(短編集)

まどろみ消去

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種別
短編集
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2
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61
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あらすじ

2000年07月14日 まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫)

大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る三十人のインディアンを目撃する。現場に行ってみると、そこには誰もいなかった。屋上への出入り口に立てられた見張りは、何も見なかったと証言するが…。(「誰もいなくなった」)ほか美しく洗練され、時に冷徹な11の短編集。(「BOOK」データベースより)

評判

まどろみ消去の評価:

6.67/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.67pt

まどろみ消去の総合評価:

7.42/10点 レビュー 24件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(6pt)

筆者は長編向きか?

S&Mシリーズから、Vシリーズの途中まで読んで森博嗣初の短編集。
結論、短編としてはどれも、あまり切れ味が良いとは言えない出来だった。
筆者曰く、この短編集は一番森らしい作品らしいが、スカイ・クロラといい、これといい、筆者の本質に近ければ近いほど自分の琴線に触れないのかもしれない。
6点。

かいん
AGLSXFF0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.21
(1pt)

勢いで出版された駄作集

当時森博嗣は人気絶頂だっただけに、書けば売れる、出せば売れるという状態だったのでしょう。ブームに乗せられ、目先の売上に目が眩んで品質をないがしろにした出版社と作者による共犯の上に生み出されたのが本作のような駄作集。
本作は推理小説というよりは文章や視点といったちょっと変わった点にトリックが仕掛けられたミステリ風味の短編集ですが、一読しただけでは著者の意図や思惑が理解できず、しかしながらベースとなる物語自体に魅力がないために読み返すのも気が滅入るというどうしようもなくクオリティの低い作品です。
オチがないのがオチ的なメタ作品まで混じっているとあってはもう読む気も失せてしまいます。
森博嗣が大好きで森博嗣の書いた一言一句については裏の裏まで分析しないと気が済まない、といった同人的ノリで読める人であれば楽しめるのかもしれませんが、間違っても一般商業ベースにのせられるべき作品ではありません。
こうして求められるがまま、完成度の低いままとにかく物量作戦で世の中に送り出してしまった結果、森博嗣は未だに代表作が『すべてがFになる』であり続けているのでしょうね。
まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫)より
4062649365
No.20
(1pt)

勢いで出版された駄作集

当時森博嗣は人気絶頂だっただけに、書けば売れる、出せば売れるという状態だったのでしょう。ブームに乗せられ、目先の売上に目が眩んで品質をないがしろにした出版社と作者による共犯の上に生み出されたのが本作のような駄作集。
本作は推理小説というよりは文章や視点といったちょっと変わった点にトリックが仕掛けられたミステリ風味の短編集ですが、一読しただけでは著者の意図や思惑が理解できず、しかしながらベースとなる物語自体に魅力がないために読み返すのも気が滅入るというどうしようもなくクオリティの低い作品です。
オチがないのがオチ的なメタ作品まで混じっているとあってはもう読む気も失せてしまいます。
森博嗣が大好きで森博嗣の書いた一言一句については裏の裏まで分析しないと気が済まない、といった同人的ノリで読める人であれば楽しめるのかもしれませんが、間違っても一般商業ベースにのせられるべき作品ではありません。
こうして求められるがまま、完成度の低いままとにかく物量作戦で世の中に送り出してしまった結果、森博嗣は未だに代表作が『すべてがFになる』であり続けているのでしょうね。
まどろみ消去 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: まどろみ消去 (講談社ノベルス)より
4061819704
No.19
(3pt)

ふわふわとした雰囲気の幻想小説のような作品が多い短編集

純然たるミステリ―と言えるのは「誰もいなくなった」だけであり、ふわふわとした雰囲気の幻想小説のような趣きの作品が多い。大学での研究生活や先生の思い出を綴った作品も含まれている。個人的なお勧めは、「悩める刑事」。「誰もいなくなった」は犀川&西之園コンビが登場、「ミステリィ対戦の前夜」は西之園が登場。

「虚空の黙禱者」
五年前に夫が失踪したミドリ。夫は寺の住職殺害の重要参考人。寺を引き継いで、住職となった和史。
和史はミドリにプロポーズするが、ミドリは保留のまま静岡に引越しする。故郷に帰郷したミドリは和史のプロポーズに応じるが、お互いに隠し事をしていたことが判明する。
『どんな汚いものも、時間が綺麗にしてくれる』という結末。

「純白の女」
田舎の保養地に静養のためにやってきた女。作家の夫は出版社の担当者を殺害。女はその担当者の弟の面倒をみる。その弟が保養地にやってきたので、泊めてやることになるのだが……。
信頼できない語り手による不条理な真相。

「彼女の迷宮」
作家の夫が海外出張中に、勝手にその代筆をした妻。物語は解決不能の迷宮に陥り、妻に真意を問い質す夫。妻は意外な解決方法を示す。

「真夜中の悲鳴」
博士論文のために大学に泊まり込みで実験を続ける大学院生のスピカ。測定中にノイズが見つかり、発生源と思われる地下室を調べに行くと、サスペンスフルな展開へ。「石阪効果」なるものは実在しない模様。

「やさしい恋人」
スバル氏というペンネームの人物と大阪で会い、名古屋に一緒に戻って下宿に泊まらせる話が、喋り口調で綴られる。最後の1行で読者は勘違いしていたことに気づく。作者の作家としての本音も垣間見える。

「ミステリィ対戦の前夜」
西之園モエがミステリィ研究会の合宿に参加し、部長の密室殺人に遭遇する話だが……。
「読者が探偵で、読者が犯人」という真相。

「誰もいなくなった」
ミステリィ研究会主催のミステリィツアーの最中に、閉鎖空間の広場で踊っていた三十人のインディアンが消失するという魅力的な謎が提示される。解決はやや安易だし、そんな短時間で○○することが可能なのかと疑問には感じるが、焚火をしたことには意味があった。

「何をするためにきたのか」
主人公フガク、その友人のワタル、教授の予告通りに知り合ったフミエ、フミエの予告通りに現れた坊主のゲンジの4人で空地の地下室を探検する話。
ふわふわとした幻想的な進行の中で、人生に対する哲学的な思索、問いかけが示されている。

「悩める刑事」
仕事が自分に合っていないことを悩む夫。夫が悩んでいることに気づき、自分の仕事が配置転換になったことを告げるのに躊躇する妻。
なるほど、そういうことだったのか。見事に騙された。

「心の法則」
登場人物は、精神科医を目指す「私」こと板橋、「心の法則」という理論を論じるモビカ氏、その姉の三人。「心の法則」によって、「私」が葬り去られるという不条理な話。

「キシマ先生の静かな生活」
キシマ先生という、典型的学者肌の変人ではあるが味わいのある人物の思い出が綴られている。
まどろみ消去 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: まどろみ消去 (講談社ノベルス)より
4061819704
No.18
(3pt)

ふわふわとした雰囲気の幻想小説のような作品が多い短編集

純然たるミステリ―と言えるのは「誰もいなくなった」だけであり、ふわふわとした雰囲気の幻想小説のような趣きの作品が多い。大学での研究生活や先生の思い出を綴った作品も含まれている。個人的なお勧めは、「悩める刑事」。「誰もいなくなった」は犀川&西之園コンビが登場、「ミステリィ対戦の前夜」は西之園が登場。

「虚空の黙禱者」
五年前に夫が失踪したミドリ。夫は寺の住職殺害の重要参考人。寺を引き継いで、住職となった和史。
和史はミドリにプロポーズするが、ミドリは保留のまま静岡に引越しする。故郷に帰郷したミドリは和史のプロポーズに応じるが、お互いに隠し事をしていたことが判明する。
『どんな汚いものも、時間が綺麗にしてくれる』という結末。

「純白の女」
田舎の保養地に静養のためにやってきた女。作家の夫は出版社の担当者を殺害。女はその担当者の弟の面倒をみる。その弟が保養地にやってきたので、泊めてやることになるのだが……。
信頼できない語り手による不条理な真相。

「彼女の迷宮」
作家の夫が海外出張中に、勝手にその代筆をした妻。物語は解決不能の迷宮に陥り、妻に真意を問い質す夫。妻は意外な解決方法を示す。

「真夜中の悲鳴」
博士論文のために大学に泊まり込みで実験を続ける大学院生のスピカ。測定中にノイズが見つかり、発生源と思われる地下室を調べに行くと、サスペンスフルな展開へ。「石阪効果」なるものは実在しない模様。

「やさしい恋人」
スバル氏というペンネームの人物と大阪で会い、名古屋に一緒に戻って下宿に泊まらせる話が、喋り口調で綴られる。最後の1行で読者は勘違いしていたことに気づく。作者の作家としての本音も垣間見える。

「ミステリィ対戦の前夜」
西之園モエがミステリィ研究会の合宿に参加し、部長の密室殺人に遭遇する話だが……。
「読者が探偵で、読者が犯人」という真相。

「誰もいなくなった」
ミステリィ研究会主催のミステリィツアーの最中に、閉鎖空間の広場で踊っていた三十人のインディアンが消失するという魅力的な謎が提示される。解決はやや安易だし、そんな短時間で○○することが可能なのかと疑問には感じるが、焚火をしたことには意味があった。

「何をするためにきたのか」
主人公フガク、その友人のワタル、教授の予告通りに知り合ったフミエ、フミエの予告通りに現れた坊主のゲンジの4人で空地の地下室を探検する話。
ふわふわとした幻想的な進行の中で、人生に対する哲学的な思索、問いかけが示されている。

「悩める刑事」
仕事が自分に合っていないことを悩む夫。夫が悩んでいることに気づき、自分の仕事が配置転換になったことを告げるのに躊躇する妻。
なるほど、そういうことだったのか。見事に騙された。

「心の法則」
登場人物は、精神科医を目指す「私」こと板橋、「心の法則」という理論を論じるモビカ氏、その姉の三人。「心の法則」によって、「私」が葬り去られるという不条理な話。

「キシマ先生の静かな生活」
キシマ先生という、典型的学者肌の変人ではあるが味わいのある人物の思い出が綴られている。
まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫)より
4062649365
No.17
(3pt)

初のミステリイ短編集だが実際は小話集

森氏の97年にリリースされた初の短編集である。
当時S&Mシリーズの最中にポンと出たので、犀川先生や西之園 萌絵が登場する短編推理集かと誰もが思うわけだが、そうはなっていない。
一番のメインとなる誰もいなくなったには犀川先生や西之園 萌絵が登場するいわゆる短編推理なのだが、他も一編だけ楽屋落ちのような話で西之園 萌絵が登場する他は特にS&Mシリーズとは関係のない話となっている。
ミステリイ短編集と銘打っているが、ほぼ9割はミステリーというよりは小話のようなテイストである。決してS&Mシリーズのテイストの短いバージョンを期待してはいけない。あくまで別の趣向として位置づけられている。どう落ちているのかさっぱり分からないような話もある。
森氏の長編も本来なら短編くらいで使うようなトリック一つだけで長々と400ページくらいやっているものが殆どであるので、収録作の誰もいなくなったくらいのボリュームでまとめてもらった方が本来の姿のような気がする。
監視下での屋上からの30人の突然の消失!と壮大な不可能状況だが、トリック自体はなんてことのないもの。まあ、森氏は長編でもトリック自体はいつも他愛ないものばかりなので短編でもそういう感じなのだが、長々とひっぱらないだけ短編の方が印象は良い。
まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫)より
4062649365

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