象徴の設計

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長編
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あらすじ

2003年08月01日 象徴の設計 (文春文庫)

西南戦争が終結した後も、日本の動揺は続いていた。そんな時、今度はなんと近衛兵が反乱騒動を起した。竹橋事件である。事態を重く見た時の陸軍卿山県有朋は、軍のより一層の近代化を進めるため、軍人の軍人たる心構え、すなわち「軍人勅諭」を創るよう西周に命じた。明治初期、近代国家への変身を描く。(「BOOK」データベースより)

評判

象徴の設計の評価:

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象徴の設計の総合評価:

8.47/10点 レビュー 17件。

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No.17
(3pt)

もっと研究されるべき

出身は足軽身分以下と言われるが、上位者の暗殺や反乱による脱落などで、明治日本の陸軍トップとなり、政官界を支配した山縣有朋を主人公にした珍しい作品。
私は特にそこまでは思わないけれど、山縣は、明治期の汚職政治家の代表的な人物とされることが多く、当時も現代も大衆的人気がまるでなく、取り上げられることがほとんどない人物。
また、政治家としての評価もすこぶる低く、二流以下とされることも多い。
だが、その功罪は一旦は置くとして、700年続いた武士社会が終わり、明治になり、徴兵制を一から作り、明治後期には清国やロシアとの戦争に勝利するまでの日本軍を創設し、運営した彼の手腕は尋常ではない。

彼の作品とも言える日本陸軍が、昭和期に無謀な戦争を引き起こし、日本を破滅の淵まで追い込んだためか、山縣の人物を描くことすらタブーなのかと思う位誰も取り上げず、かの司馬遼太郎をして、日本の悲惨な敗戦の遠因と評される。

ただ、仮に司馬遼太郎の評価が正しいとして、その歴史の失敗からこそ、後世の日本人は学ぶべきだと思うし、外交や戦争を
勉強してこそ、それらに上手く対応出来ると思うので、山縣を始め、かつての軍関係の政治家、軍人は公正な視点でもっと取り上げられるべきだと思う。

小説の中身以外の部分が長くなりすぎたけれど、やはり松本清張は、日本軍や敗戦後の占領下の日本の闇を描いた作家さんだけあって、陸軍の産みの親、山縣を取り上げて作品を作ったのだろう。
読んでみると、山縣はやはり不思議な人物だ。同時期の明治時代の政治家と比べても取り分け暗いし、高尚な理想や使命感に燃えていたのでも無い。強欲で傲慢な訳でもないが、配下に有能な人物を揃え、政官界に君臨している。まあ、彼に認められると確実に出世出来るから、それが彼の力の源泉なのかと思うけれど、それにしては彼の礼賛者がいなさすぎる。

取りともなく、本のレビューとは程遠いことばかり書きましたが、山縣有朋などの人気がないけれど、力のあった人物がもっと取り上げられ、研究が進むのを楽しみにしています。
象徴の設計 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 象徴の設計 (文春文庫)より
4167106906
No.16
(3pt)

もっと研究されるべき

出身は足軽身分以下と言われるが、上位者の暗殺や反乱による脱落などで、明治日本の陸軍トップとなり、政官界を支配した山縣有朋を主人公にした珍しい作品。
私は特にそこまでは思わないけれど、山縣は、明治期の汚職政治家の代表的な人物とされることが多く、当時も現代も大衆的人気がまるでなく、取り上げられることがほとんどない人物。
また、政治家としての評価もすこぶる低く、二流以下とされることも多い。
だが、その功罪は一旦は置くとして、700年続いた武士社会が終わり、明治になり、徴兵制を一から作り、明治後期には清国やロシアとの戦争に勝利するまでの日本軍を創設し、運営した彼の手腕は尋常ではない。

彼の作品とも言える日本陸軍が、昭和期に無謀な戦争を引き起こし、日本を破滅の淵まで追い込んだためか、山縣の人物を描くことすらタブーなのかと思う位誰も取り上げず、かの司馬遼太郎をして、日本の悲惨な敗戦の遠因と評される。

ただ、仮に司馬遼太郎の評価が正しいとして、その歴史の失敗からこそ、後世の日本人は学ぶべきだと思うし、外交や戦争を
勉強してこそ、それらに上手く対応出来ると思うので、山縣を始め、かつての軍関係の政治家、軍人は公正な視点でもっと取り上げられるべきだと思う。

小説の中身以外の部分が長くなりすぎたけれど、やはり松本清張は、日本軍や敗戦後の占領下の日本の闇を描いた作家さんだけあって、陸軍の産みの親、山縣を取り上げて作品を作ったのだろう。
読んでみると、山縣はやはり不思議な人物だ。同時期の明治時代の政治家と比べても取り分け暗いし、高尚な理想や使命感に燃えていたのでも無い。強欲で傲慢な訳でもないが、配下に有能な人物を揃え、政官界に君臨している。まあ、彼に認められると確実に出世出来るから、それが彼の力の源泉なのかと思うけれど、それにしては彼の礼賛者がいなさすぎる。

取りともなく、本のレビューとは程遠いことばかり書きましたが、山縣有朋などの人気がないけれど、力のあった人物がもっと取り上げられ、研究が進むのを楽しみにしています。
象徴の設計 (文春文庫 106-61) Amazon書評・レビュー: 象徴の設計 (文春文庫 106-61)より
4167106612
No.15
(3pt)

もっと研究されるべき

出身は足軽身分以下と言われるが、上位者の暗殺や反乱による脱落などで、明治日本の陸軍トップとなり、政官界を支配した山縣有朋を主人公にした珍しい作品。
私は特にそこまでは思わないけれど、山縣は、明治期の汚職政治家の代表的な人物とされることが多く、当時も現代も大衆的人気がまるでなく、取り上げられることがほとんどない人物。
また、政治家としての評価もすこぶる低く、二流以下とされることも多い。
だが、その功罪は一旦は置くとして、700年続いた武士社会が終わり、明治になり、徴兵制を一から作り、明治後期には清国やロシアとの戦争に勝利するまでの日本軍を創設し、運営した彼の手腕は尋常ではない。

彼の作品とも言える日本陸軍が、昭和期に無謀な戦争を引き起こし、日本を破滅の淵まで追い込んだためか、山縣の人物を描くことすらタブーなのかと思う位誰も取り上げず、かの司馬遼太郎をして、日本の悲惨な敗戦の遠因と評される。

ただ、仮に司馬遼太郎の評価が正しいとして、その歴史の失敗からこそ、後世の日本人は学ぶべきだと思うし、外交や戦争を
勉強してこそ、それらに上手く対応出来ると思うので、山縣を始め、かつての軍関係の政治家、軍人は公正な視点でもっと取り上げられるべきだと思う。

小説の中身以外の部分が長くなりすぎたけれど、やはり松本清張は、日本軍や敗戦後の占領下の日本の闇を描いた作家さんだけあって、陸軍の産みの親、山縣を取り上げて作品を作ったのだろう。
読んでみると、山縣はやはり不思議な人物だ。同時期の明治時代の政治家と比べても取り分け暗いし、高尚な理想や使命感に燃えていたのでも無い。強欲で傲慢な訳でもないが、配下に有能な人物を揃え、政官界に君臨している。まあ、彼に認められると確実に出世出来るから、それが彼の力の源泉なのかと思うけれど、それにしては彼の礼賛者がいなさすぎる。

取りともなく、本のレビューとは程遠いことばかり書きましたが、山縣有朋などの人気がないけれど、力のあった人物がもっと取り上げられ、研究が進むのを楽しみにしています。
象徴の設計 (1976年) Amazon書評・レビュー: 象徴の設計 (1976年)より
B000J97Q0O
No.14
(1pt)

生きている日本文学史上最低最悪の悪書「北の詩人」

作品が出た時点では、北朝鮮で粛清された文学者の作品をタブー視しない朝鮮文学か現代韓国の研究者か、粛清される前に日本語訳された詩を読んだか、北朝鮮について批判的で南労党裁判について関心を持ったような、いずれも極めて例外的な日本人は別として、まず当時の日本人が名前すら知らないであろう林和を北朝鮮の「主張」に沿って「日帝に屈服した転向者にしてアメリカ帝国主義のスパイ」と描いた日本文学史上最低最悪な悪書だ。おそらく南労党裁判について疑問を持っている在日朝鮮人が対象なのだろう。伊藤律と違って、刊行当時、既に林和は銃殺されているし、韓国に遺族や故人をよく知る人がいたところで南労党関係者が身近にいたら肩身が狭い時代なので、まず反論される事はない。版元は北朝鮮についてあれこれ出しているが、何故この本はそのままで出ているのか?こういう故人を冒涜して、独裁体制を礼賛するような本は今でも読めるのは貴重なので残しておくべきだから、林和の生涯や彼の作品、生きた時代、そして南労党裁判について実像が分かるような文章を一緒に掲載すべきだ。北朝鮮が描いた筋書き通りに「北の詩人」の中で偽りの姿を生かされている林和が哀れでならない。
松本清張全集〈17〉北の詩人・象徴の設計 (1974年) Amazon書評・レビュー: 松本清張全集〈17〉北の詩人・象徴の設計 (1974年)より
B000J97TRE
No.13
(4pt)

戦前の政治システムの設計

戦前の日本の基本的な政治システムの理解につながった。
山形有朋の政治思想により陸軍共同体、統帥権の独立、大東亜戦争への展開等の理解が深まった。
象徴の設計 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 象徴の設計 (文春文庫)より
4167106906

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