インスブルック葬送曲
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ピアノを学んでいた妹イザベルが心不全で死に、その死に不可解なものを感じた姉のヴェラが妹の学んでいたインスブルックに居を移して調査を開始する。時を同じくしてインスブルックでは猟奇的連続殺人の幕が切って落とされていた…。 イザベルの死とその猟奇殺人がどうかかわるのか、読者は興味を持って読むことになる。最初は身元の分からない腕だけが発見されるのだが、やがて、イザベルやヴェラと関係の深い人々が犠牲になっていく。犯人は誰なのか?ヴェラを陥れようとしているのか? 冒頭から、犯人と思しき誰かの幼い時の記憶のシーンが挿入され、怪しい人物が次々に登場し、読者を惑わせる。が、物語の真ん中辺で示されたある手掛かりによって早々と犯人の予想がついてしまう。この作品は作者のミステリー第1作だというので、まだ伏線の張り方に不慣れな部分があるのだろうか。 個人的には、登場人物にもあまり感情移入できずに終わってしまったが、クラシック音楽についての知識が豊富な著者らしく、物語のあちこちに音楽の話がちりばめられているので、その方面の音楽好きには楽しめる作品だと思う。 | ||||
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それほど期待せずに読み始めたものの、中盤以降は興奮しっぱなしで展開を期待せずにはいられませんでした。当初予想していたものとは全く異なった展開に驚愕しました。多くの人がそう思うはずです。これがあれと表裏一体だなんて…。それだけでもこの作品は5つ星だと思います。また、人物描写が実に巧いです。表面的なものは勿論内面的なもの、ドメスティックなものの描写が巧妙で、共感したり感情移入したりできて良かったです。誰か一人というわけではなく多くの登場人物に対してです。そして、単なる物語ではなく、きちんと著者の哲学・メッセージがあってこれもかなり良かったです。名作ですね。是非とも読んでいただきたいです。外国書ですが、特有の読みにくさや、読み応えありすぎの疲労感はありませんので、名前の覚えにくさ以外は何ら問題ないと思います。お薦めです! | ||||
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