ウは宇宙船のウ
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短編集
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あらすじ
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評判
ウは宇宙船のウの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
ウは宇宙船のウの総合評価:
9.00/10点 レビュー 18件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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他の多くの本では、このセリフは、
“どんな対象でも、あまりにも愛しすぎてはいけない”という意味に翻訳されています。
ですが、この本の、大西尹明先生の訳では、
「この世の中では、なにを、いくら愛しても、愛しすぎることはない」となっています。
意味が大きく違う。
どっちが「正解」なんだろう?どうしても知りたくなったので、私は原文を確認しました。
(英語原文は、Kindle等で確認することができます。)
この原文を、私のつたない英語力で直訳すると、たぶん「あなたはできない、愛することは、どんなものでも、あまりにも過ぎるほどには、この世界では」となると思うのですが…この文章を、どう受け取ればいいものか?
原文そのものが、あいまいで余白が大きい、読む人の心を試すような文章に見えて、
「そうなると、これはもう、翻訳する人自身の『人生観』の問題になるんじゃないか?」と思えてきます。
大西先生の翻訳を、特にこの「霧笛」については「間違った翻訳」と否定する意見があることも知りました。一方、肯定も否定もしない立場を取る人もいるようです。では、私は、どう考えるのか。
私は、
「正解はない。でも、逆に、どんな答えも間違ってはいない」と思うことにしました。
大西先生の翻訳については、さらに「言葉が難しい」「言い回しが古めかしい」という評判もあります。それは否定できない、と私も思う。でも、それでも、私は大西先生の翻訳が好きです。それはたとえば、
「CGの恐竜の動きの素晴らしさにいくら圧倒されても、それでも、古い昔のストップモーションアニメの恐竜の、あのぎこちない動きが、どうしても好きなんだ」というのと似ていると思います。
きっと、こんなふうに思うのは私ひとりじゃないから、この本は時を越えて再版され続け、いま私が新版を手にしているんだと思います。