天国か地獄か
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
天国か地獄かの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
天国か地獄かの総合評価:
9.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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史上最低の名探偵ドーヴァー警部の活躍するシリーズ4作目の「切断」は、ユーモアの中でも、「ブラック」度の高さはお墨付き。
さらに、その真相の奇想天外さは群を抜いています。
そんなドーヴァー・シリーズの「ブラックユーモア」のセンスを「スパイ小説」に持ち込んだのが、本作品。
臆病で怠惰なスパイ、エディ・ブラウンが主人公で、シリーズ3作目になります。
1969年の作品とあって、まだ「ソ連」が存在していた時代。
エディは、そのソ連にある、集団農場に送り込まれる。
そこは、共産党の眼を逃れて、様々な宗教会派が活動している組織だった。
ある日、農場内のリュドミラというトラブルメーカーの女性が、知人の男性を殺害した容疑で逮捕された。
彼女は、自分に死刑判決が下ったなら、農場の秘密をばらすと脅迫してきた。
エディの任務は、リュドミラを救出することだったが、果たして成功するのか…。
本作品の面白さは、その救出作戦の「奇想天外」なところにあります。
「切断」を読んで、高評価する方であれば、このブラックユーモアを必ずや楽しめることでしょう。
ドーヴァー警部シリーズに比べて影が薄い印象のシリーズですが、本作品は他に類例のない異色のスパイ小説として、もっと読まれてもおかしくはない作品だと感じました。
もちろん、ラストには、捻りの効いたオチがありますが、あくまでも「ブラックユーモア」だと割り切って臨まれることを、オススメします。