(短編集)

踊る手なが猿

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

1993年10月31日 踊る手なが猿 (光文社文庫)

新宿西口地下街にあるケーキ屋のガラスケースの上にすわる猿の人形。向かいの喫茶店で働く純子は、この猿に結ばれている赤いリボンが、時によって位置を移動するのが気掛かりだった。(「踊る手なが猿」)。都立高の敷地から江戸時代の墓地が?その中の樽形の棺に男女二体の人骨と、密封された小壷が入っていた。(「暗闇団子」)。サスペンス&トリック傑作集。(「BOOK」データベースより)

評判

踊る手なが猿の評価:

10.00/10点 レビュー 1件。 A ランク

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平均点10.00pt

踊る手なが猿の総合評価:

8.44/10点 レビュー 9件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.8
(3pt)

一発着想

新宿地下街図があるものに見えるという作者得意のユニーク着想もの。
「暗闇団子」は、江戸恋愛心中ものとしての哀切さが沁みる。ただ、作者の悪癖である無駄な描写が長く続くところは「写楽」と同様。短編だからまだしも、辛抱が持たない人もいるのでは。
踊る手なが猿 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 踊る手なが猿 (光文社文庫)より
4334717950
No.7
(3pt)

一発着想

新宿地下街図があるものに見えるという作者得意のユニーク着想もの。
「暗闇団子」は、江戸恋愛心中ものとしての哀切さが沁みる。ただ、作者の悪癖である無駄な描写が長く続くところは「写楽」と同様。短編だからまだしも、辛抱が持たない人もいるのでは。
踊る手なが猿 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 踊る手なが猿 (カッパ・ノベルス)より
4334028845
No.6
(5pt)

飛び抜けて傑作である『暗闇団子』をタイトル名にした方が良いのではないのだろうか

『踊る手なが猿』は短編集で、『踊る手なが猿』『Y字路』『赤と白の殺意』『暗闇団子』の4編から成っています。

最初に感じたのは、この『踊る手なが猿』というタイトル名が悪すぎることです。このタイトルでは、この中に素晴らしい作品があっても読み逃してしまう人がいても仕方がない気がします。この4編どれもが島田荘司らしさに溢れていて素晴らしいのにタイトルで手に取らない。そういうヒトを生んでしまいそうです。

むしろこの中でも飛び抜けて傑作である『暗闇団子』をタイトル名にした方が良いのではないのだろうか。そう感じているヒトは、きっとぼくだけではない気がします。

この『暗闇団子』こそ、島田荘司の江戸研究からの最初の作品であって、最終的には、あの『写楽 閉じた国の幻』に繋がる作品であると確信しました。『写楽 閉じた国の幻』の素晴らしさは、『わずか10ヶ月間の間、突如として登場し、突如として消える写楽とは何者か』という歴史的謎をミステリーの大家島田荘司自身が、解き明かしていく、という点にあると思っています。この『暗闇団子』も発掘された江戸時代の白骨と見事な櫛。そして『暗闇団子』という言葉などから、ストーリーを作っていきます。

正に島田荘司の基本である、

・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう

が、ほぼ完全なカタチで構築されています。

そして、文体が本当に素晴らしいです。目に浮かんで来るのは、今大河ドラマで放映中の『べらぼう』で素晴らしい演技を見せてくれている小芝風花演ずる瀬川の花魁姿です。この作品の主人公辰巳と彼女の姿が重なってしまい、最後の悲しい結末まで見事という言葉しか浮かんできません。

不覚にも最後は涙が出てきてしまいました。この作品を読み逃さなくて良かった。そう思っています。
踊る手なが猿 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 踊る手なが猿 (光文社文庫)より
4334717950
No.5
(5pt)

飛び抜けて傑作である『暗闇団子』をタイトル名にした方が良いのではないのだろうか

『踊る手なが猿』は短編集で、『踊る手なが猿』『Y字路』『赤と白の殺意』『暗闇団子』の4編から成っています。

最初に感じたのは、この『踊る手なが猿』というタイトル名が悪すぎることです。このタイトルでは、この中に素晴らしい作品があっても読み逃してしまう人がいても仕方がない気がします。この4編どれもが島田荘司らしさに溢れていて素晴らしいのにタイトルで手に取らない。そういうヒトを生んでしまいそうです。

むしろこの中でも飛び抜けて傑作である『暗闇団子』をタイトル名にした方が良いのではないのだろうか。そう感じているヒトは、きっとぼくだけではない気がします。

この『暗闇団子』こそ、島田荘司の江戸研究からの最初の作品であって、最終的には、あの『写楽 閉じた国の幻』に繋がる作品であると確信しました。『写楽 閉じた国の幻』の素晴らしさは、『わずか10ヶ月間の間、突如として登場し、突如として消える写楽とは何者か』という歴史的謎をミステリーの大家島田荘司自身が、解き明かしていく、という点にあると思っています。この『暗闇団子』も発掘された江戸時代の白骨と見事な櫛。そして『暗闇団子』という言葉などから、ストーリーを作っていきます。

正に島田荘司の基本である、

・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう

が、ほぼ完全なカタチで構築されています。

そして、文体が本当に素晴らしいです。目に浮かんで来るのは、今大河ドラマで放映中の『べらぼう』で素晴らしい演技を見せてくれている小芝風花演ずる瀬川の花魁姿です。この作品の主人公辰巳と彼女の姿が重なってしまい、最後の悲しい結末まで見事という言葉しか浮かんできません。

不覚にも最後は涙が出てきてしまいました。この作品を読み逃さなくて良かった。そう思っています。
踊る手なが猿 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 踊る手なが猿 (カッパ・ノベルス)より
4334028845
No.4
(4pt)

1993年発行、着想が面白かった。

1993年発行、当時は携帯電話が無かった為、待ち合わせの方法も工夫が必要であった。最近の2転3転するストーリー展開になれている為、ついつい1転後の2転目に警戒してしまうが、そんな必要がなく素直に読むべき本。着想が面白かった。なお「暗闇団子」は設定時代が古すぎて断念した。
踊る手なが猿 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 踊る手なが猿 (光文社文庫)より
4334717950

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