その女アレックス

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種別
長編
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あらすじ

2014年09月02日 その女アレックス (文春文庫)

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

その女アレックスの評価:

6.95/10点 レビュー 20件。 B ランク

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平均点6.95pt

その女アレックスの総合評価:

7.29/10点 レビュー 495件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全6件 1〜6 1/1ページ
No.6
(9pt)

その女アレックスの感想

予想を覆される究極のサスペンス。前半は背筋が寒くなるほど残虐な描写が続き(カミーユのキャラがそれを和らげてくれるが)、後半の取調べシーンはもう目を離すことができないほど物語に没頭してしまった。数々の賞を獲っただけのことはある。このシリーズはコンプリートしてみたくなること必至。

本好き!
ZQI5NTBU
No.5
(9pt)

圧巻のラストを体験してほしい

訳者あとがきに「自分が何かこれまでとは違う読書体験をした」「近年で最も独創的な犯罪小説」といった表記がありますが、全く同感でラストの衝撃という意味ではここ10年で1番です。
また訳者は「この体験の機会を(まだ未読の)ほかの読者から奪ってはならない」とも書いており(そこも同感)、内容についてはあまり書けませんが、R18であることは間違いないと思います。
残虐な描写はあるものの、ミステリー好きの方には強くお勧めします。

david620
DPLVX7H4
No.4
(9pt)

その女アレックスの感想

構成は3部からなる。

はっきり言って、1部2部もそれなりには面白みもあるが、取り立てて どうこういうレベルではなく、所詮最近の海外モノはこの程度かと高をくくる。

違いとしては、農耕民族の日本人作家と肉食の西洋人とでは、根本的な残虐性が違うのかと、取り立ててエゲつない表現があるわけではないのだが、そんなことを考えながら読んでいた程度。

が、第3部に入ると その様相が大きく変わる。

これを 巷に溢れた『ドンデン』と同レベル呼んでよいものなのか。
単に 話の道筋をひっくり返して驚かせるだけの、そこらの小説とはレベルが違うとしか言いようがない。

内容は、あとがきにもあるように あまりの衝撃で余計なことを書いてはいけないので控える。

が、少なくともミステリーが嫌いでなければ読むべき作品。 了

とも
4ND5R58B
No.3
(9pt)

映画になりそう

容赦のない表現が素晴らしいです。登場人物のキャラクター設定も絶妙でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.2
(9pt)

驚愕の快作スリラ-

この手のミステリ-が国内でも評判が高いのは意外な気がする。結果的に残虐で悲惨なところがあり、ただやはりこれだけの振り切れたスト-リ-展開は他になくそこが衝撃的で驚愕をもたらし、どうしても人に薦めたくなる。こういうミステリ-が評価されるのは、なかなかのもんだと思う。

題名にある通り、女アレックスの物語であり、三部構成で誘拐・監禁から始まるのだが、これが部ごとに全く違うスト-リ-展開とアレックスの見え方が変わり、特に2部の終わりは物語を一刀両断する締め方に驚く。
最後に事件の真相とアレックスが分かるのだが、はたして読み手はアレックスに何を思うのか、これだけ主人公に対する印象や感情が引っ繰り返させるのは感動すらする。

心が引き裂かれそうな話ではあるが、事件を追う背が小学生なみの刑事のカミ-ユ(なんか、この名前も日本人には馴染みがある?)のちょっとした正義が救いになっている。
アレックスの為に泣くのか。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.1
(9pt)

文句なしの傑作

フランスの人気作家・ピエール・ルメートルが2011年に発表し、フランスのミステリー関係の賞はもちろん英国でもインターナショナル・ダガー賞を受賞した、傑作ミステリー。「カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ」としては2番目の作品だが、日本では、本作が最初の翻訳(シリーズ外では、ほかに翻訳作があり)である。シリーズとはいえ、各作品の独立性が高いので、この作品から読み始めても何の問題もないとのことである。
物語は、アレックスという三十代独身の美女が誘拐されるところからスタート。狂気をはらんだ誘拐犯によって過酷な監禁状態(読むのが辛いほどの過激な描写あり)におかれたアレックスの救出にあたるのが、カミーユを中心としたパリ警視庁犯罪捜査部のメンバーで、乏しい情報をもとに必死に捜査を進めていく。
と、前半は誘拐救出劇なのだが、途中から様相が一変する。あまりにも謎が多い被害者アレックスに疑問を持った捜査陣がその正体を探り始めると、隠されていたサイコシリアルキラー事件が浮上。さらに、最後には正義と事実解明とのせめぎ合いという心理劇に行き着いていく。
とにかく、先が読めないというか、先入観を持って読むことを許さない(詳しく説明することがはばかられる)というか、二転三転するストーリーを追い掛けるだけでわくわくする。しかも、登場人物やエピソードの描写が丁寧で味わい深いのも、また魅力的。
週刊文春のミステリーNo.1に選ばれたのも納得。「ホラーの要素があるだけで、絶対ダメ」という読者以外には、絶対のオススメだ。

iisan
927253Y1

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