終わりの感覚
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初版刊行(参考)
種別
長編
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1,896回
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2回
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あらすじ
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評判
終わりの感覚の評価:
4.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
終わりの感覚の総合評価:
8.00/10点 レビュー 31件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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穏やかな引退生活を送る男のもとに、見知らぬ弁護士から手紙が届く。日記と500ポンドをあなたに遺した女性がいると。記憶をたどるうち、その人が学生時代の恋人ベロニカの母親だったことを思い出す。託されたのは、高校時代の親友でケンブリッジ在学中に自殺したエイドリアンの日記。別れたあとベロニカは、彼の恋人となっていた。だが、なぜ、その日記が母親のところに?ウイットあふれる優美な文章、衝撃的エンディング。記憶と時間をめぐるサスペンスフルな中篇小説。2011年ブッカー賞受賞作。(表紙カバー見返し文より引用しました)
<感想>
忘れていた学生時代の記憶が、一通の手紙から蘇っていく。妻と離婚しながらも、ときどき食事を共にし、孫の成長を喜ぶ老人が、学生時代に自ら命を絶った友人の秘密に巻き込まれていく。最後は、まさかの結末だが…。
老人が、忘れていた若き日の記憶をたどるという点では、ジョン・バンヴィル「海に帰る日」に似てはいるが、「終わりの感覚」では、自ら積極的に追憶するのではなく、弁護士も絡む手紙が、否応なしに過去の記憶をたどることを強要する。
丁寧ではあるが、主人公の回想、思考の文章表現はリアルだった。また、生々しかった。
綺麗ではあるが、妙に高貴なわけではなく、大衆的な表現も混じる。結構、読み始めるとのめりこみ、184ページの中篇小説だが、一気に読んでしまった。また、読み終えてから、再度、要所を読み返し、「そういう事だったのか!」と納得した。読んだ後に、作者の巧妙な仕掛けに気づいた。すべてが氷解するような気分になる小説だった。真面目な小説が、実はサスペンスで、しかもどんでん返しする、すごい小説でした。(65歳男性)