魔の淵
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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"密室物の名作"だったり、当時ミステリマガジン連載のみで書籍がなく入手困難で"幻の傑作"と言われていた本書。読む機会が出来たので読んでみました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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連続する密室トリックは、なるほどと膝を打ったものの、仰天には至らなかった。 魔術的トリックも然りである。 しかし、すべての超常現象を逐一合理的に帰結する本格ミステリ直球の心意気がニクいほどサマになっている。 怪奇趣味がとてつもなく理路整然としたロジックの現実へと引き戻され、夢から覚醒へとうながされる過程の気持ちよさは、 こういった推理小説でしか味わえないと思う。 登場人物(おもにふたり)の牽制まじりのやりとりが鳥肌ものの緊迫感を与えている。 とくに終章にきて、軽いどんでん返しが待っているのだからたまらない。 | ||||
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雪の山荘で降霊会が催され、亡き人の亡霊が現れ・・・というお話。 昔、不可能犯罪でベストテンを集計したら2位にランクしたという伝説の本格ミステリ。というわけでワクワクしながら一気に読みましたが、いまいち肩すかしを喰ったような感想を抱いたのは否めませんでした。不可能犯罪のトリックはよくできていて感心させられますし、中盤のサスペンスもかなりいいですが、経年劣化した感があると思わざるを得ませんでした。 まぁ私のように本格に限らず、ミステリを読みすぎたミステリオタクの繰言なので無視してもかまいませんが、あまり人に奨めたくなるようなものではありませんでした。すいません。 | ||||
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推理小説のベスト何々では必ず出て来る名作ですね。作者が推理小説を2冊しか書いていなとのことで購入した次第です。私のこの好みにたがわない作品でした。 | ||||
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1位があの「三つの棺」、2位が本書、3位がまた偉大な「黄色い部屋」。 このベスト10、問題ありじゃないでしょうか(苦笑)。 前半は、なかなかカーのようなオカルト趣味と不可能犯罪が興味深く読ませてくれますが、後半、物語の説得力がなくなってきて、読むのが苦痛になってきます。 肝心の密室のトリックも、驚くようなものでなく、なんじゃそれはでした。 | ||||
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ミステリ作家・編集者として著名なE.D.ホックが投票で選んだ密室ミステリの人気投票で2位に入った事で一躍注目された作品。当時、日本では本が(多分)出版されておらず、私は散々探し回ったあげく、友人が所有していた雑誌(ミステリ・マガジンだったと思う)を借りて読んだ覚えがある。 湖近くの、雪の別荘で起こる事件なのだが、一読して、まず交霊術に始まる強烈なオカルティズムに驚いた。まさしく"カーをも凌ぐ"である。そして、不可解な密室事件。読んでいて痺れた。これだけ風呂敷を広げて大丈夫なのかとこちらが心配するくらいなのだが、これが合理的に解決されるのである。読んでいて"呆然"である。そして、解決にはある仕掛けも用意してあるというサービスぶり。 本になってから再読したが、こちらには周辺の見取り図が付いていて、内容が少し理解しやすくなっている。雑誌の時は、全て頭の中での空想で、周辺の様子が不明な分、不気味さが増幅していた。どちらが良いかは分からない。とにかく、読んでビックリすること請け合いの傑作ミステリである。 | ||||
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