魔の淵



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初公開日(参考)2001年04月
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長編小説

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魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2001年04月05日 魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

雪に埋もれた山荘で、今しも奇妙な降霊会が行われようとしていた。十四年前に雪山で行方不明になった伐採業者デザナの霊を呼び出して遺志を聞き、伐採事業を巡る争いに決着をつけようというのだ。集まった関係者が半信半疑の面持ちでテーブルにつくと、突如デザナの亡霊が出現。未亡人のアイリーンを口汚く罵ると、何処ともなく消え去った。さらにその晩、アイリーンが密室状態の部屋で頭を斧で割られて死んでいるのが発見され、事件は混迷の様相を…不可能犯罪の連続技と全篇に横溢する怪奇趣味。本格ファン、狂喜乱舞の幻の名作が遂に登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

魔の淵の総合評価:7.11/10点レビュー 9件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

魔の淵の感想

"密室物の名作"だったり、当時ミステリマガジン連載のみで書籍がなく入手困難で"幻の傑作"と言われていた本書。読む機会が出来たので読んでみました。
正直、期待値が高すぎた事や、70年以上前の作品である為か、今読んで面白いかと言われると首を傾げる次第。

前半はオカルトものです。交霊会が行われ、霊媒師が呼び出した死者と相続に関して真面目な会話が進みます。古い時代の作品なので仕方がないですが、今読むとなんか滑稽でした。その後、殺人事件や怪奇現象、雪に残る不可思議な足跡の存在が現れ、浮遊できる呼び出した霊でないと事象を説明できない状況が発生します。
"密室物"として名高くなった本所ではありますが、これは密室物ではないと思います。カーっぽいオカルト+不可能犯罪の状況です。まぁ雰囲気は好みでした。

事件解決方法やトリックについては、トンデモトリックで実際には無理でしょという机上の空論なのが残念。ただ、終盤の2人による舞台の裏側の背景は良かったのでそこだけ印象に残り加点です。

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No.8:
(4pt)

直球

連続する密室トリックは、なるほどと膝を打ったものの、仰天には至らなかった。 魔術的トリックも然りである。 しかし、すべての超常現象を逐一合理的に帰結する本格ミステリ直球の心意気がニクいほどサマになっている。 怪奇趣味がとてつもなく理路整然としたロジックの現実へと引き戻され、夢から覚醒へとうながされる過程の気持ちよさは、 こういった推理小説でしか味わえないと思う。 登場人物(おもにふたり)の牽制まじりのやりとりが鳥肌ものの緊迫感を与えている。 とくに終章にきて、軽いどんでん返しが待っているのだからたまらない。
魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017018
No.7:
(3pt)

トリックはよくできていると思いますが・・・

雪の山荘で降霊会が催され、亡き人の亡霊が現れ・・・というお話。
昔、不可能犯罪でベストテンを集計したら2位にランクしたという伝説の本格ミステリ。というわけでワクワクしながら一気に読みましたが、いまいち肩すかしを喰ったような感想を抱いたのは否めませんでした。不可能犯罪のトリックはよくできていて感心させられますし、中盤のサスペンスもかなりいいですが、経年劣化した感があると思わざるを得ませんでした。
まぁ私のように本格に限らず、ミステリを読みすぎたミステリオタクの繰言なので無視してもかまいませんが、あまり人に奨めたくなるようなものではありませんでした。すいません。
魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017018
No.6:
(5pt)

古典的名作でしょう

推理小説のベスト何々では必ず出て来る名作ですね。作者が推理小説を2冊しか書いていなとのことで購入した次第です。私のこの好みにたがわない作品でした。
魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017018
No.5:
(2pt)

密室もの第2位?

1位があの「三つの棺」、2位が本書、3位がまた偉大な「黄色い部屋」。
このベスト10、問題ありじゃないでしょうか(苦笑)。
前半は、なかなかカーのようなオカルト趣味と不可能犯罪が興味深く読ませてくれますが、後半、物語の説得力がなくなってきて、読むのが苦痛になってきます。
肝心の密室のトリックも、驚くようなものでなく、なんじゃそれはでした。
魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017018
No.4:
(5pt)

本家カーをも凌ぐ不可能犯罪とオカルティズム

ミステリ作家・編集者として著名なE.D.ホックが投票で選んだ密室ミステリの人気投票で2位に入った事で一躍注目された作品。当時、日本では本が(多分)出版されておらず、私は散々探し回ったあげく、友人が所有していた雑誌(ミステリ・マガジンだったと思う)を借りて読んだ覚えがある。
湖近くの、雪の別荘で起こる事件なのだが、一読して、まず交霊術に始まる強烈なオカルティズムに驚いた。まさしく"カーをも凌ぐ"である。そして、不可解な密室事件。読んでいて痺れた。これだけ風呂敷を広げて大丈夫なのかとこちらが心配するくらいなのだが、これが合理的に解決されるのである。読んでいて"呆然"である。そして、解決にはある仕掛けも用意してあるというサービスぶり。
本になってから再読したが、こちらには周辺の見取り図が付いていて、内容が少し理解しやすくなっている。雑誌の時は、全て頭の中での空想で、周辺の様子が不明な分、不気味さが増幅していた。どちらが良いかは分からない。とにかく、読んでビックリすること請け合いの傑作ミステリである。
魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:魔の淵 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017018



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