バッド・カントリー



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初公開日(参考)2016年08月
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長編小説

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バッド・カントリー

2016年08月24日 バッド・カントリー

【トニイ・ヒラーマン賞受賞】 アリゾナ州の荒れ地に老犬とともに住む男ロデオは、かつてロデオ競技のスターだったが、今は私立探偵をして食いつないでいる。ある日、休暇旅行から帰ると、彼の敷地の前に先住民の男の死体があった。これで殺された先住民は四人になるという。そんな折り、ロデオは友人から仕事を紹介され、ある少年が殺された事件の再調査を開始する。だが、前途には深い闇が待ち受けていた! 絶大な評価を獲得した大型新人の話題作。(「BOOK」データベースより)




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バッド・カントリーの総合評価:7.50/10点レビュー 2件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

ウェスタン・ハードボイルドの新星登場

ウェスタン・ミステリーの最優秀処女長編賞を受賞し、大型新人の登場との評判を呼んだという話題作。私立探偵ハードボイルドを軸に、ウェスタンとノワール風味が加わった、乾いたテイストのミステリーである。
ロデオ競技のスターだったロデオ(主人公)は、メキシコとの国境に近いアリゾナの僻地で私立探偵として生活していた。ある日、休暇から帰ってみると自分の敷地のそばにアメリカ先住民の死体が放置されていた。近くでは先住民が殺される事件が相次いでおり、この男が4人目の犠牲者で、どうやら先住民を狙う連続殺人鬼が出没しているようだった。そんなおり、友人のルイスから紹介されてインディオの少年が殺された事件の再調査を進めることになった。簡単に終わるはずの調査だったが、やがて先住民社会に隠された闇に足を取られて身動きできなくなってくる・・・。
主人公のロデオも先住民の血を引いており、主要登場人物もほとんどが先住民系で、ウェスタンといっても白人カウボーイ視点からのウェスタンではなく、インディオとメキシカンの世界をベースにした物語である。世界中から見捨てられた土地を舞台に、世の中の動きとは無縁のような人々が繰り広げる、一種殺伐とした人間ドラマが、砂漠の風のような乾いた文体でたんたんと綴られていく、徹底してドライな作品である。そんな中にちりばめられたハードボイルドなセリフと、ユニークで個性が際立つ登場人物たちが強い印象を残す。
誰にでもススメられる作品ではないが、ハードボイルドなノワールが好きな人にはオススメだ。

iisan
927253Y1
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No.1:
(4pt)

淡々と進行する埃っぽい物語だが、後半、エピソードが繋がって真相が明らかになり、見事。

砂と埃の中で、淡々と進んで行く乾いた物語。
ヘミングウェイの「老人と海」と、どことなく読み心地が似ていると感じました。
(と思っていたら、本文中で主人公が「老人と海」を手にする場面が出て来たので、あながち的外れではないのかも?)
そういうふうに進行する物語が苦手な人には、特に前半、合わないかもしれません。

後半は、様々なエピソードが予想よりも密接にからみあい、なるほど真相はこういうことだったのか、と興味深く読みました。
解説によれば、作者はアガサクリスティの影響も受けているのだそうで、それも頷けました。
ヘミングウェイと、クリスティと、西部劇っぽい砂と埃、この3つが好きな人に読んでみていただきたい物語です。
バッド・カントリーAmazon書評・レビュー:バッド・カントリーより
4151820515



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