迷子のままで

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種別
長編
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あらすじ

2020年05月20日 迷子のままで

僕たちはやり直せるのか。騙され苛まれて立ち尽す無気力の荒野に、陽はまた昇るのか。津波で失われたはずのノート。行方不明のまま永い時を経た少年の伝言。数千キロ先の故国を目指す男が遺した言葉。そこからは強いメッセージが発信されていた。騙されるということ自体が一つの悪なのだ。やられっ放しで判断力を失う前にやるべきことがある。僕たちは迷子のままではいられない――。心に沁みる再生の歌二編。(「BOOK」データベースより)

評判

迷子のままでの評価:

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No.1
(5pt)

希望と救済

脇役の人物設定が上手で、清濁の世界に膨らみを持たせ主人公の陰影に容易でない苦悩があり、リアリティーが感じられる。心の奥底で希望にあがく姿は愚直で感動すら覚える。
 「迷子のままで」は親の子への理不尽と子どもの無力さにやりきれなくなる。「今から帰ります」は3・11の震災被害と人間の無力さがこたえる。幸せや希望とはほど遠い生活を余儀なくされた人間の負の連鎖に流されてしまう者、なんとか断ち切ろうとする者、しかし、はね返されまた希望を失う者、そんな人たちにはどんな救済もないのかと問い続ける天童作品は甘さがどんどん削られて硬質の原石を見ているようである。。
迷子のままで Amazon書評・レビュー: 迷子のままでより
4103957050

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