レイチェルが死んでから

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種別
長編
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あらすじ

2018年11月06日 レイチェルが死んでから (ハヤカワ・ミステリ文庫)

アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞受賞作読み進めればすぐに気づく。この語り手が普通ではないことにーー。姉の家を訪れたノーラが最初に目にしたのは吊された番犬の死骸だった。そして血まみれで横たわる姉レイチェル。誰かが姉を殺したのだ。残酷な現実をまえに深い喪失感に苛まれたノーラは、犯人捜しに執着していく。彼女は十五年前にレイチェルが襲われたある事件との関連を疑い始め……。姉の死に囚われた妹の鬼気迫る思考と感情を、新人離れした文章力で表現してみせた傑作心理スリラー。エドガー賞最優秀新人賞受賞作。解説/大矢博子(「BOOK」データベースより)

評判

レイチェルが死んでからの評価:

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レイチェルが死んでからの総合評価:

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No.1
(3pt)

格調高い訳文が重苦しい英国の冬の雰囲気を伝えている

英国を舞台にしたミステリー。姉レイチェルを殺された妹が、姉を殺した犯人を捜すというストーリーです。犯人捜しに奔走する妹の語りと、亡くなった姉との思い出が、一人称で交互に語られます。

本書は、「who done it」のミステリーというよりも、姉を亡くした妹の悲嘆のほうに重きを置いています。本書解説でも「本書でフリン・ベリーが挑んだのは犯人捜しのミステリというより、犯罪被害者のトラウマを描くことなのである」と大屋博子氏が述べているとおりです。

主人公が、すぐに泣いたりキレたりするなど、大切な家族を失った人の心理がリアルに描かれていますが、ホテルの階段の椅子に足をぶつけて、椅子をたたき壊すなど、日本人からみるとかなり情緒不安定に感じられました。主人公が語る姉とのエピソードが、実際にあった事実なのか、それとも主人公の空想なのかわからなくてイライラし、途中で投げ出したくなりました。主人公は英国内をあちこち移動するのですが、私は英国の地名に疎いため、地図が付いていたよかったと思いました。訳はとても完成度が高く読みやすいです。

犯人が判明するくだりや犯人像に関してミステリとしての完成度は今ひとつなので★3つです。
レイチェルが死んでから (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: レイチェルが死んでから (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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