逆襲
- ドーヴァー警部シリーズ (10)
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本書はイギリスの女性推理作家ジョイス・ポーターが、1970年に発表した史上最低の品性を持った探偵ドーヴァー主任警部を主役とした、ユーモアミステリシリーズの第6作。原題はDOVER STRIKES AGAIN。(日本語訳表題「逆襲」は、内容と噛み合っていない印象があります。) イギリス北部の丘の上にある小さな村サリー・マーチンは真夜中に地震に見舞われます。家屋が倒壊し、道路が寸断される中、住民達は救出活動に乗り出しますが、その中で絞殺された建築屋チャントリーの死体を発見。現場の混乱状態から難事件になることを予想した地元警察はロンドン警視庁に応援を要請、かくしてドーヴァー主任警部とマグレガー刑事の出動となります。 道路が切断され電気も消えているといった闇の中、避難住民の生活、といった非常時の雰囲気が濃厚な作品。ドーヴァーと敵対する尊大な女性高齢者をはじめとする相変わらずキャラのたった人物の登場、事件の目星が全くつかない中で発生する第二の事件、早々と白旗を上げロンドンに帰ろうとするドーヴァー警部、真正面からドーヴァー警部を叱咤激励するマグレガー刑事・・・と相変わらずながら、新鮮味もある興味つきない展開。本作ではドーヴァー警部の怠惰さが際立っていますが、事件はなんと二日間の捜査で解決されてしまいます。前作で見られなかったドーヴァー警部流の名推理が味わえるのが嬉しいです。 この作品、完全に閉ざされた環境での捜査なので、地図があればもっと臨場感が味わえたのでは?と考えると、ちょっと残念。結末は結構陰惨なのでご注意を・・・(汗)。 | ||||
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私が読んだ時の題名は「逆襲」。史上最低最悪の警部ドーヴァー・シリーズの6作目。毒のあるユーモアが本シリーズの魅力だが、何と本作ではドーヴァーが鮮やかな名推理を見せる異色作。 相変わらず田舎の事件に回されるドーヴァーとハンサムな部下マクレガー(いつも異動届けを出している)。こんども地震が起こった村で発見された被害者の犯人捜し。ところがドーヴァーの泊まったホテルはヘンテコな老人ばかりで、嫌気を指したドーヴァーは捜査をマクレガーに任せてしまう。ところが結末近くでいきなりの閃きを感じたドーヴァーは...。 ユーモア風味を残しながらも本格物の醍醐味を楽しませてくれるシリーズの傑作。 | ||||
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