坂の途中の家

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種別
長編
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5
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あらすじ

2018年12月07日 坂の途中の家 (朝日文庫)

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。刑事裁判の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇にみずからを重ねていくのだった--。社会を震撼させた乳幼児の虐待死事件と〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス感情移入度100パーセント、『八日目の蝉』『紙の月』につづく、著者の新たな代表作が、いよいよ文庫化!(「BOOK」データベースより)

評判

坂の途中の家の評価:

6.67/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.67pt

坂の途中の家の総合評価:

7.41/10点 レビュー 140件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.137
(5pt)

夫婦、親子の関係性を見直したい人におすすめ

これ、すごい本だった…。
自分をえぐられる。深掘りしすぎて不安定になるくらい。
読む人間の経歴によって違ってくると思うのだけど、子供がいる人は本当に読むのがしんどいと思う。なんていうか、すごくいい本なんだけど、これに耐えられない人もいるかもしれないと思ってうかつに薦められない…。
自分はずっと封印してきた幼いころの自分から子育てしていたころまでを一気に見つめなおさざるを得なかった。本当に読んでて苦しくて、早く読み終わりたくてたまらなかった。そして最後が来るのも怖かった。
物語の中に誰もが自分を見出すと思う。
それだと指摘ができない悪意。「よかれと思って」とかいうのよりもっと質が悪い悪意。残酷さ。自分の中にあるし、自分もそれに怯えている。
そして自分が喜んだり苦しいと思ったりするのは、こうやって自分が見ている世界は、自分の心が作り出しているのだなというのもじわじわ感じられる。一瞬でひっくり返る心、疑い、愛、よろこび、怒り、悲しみ。
人間関係に悩む人、一回こういうのを読んでみるのもありだと思う。
素晴らしい本だ。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.136
(5pt)

夫婦、親子の関係性を見直したい人におすすめ

これ、すごい本だった…。
自分をえぐられる。深掘りしすぎて不安定になるくらい。
読む人間の経歴によって違ってくると思うのだけど、子供がいる人は本当に読むのがしんどいと思う。なんていうか、すごくいい本なんだけど、これに耐えられない人もいるかもしれないと思ってうかつに薦められない…。
自分はずっと封印してきた幼いころの自分から子育てしていたころまでを一気に見つめなおさざるを得なかった。本当に読んでて苦しくて、早く読み終わりたくてたまらなかった。そして最後が来るのも怖かった。
物語の中に誰もが自分を見出すと思う。
それだと指摘ができない悪意。「よかれと思って」とかいうのよりもっと質が悪い悪意。残酷さ。自分の中にあるし、自分もそれに怯えている。
そして自分が喜んだり苦しいと思ったりするのは、こうやって自分が見ている世界は、自分の心が作り出しているのだなというのもじわじわ感じられる。一瞬でひっくり返る心、疑い、愛、よろこび、怒り、悲しみ。
人間関係に悩む人、一回こういうのを読んでみるのもありだと思う。
素晴らしい本だ。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.135
(2pt)

疑心暗鬼

よく気がつく人は、何でもよく見てるってこと。夫も義母もそういうタイプ。見られて嫌なら一人で育てれば?無理だと思うよ。義母が作ってくれたお料理は重くてたまらないのに、ビールは重くないなんてね。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089
No.134
(2pt)

疑心暗鬼

よく気がつく人は、何でもよく見てるってこと。夫も義母もそういうタイプ。見られて嫌なら一人で育てれば?無理だと思うよ。義母が作ってくれたお料理は重くてたまらないのに、ビールは重くないなんてね。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.133
(5pt)

孤独な母親たち

三回以上読み返している。
その度に戦慄する。
2人の女性の孤独と彼女らを追いつめて来た透明な悪意とに。わたしには子どもがいない。
しかし、この母親たちに子どももいない自分がこんなにも感情移入するのは何故なんだろうと思いながら読んでいた。
そして今回ようやくわかった気がする。
わたしが築いて来た社会的連続性を優しく巧妙に断ち切り、怒鳴りもせず暴力も振るわずにゆっくりと確実に自尊心を奪うパートナーとの生活。
訪れる人は整ったインテリアを褒め、わたしも何一つ欠けているものなどないかのように振る舞う。しかしわたしの手の中には砂粒さえないのだ。
コミュニケーションを取ろうとすればするほど言語はすれ違い、弱った時を見透かすように崖の端で蹴られる。怪我をして自信をなくし、暴力を振るった主に養われ労られ、社会は日に日に遠くなる。
暴力の形も色もさまざまで、自分以外の人には見えない。
自分でもそれが暴力であることをこの主人公のように否定し続けて来た。
ただ、この小説は突きつけて来る。
「あなたは本当に今のようなあなただったの?」
「何に怯えているの?」
「どうしてそんなに無力感に打ちひしがれているの?」
と。

家庭という密室にて、自己愛性人格障害やモラルハラスメントに相対して苦しむ、あるいはカサンドラ症候群の女性たちには辛い小説かもしれない。

しかし「自分自身で思考すること」を取り戻すきっかけにはなるかもしれない。
坂の途中の家 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家 (朝日文庫)より
4022649089

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