冷たい密室と博士たち

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種別
長編
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10
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189
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あらすじ

1999年03月12日 冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか!?人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが…。究極の森ミステリィ第2弾。(「BOOK」データベースより)

評判

冷たい密室と博士たちの評価:

5.71/10点 レビュー 14件。 C ランク

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平均点5.71pt

冷たい密室と博士たちの総合評価:

6.72/10点 レビュー 81件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.67
(5pt)

​前作の衝撃という「密室」を打ち破る、論理と情熱の第2作

​前作が傑作すぎて、「この先は大丈夫なのか」と不安になる――そんな気持ちで読み始めた一冊だった。

​前作『すべてがFになる』はミステリー界の金字塔的な作品であり、私も初読時に大きな衝撃を受けた。実は、シリーズ第2作となる本作は、執筆順では前作より先だったが、デビュー作に相応しいのは『F』であるとの判断で第2作として刊行された経緯があるという(前作解説より)。そうした背景もあり、本作を手に取る際は「前作があまりにも突出しているがゆえに、この先それを超える作品があるのか」という期待と不安を抱きながらの読書となった。

​しかし実際には、犀川と西之園萌絵の関係性や軽妙な掛け合い、そして“頭の良い人が構築した良質なミステリー”という魅力は健在であり、期待にしっかり応えてくれる内容だった。

​今作では西之園萌絵の私生活も垣間見える。地上22階のタワーマンション最上階に住み、執事がいて、愛犬はシェットランドシープドッグの都馬(トーマ)、愛車は真っ赤な高級スポーツカー、さらに隠れてタバコを吸う――。知的で美人、かつ純情な一面を持つハイスペックなお嬢様でありながら、どこか「じゃじゃ馬」な気質も感じさせる彼女の多面的な人物像が、単なるワトソン役にとどまらない魅力を生み出している。
一方で、犀川との距離感も絶妙だ。前作の「吊り橋効果」の余韻を残しつつも、お互いの家を行き来するなど(あくまで事件の捜査名目ではあるが)、確実に変化の兆しは見えており、この絶妙な距離感の描写はシリーズの大きな魅力だと感じた。

​事件の核となる密室の謎解きは、大学の「極地研究所」という特殊な環境で展開される。宇宙服のような防護服が「人物の同一性を曖昧にする装置」として機能する点は、与えられた条件から論理的に導かれる本作らしい理知的な設計である。見取り図があればさらに理解は深まっただろうが、その分、論理的に状況を整理しながら読み進める能動的な面白さがあった。

​特に印象深いのは、極寒の無機質な舞台とは対照的に浮かび上がる、犯人側の「熱を帯びた動機」である。犀川が犯人の行動に感じた違和感の正体が、論理では測れない「感情」に根ざしたものだと見抜く場面には、独特の余韻が残る。中盤、暗闇の部屋で萌絵が犯人に追い詰められるシーンの緊迫感も白眉だ。

​約30年前の作品ゆえ、頻繁な喫煙描写やPCメール中心の通信手段に時代背景を感じるが、それすらも作品世界のリアリティとして味わい深い。前作の衝撃と単純に比較するのではなく、シリーズの魅力を着実に広げる一作として、高い論理性に裏打ちされたミステリーを楽しみたい読者に強く薦めたい。
冷たい密室と博士たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 冷たい密室と博士たち (講談社文庫)より
4062645602
No.66
(2pt)

あまり綺麗ではありません

状態:良いで購入しましたが、
結構汚れてます。表紙面はもちろん、側面もシミが多くお世辞にも状態良いとは言えません。
値段が安く、ほぼ送料だけの金額なので仕方ないのですが状態については正直に記載した方が良いと思います
冷たい密室と博士たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 冷たい密室と博士たち (講談社文庫)より
4062645602
No.65
(5pt)

メフィスト賞の前に

再読。森博嗣のエキスが詰まっている。
冷たい密室と博士たち (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 冷たい密室と博士たち (講談社ノベルス)より
4061819178
No.64
(5pt)

メフィスト賞の前に

再読。森博嗣のエキスが詰まっている。
冷たい密室と博士たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 冷たい密室と博士たち (講談社文庫)より
4062645602
No.63
(4pt)

S&Mシリーズ第2弾

S&Mシリーズ2作目

実は本作は、前作「すべてがFになる」より前に書かれていましたが、「すべてがFになる」の方がデビュー作として相応しいという事で本作は敢えて2作目として出版されたとか。
確かに前作と比べると派手さはありませんが、その分目移りせず、純粋に密室ミステリーを楽しみめる内容となってます。
冷たい密室と博士たち (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 冷たい密室と博士たち (講談社ノベルス)より
4061819178

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