骨と翅
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
骨と翅の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
骨と翅の総合評価:
9.33/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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作品終了後、”本シリーズを書くにいたった経緯と作品の背景について”という著者ノートが添えられていますが、そこには、アメリカ、テネシー州に実在するアメリカ法科学アカデミー(通称、死体農場)を取材した当時のこと、1作目から今回に至るまでの創作の苦労が書かれています。さらにそのあとに、”法生態学者パトリシア・ウィルトシャーを取材して”という雑誌に投稿した記事が転載されているのですが、これがまた興味深いです。この女性の元々の専門分野は花粉学。そしてその花粉からは実に様々なことがわかるといいます。殺人事件の被害者の鼻腔から採取できる花粉、土の粒子などで、たとえばこの犯罪現場は「これは人家の裏庭で、そこにはこれとあれが植わっているということがわかる。これは荒野地帯、これは樫の森とか。水生植物があるなら近くに池がある」など、景色そのものを思い浮かべることができるのだそうです。実際、このテクニックで、彼女は英国で起こったいくつもの殺人事件を解決に導いているそうです。この作品には、これら最新の科学的捜査技術が使われています。
主人公デイヴィッドは事故で妻娘を失くし、その痛手からやっと立ち直れそうになったところに初回作でまた痛い目にあい、2作目では凄惨な事件に遭遇すると同時に自分も被害者になってしまいます。そしてこの3作目・・・普通、人生でこれだけひどい目に何度もあう人はめずらしいと思いますが、それでもなんとかやり過ごして生き延びるデイヴィッド、どちらかといえば控えめで地味めのどこにでもいそうな男性なのですが、スーパーヒーローではないだけに余計に共感したり、一緒になってハラハラしたりしてしまいます。すでに2014年にシリーズの続きが発表されているそうですので、そろそろ新作の翻訳が待たれます。神経の弱い人やスプラッタがだめな人には向かない作品かもしれませんが(笑)、サスペンスとして、人間ドラマとして、おすすめの作品です。