が興味深く読み進んでしまう。 それにしても主人公は認知が教条主義/字義通り的で、思考と行動が短絡的/衝動的ではないか。もっとも14歳で飛び級で大学生になる設定なのでそのぐらいの凸凹があったほうがかえってリアルなのか。 主人公とパイロットの不倫シーンを想像してしまったが、物語的には蛇足だし、本作の政治的正当性風味に反するのか。 それにしても、本作で想定されている「地球的危機」に対して「宇宙開発」が対策たり得るのか?もちろん筆者は「対策たり得ない」と考えているんだけど、それでも面白く読めちゃうとこはさすが。 | ||||
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